リモートワーク(テレワーク)やフレックスタイム制度ってどうなの?ワーママが柔軟な働き方をするメリットと課題

                   

コロナ禍によってリモートワーク(テレワーク)やフレックスタイム制度など、柔軟な働き方が徐々に浸透してきました。今回は、リモートワークやフレックスタイムなどの制度を導入している企業の状況と、ワーママが制度を利用する際のメリットとデメリットについてご紹介します。

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リモートワーク(テレワーク)の導入状況

まずは、リモートワークの導入状況から見てみましょう。総務省がまとめている「令和元年 通信利用動向調査報告書(企業編)」によれば、テレワークを導入している企業の割合は20.1%となっています。さらに「導入していないが、今後導入予定がある」と回答した企業も10%ほどあるため、今後もリモートワークを制度として導入する企業は増加する傾向にあるといえるでしょう。

産業分類別の導入状況では、1位が「情報通信業」で46.5%、2位が「金融・保険業」で40.7%、3位が「不動産業」で25.4%となっており、IT系企業における導入状況は50%に迫る勢いです。

出典:令和元年 通信利用動向調査報告書(企業編)

また従業者規模別の導入状況から導入割合が高いのは1位「2,000人以上」で60.8%、2位「1,000〜1,999人」で47.4%、3位「300〜499人」で24.7%と比較的規模の大きな企業で導入されているようです。

出典:令和元年 通信利用動向調査報告書(企業編)

ただ実際に制度を利用している従業者の割合は「5%未満」の割合が46.9%と最も高く、次いで「10%〜30%未満」が27.8%となっており、まだまだ働き方が浸透しているとはいえない状況です。

大企業では制度があるものの活用されていないケースが多い一方で、ベンチャー企業ではしっかりと制度利用を前提としたワークフローを組んでいるところが多いです。

参考文献:令和元年 通信利用動向調査報告書(企業編)

ワーママがリモートワークするメリットと課題

実際にワーママがリモートワークの制度を活用した際には、通勤がなくなるという大きなメリットがあります。通勤がなくなることによって以下のような点が実現できます。一方で新たな働き方だからこその課題もあり、その点は意識しながら業務を進める必要があるでしょう。

メリット

  • 仕事できる時間が長くなる
  • 保育園の送り迎えに余裕ができる
  • 始業前やお昼休みに家事ができる
  • 緊急時にすぐ対応できる

課題

  • コミュニケーションが減るため、意識的にお互いの状況を共有する必要がある
  • プロセスが見えづらくなり、成果で評価されやすくなる

子どもの対応が柔軟にできる点は、育児と仕事の両立という課題に対して非常に大きな解決策となるでしょう。ただし、オフィスで働いている時よりも自由度は高い分、自走力が求められます。わからないことがあれば積極的にSlackなどのビジネスチャットツールで質問する、現在持っているタスクの状況を定期的に共有するなど自ら動いてパフォーマンスを出せる環境を整えていきましょう。

実際に求人の応募要件に、Slackなどのビジネスチャットツールの使用経験が必須という記載も増えてきています。リモートワーク環境で働いた経験そのものが転職活動において今後は価値となるはずです。

フレックスタイム制度の導入状況

つぎにフレックスタイム制度の導入状況を調べました。2018年2月に実施されたマイナビのアンケート調査によると、フレックスタイム制度を導入している企業に勤めていると回答した人は全体の22.8%。そのうち実際にフレックスタイムで働いている人は43.3%でした。

制度利用状況という観点からは、フレックスタイム制度の方がリモートワークよりも実際に活用されているようです。とはいえ出退勤の時間を毎日調整できない人が23.9%と、制度があっても必ずしも柔軟性が高い状況ではないようです。

参考文献:フレックスタイム制は本当に働きやすい?実態、コアタイム、制度の仕組みを解説

ワーママがフレックスタイム制を活用するメリットと課題

フレックスタイム制度のメリットは時間を有効に活用できること。また、週次や月次で総労働時間を達成できればよい点も柔軟性のある働き方を後押ししてくれます。

メリット

  • 通勤時間をずらして、保育園の送り迎えに余裕ができる
  • 子どもに関する行事や急な通院に対応できる
  • 細かな有給休暇を消化しなくても予定の調整ができる

課題

  • ミーティングの調整がしづらくなる
  • 成果で評価されやすくなる

オフィス勤務であっても柔軟に働けるため、子育てとの両立は比較的しやすい制度です。共働きのご家庭では、曜日によって旦那さんと保育園の送り迎えを交代するなど工夫しているようです。フレックスタイム制度もリモートワーク同様にコミュニケーションの総量が減る傾向にあるため、オンラインで積極的なやりとりは心がけておくとよいでしょう。

今後は柔軟な働き方に適応できる人が重宝される時代に

コロナ禍を機に一時的にリモートワークを経験した人が一気に増えました。まだ収束の目処も立っていないため、これからどんどん柔軟な働き方は浸透していく流れになっています。その時に大事なのは、しっかり成果を出すために制度をうまく活用しながら自己管理ができること。そして、オンラインでも円滑なコミュニケーションを取れることです。

制度によりかかるのではなく、制度をうまく活用して子育てと仕事の両立を図れるように意識しておきましょう。

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