共働き正社員の子育て両立ガイド|使える制度から時短・家事の工夫まで

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この記事でわかること
共働き正社員が、子育てと仕事を無理なく両立するための情報をまとめました。
利用できる制度:産休・育休、2025年開始の給付金、ファミサポなど
・働き方の選択:フルタイムと時短の比較、「小1の壁」対策
・家庭での工夫:朝のワンオペ術、家事分担、メンタルケア
「制度」と「家庭での実践術」の両面から、キャリアを諦めずに続けるためのヒントを解説します。

もくじ

「共働き × 子育て」の両立に役立つ制度・補助

国や自治体では、女性の活躍や共働き家庭を支援する制度・補助を設けています。

子育てしながら共働きしている家庭が利用できる制度・補助の代表例を紹介します。

参考:育児休業等給付について|厚生労働省

産前産後休業(出産手当金)とは?

産前産後休業(出産手当金)とは、出産前後に働く人が仕事を休む期間と、その間に受け取れるお金の制度です。

制度・手当内容
産前休業出産予定日の6週間前から取得可能
出産に向けて体を休める
産後休業出産翌日から8週間取得可能
母体回復と育児
出産手当金産前産後休業中に月給約2/3が健康保険から支給
休業中の収入の補填

出産で働けない間も、生活の心配を少なくして安心して休める制度です。

「健康保険に加入している」など一定の条件を満たせば、正社員でもそれ以外でも申請できます。

参考:出産手当金について|協会けんぽ

育児休業(育児休業給付金)とは?

育児休業とは、子供が1歳(条件によっては最長2歳)になるまで、仕事を休み子育てに専念できる制度です。育児休業給付金は、その間に一定の収入を保障してもらえる仕組みです。

制度・手当内容
育児休業子供が1歳になるまで(最長2歳まで)取得可能
退職せず育児に専念できる
育児休業給付金育児休業中の前半6ヶ月は賃金の約67%、その後は約50%支給
休業中の収入を補填

育児に専念しながら、生活費の心配をある程度減らして安心して休めます。

「雇用保険に加入している」など一定の条件を満たせば、正社員でもそれ以外でも申請できます。

その他にも産後パパ育休を取得した人は条件により「出生時育児休業給付金」や「出生後休業支援給付金」などが支給されます。育児休業制度の詳細は、以下で解説しています。

参考:育児休業等給付について|厚生労働省

育児短時間勤務(時短勤務)とは?

育児短時間勤務(時短勤務)とは、勤務時間を短くして働ける制度です。

・対象:原則として、3歳未満の子供がいる社員
・内容:1日の所定労働時間を短くしたり、勤務開始・終了時間を調整したりできる
・給料:勤務時間に応じて支給される

育児と仕事を両立させるために、働く時間を柔軟に調整したいときに役立ちます。

その分給与は減りますが、子供が小さいうちは働くペースを落としたいときに便利です。

また、2025年4月には「育児時短就業休業金」の制度もスタートしました。2歳未満の子をもつ時短勤務中の方は、条件を満たすと給付金が支給されます。

時短勤務可能な時期は、小学校に上がるまで、卒業まで、無期限など会社の制度によって異なる場合があります。

以下で詳しく解説していますので、参考にしてください。

参考:短時間勤務等の措置|育児休業制度|厚生労働省

看護休暇・介護休暇とは?

看護休暇・特別休暇は、家庭や個人の事情で仕事を休むための制度です。

制度・手当内容
看護休暇・休暇:年間5日/子1人、10日/子2人以上
・対象:小学3年生修了までの子
・用途:ケガや病気の看護、予防接種、健康診断、学級閉鎖、入卒園式・入学式
介護休暇・休暇:年間5日/1人、10日/2人以上
・対象:2親等まで
・用途:ケガや病気の看護、介護のための手続き等
特別休暇冠婚葬祭、災害、慶弔などで取得取得日数・給料は会社規定による

どちらも家庭の事情に合わせて仕事を休める制度で、共働き家庭の負担軽減に活用できます。

参考:子の看護等休暇|厚生労働省介護休暇について|介護休暇制度|厚生労働省

ファミリー・サポート・センター(ファミサポ)とは?

ファミリー・サポート・センター(ファミサポ)とは、子育て家庭が地域で助け合いながら子供の世話をサポートしてもらえる仕組みです。

地域の協力を得ながら子育てと仕事を両立するための便利なサポート制度です。

・対象:乳幼児から小学校就学前の子供を持つ家庭
・内容:用途を問わず利用できる預かりサービス(預かり・送迎・遊び相手など)
・費用:利用時間に応じた料金(自治体が一部助成する場合あり)

料金は地域により、1時間700円~1,000円程度。保育園や学童の送迎、病院や習い事への付き添いなど、使えるシーンが多いのがポイントです。

参考:ファミリー・サポート・センター|こども家庭庁

「共働き × 子育て」を両立させる働き方

働き方を工夫すれば、共働きと子育ての両立も可能です。

「仕事をしていると子育てが後回しになってしまいそうで心配…」という方こそ、目を通してみましょう。

フルタイム勤務か、時短勤務か?

フルタイム勤務と時短勤務、どちらを選ぶかは家庭のライフスタイルや仕事に求めることによって異なります。

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フルタイム時短
収入
・安定

・勤務時間により異なる
待遇・キャリア
・社会保険、年金、昇給、昇進

・異動の可能性
・昇給昇進に影響する可能性
育児との両立
・送迎時間に間に合わない
・家で過ごす時間が短い

・労働時間が短く時間に余裕ができる
・退勤後の通院、習い事送迎などもしやすい
選ぶ目安✅️家族やシッターなどの協力がある
✅️収入やキャリアが優先
✅️小さい子供がいる
✅️家庭との両立が優先

時短勤務にする場合、働く時間数に応じて給与が変動します。以下の記事で、時短勤務にした場合の給与を手軽に計算できるツールを掲載しているのでご活用ください。

時短勤務にすると昇進できないの?

育児・介護休業法により、時短勤務の取得を理由に不利益な扱いをすることは禁止されています。

つまり、「時短勤務だから昇進できない」ということはありません。

とはいえ、出張や転勤を含め「フルタイム勤務でないとできない仕事がある」など事情がある会社の場合、時短勤務では昇進しづらいケースがあります。

時短勤務・リモートワーク・フレックスタイム制度を使っていても、与えられた目標をクリアできていれば正しく評価してもらえるかもしれません。時短勤務で昇進しているロールモデルが社内にいれば、将来のキャリアプランも描きやすくなります。

参考:育児・介護休業法について|厚生労働省

フルタイム勤務を続けにくくなるタイミングはある?

フルタイム勤務を続けにくくなる主なタイミングとして、「小1の壁」と「小4の壁」が挙げられます。

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タイミングフルタイムの課題対策
小1の壁
小学校入学
・学童保育での預かり時間が短い
・時短勤務の期限
・登校渋りなど子のメンタルケア
・民間学童
・シッター、ファミサポなど地域支援
・時短勤務やフレックス勤務
小4の壁
小4になる
・学童保育が使えなくなる
・習い事や宿題のサポート
・中学受験の準備
・民間学童や習い事送迎サービス
・時短勤務やフレックス勤務

いずれも、「フルタイム勤務を続けるのは無理…」「仕事との両立は限界かも…」と感じやすいタイミングです。

しかし、時短勤務可能な期間が長い会社への転職など働き方を見直したり、夫婦で役割分担をするなど家庭内で工夫したりしながら、上手に乗り切っている共働き家庭もあります。

以下の記事でそれぞれ年代に起こる困りごとや対策を解説しています。

罪悪感を感じずに、キャリアも諦めない方法は?

家族や会社に罪悪感を感じることなく、キャリアも諦めたくないときは、「フレキシブルな働き方」に目を向けてみましょう。

働き方改革が少しずつ進んでいる昨今、以下の制度を導入している企業も増えてきました。

働き方特徴
時短勤務所定労働時間の短縮勤務開始・終了時間を調整が可能
フレックスタイム制コアタイム以外の勤務時間を設定可能
リモートワーク自宅などオフィス以外での勤務
裁量労働制出退勤時間に制限のない勤務
時差出勤出退勤時間を規定からずらす

いずれも、共働き家庭にとっては頼もしい制度です。

業種や職種によって導入率は異なるので、仕事探しの際に比較してみましょう。

「共働き × 子育て」で必要な家庭内での工夫

家庭内での工夫で、仕事と子育てを両立させる方法もあります。フルタイム正社員を続けている家庭も多いので、参考にしてみましょう。

朝のワンオペをスムーズに乗り切る方法は?

朝のワンオペは、忙しい共働き家庭にとってまさに時間との戦いです。

「前日の夜に準備する」と「朝の動線をシンプルにする」で解決できるので、以下を参考にしてください。

1. 前日の夜に準備する

  • 子供の服や自分の服をセットしておく
  • 朝食の下ごしらえを済ませておく
  • 保育園・学校の持ち物を玄関にまとめておく

2. 朝の動線をシンプルにする

  • 「着替え→朝食→歯磨き→荷物チェック→出発」など動線とルーティンを決める
  • タイマーを使って子供に時間感覚を意識させる
  • 最低限やるべきことだけに集中する

誰も手伝ってくれない中で、子供を起こして、朝食を作って、着替えさせて、持ち物チェックして、出発まで…と考えると、目の回る忙しさに感じるかもしれません。

前夜の準備やルーティンで、朝の時間を少しでも楽にしていきましょう。

共働きで家事分担がうまくいかないときの解決策はある?

共働きで家事分担がうまくいかないときは、分担内容を見直してみましょう。

解決策具体例
家事の見える化ホワイトボードやチェックリストで分担家事の認識をあわせる
優先度を決める「必須」と「余裕があれば」に分け、必須でない家事には目をつぶる
小さく分けて分担洗濯はママ、畳むのはパパ、食器洗いは交代制など
ルーティン化掃除や料理当番を決めて、曜日ごとにやるべきことを明確にする
家電や外部サービス食材宅配、宅配クリーニング、ロボット掃除機などを使って負担そのものを減らす

「何をすべきかわからない」「つい自分の担当を忘れてしまう」という小さなことがすれ違いの原因になることもあります。

やるべきことを可視化して、ルーティンを組むことが効率化への近道です。

仕事と子育てでイライラした時は?

仕事と子育てを同時にこなしていると、イライラが積み重なる瞬間は必ずと言ってよいほど訪れます。

でも、イライラする自分を責める必要はありません

イライラしたときは、まず深呼吸しながら心の中でゆっくり10秒数えましょう。次に「何にイライラしたのか」「イライラを回避する対策」を考えると少し落ち着いてきます。

仕事と子育ての両立がハードルになっているのであれば、働き方を見直して心の余裕を維持するのが近道です。

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イライラの原因働き方の見直しポイント
朝の時間に余裕がない時短勤務やフレックスタイムの活用朝のラッシュ時間を避けて勤務する
前日に準備できることを済ませる
残業が多すぎる時短勤務や残業免除の活用勤務時間を削減して家事・育児にあてる
子供の体調不良に対応できないリモートワークやフレックスの活用学校行事や病気時の急な呼び出しに対応しやすい
自分の時間が欲しい有給を取得自分のリフレッシュ時間を確保し精神的余裕を取り戻す

仕事と育児の両立を上手くコントロールできるようになると、少しずつ心に余裕が生まれます。

「今日できることを少しずつ」始めましょう。

どうしても心がしんどいときは働き方を見直し、フルタイム正社員だけにこだわらないキャリアを手に入れるのもおすすめです。

まとめ

フルタイム正社員として、働きながら子育てを両立するのはかなり厳しく感じられるかもしれません。

しかし、仕事を調整したり働き方を見直したりしながら、上手くスケジュールを確保しているワーママは多いもの。

家事分担の見える化、イライラの対処法なども身につけると、仕事も子育ても諦めることなく両立できます。

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