育休中に転職活動するときのスケジュールを解説!いつから転職活動を始めるべき?

                   

育休中は、今後のキャリアについて考え直す絶好のチャンスでもあります。

特に現職に不安がある人や長期的に働ける環境ではないと感じている人は、育休中の早い段階で転職に踏み切った方がよいかもしれません。

今回は、育休中に転職活動するときのスケジュールを解説します。

いつから転職活動を始めるべきか、ケースごとに解説するのでご参考ください。

【育休中に転職を始める前に!】2つの確認事項をチェック

育休中に本格的な転職活動を始める前に、まずは以下2つの確認事項をチェックしておきましょう。

自分が置かれた環境を整理しつつ、転職活動の理想的なスタート時期を考えるのに役立ちます。

保育園など子どもの預け先を確保できそうか

せっかく転職が決まっても、子どもの預け先が確保できていないと勤務を開始できません。

「内定が出たのに入社日が決まらない」「入社できるタイミングがわからないから積極的なアプローチができない」など、もどかしい状態になることも。

実質的に内定が意味をなさなくなってしまうため、そもそも内定が出なくなってしまうのも現状です。

保育園を利用するには通常数ヶ月前からの申請が必要となるため、転職を考える前に、保育園の申し込み方法や締め切りについて確認しておきましょう。

反対に、保育園など子どもの預け先を既に確保できていれば安心です。

保育園の合否は2月頃に確定することが多く、合否を待ってからの転職活動では動き出しが遅くなるかもしれません。

前年度の合否状況や入園審査に使う点数を確認しながら、「どこかの保育園には入れるだろう」「そもそも合格が厳しくて育休の延長になるだろう」という見込みを立てて動くことになります。

市区町村役場で園ごとの申し込み状況を教えてくれることもあるので、相談してみましょう。

現職への復帰が必須か

市区町村によっては、保育園の入園審査書類に記載した職場に原則として復帰していなければいけないことがあるので注意しましょう。

つまり、「現職であるA社での就労のため保育園に申し込みたい」と申請したのであれば、復職後の勤務先もA社である必要がある、というものです。

現職からの復職証明書が必要になるため、実質的には現職への復帰が必須となります。

復職を待たずにして転職した場合、復職証明書を作成できず、保育園の入園が取り消しになってしまうことも。

保育園の入園が取り消しになると働くこともできなくなってしまい、意図せず離職機関が生じることとなります。

反対に、現職への復帰が必須でなければ、保育園の入園が決まり次第すぐに転職活動を始めても問題ありません。

【パターン別】育休中に転職活動するときのスケジュール

ここでは、育休中に転職活動するときのスケジュールをパターン別に解説します。自分が以下のどれに当てはまるか確認しながら、スケジュールを可視化していきましょう。

①「預け先を確保できる + 現職への復帰が必須」の場合

保育園など子どもの預け先を確保できそうで、かつ現職への復帰が必須であれば、6月入社を目指して転職活動を始めるのが理想です。

4月のタイミングで保育園に入園し、6月に転職先へ入社(4月に内定を獲得)することを目指し、2月頃に転職活動を始めてみましょう。

あまり早く転職活動を始めても、一度現職に復帰してからの入社となるため、入社できる日までかなりの期間が空いてしまいがちです。

転職エージェント等を使うのであれば早めに相談を始めて少しずつ履歴書・職務経歴書の準備を進めて問題ありませんが、気になる企業に応募し始めるのは2月頃で問題ありません。

②「預け先を確保できる + 現職への復帰が必須ではない」の場合

保育園など子どもの預け先を確保できそうで、かつ現職への復帰が必須でない場合、保育園の入園が決まり次第すぐに転職活動を始めて問題ありません。

あえて現職に復帰したい理由がなければ、慣らし保育が終わった4~5月頃に転職先へ入社(2~3月に内定を獲得)できるよう転職活動を始めておくとよいでしょう。

つまり、保育園の入園結果が出揃う2月より前、12~1月の転職活動スタートが理想です。

内定が出たらすぐに現職との退職交渉に入れるため、引継ぎの手間等もなくスムーズに話が進みやすいのがメリットです。

③「預け先を確保できない」場合

預け先を確保できていない場合、まずは保育園の結果を見てから判断するのがよいでしょう。

多くの自治体では1~2月頃に入園結果が出揃うため、それを見てからの転職活動スタートで問題ありません。

ただし、転職活動できる期間は1~2ヶ月とかなり短くなってしまうため、スピード転職を目指す必要がある点に注意が必要です。

場合によっては4月内定に間に合わない可能性もあるため、現職へ一旦復帰することも検討しつつ、無理のない転職活動にしていく必要があります。

育休中転職のポイント

ここでは、育休中転職のポイントを解説します。最低限おさえておきたいポイントを解説しているので、ご参考ください。

ワーママ転職にかかる期間は平均1~3ヶ月

ワーママ転職にかかる期間は、平均して1~3ヶ月程度です。

一時期に集中して面接・選考を受ける場合、面接・選考だけで長引くことはさほどなく、2~4週間程度で完了します。

自分のキャリアの方向性や転職先企業に求める条件が定まっていないと、内定にもつながりません。

気になる企業に手あたり次第応募するような転職活動になりやすく、面接・選考の期間ばかり長引いて決めきれない落とし穴も発生します。

あまり長期間をかけられない育休中転職だからこそ、求める条件や理想を可視化して1~3ヶ月以内の転職を目指すのがおすすめです。

最速で12月から転職活動を始めてよい

保育園など子どもの預け先を確保できていて4月入園できる場合、早くて12月から転職活動を始めてもよいでしょう。

認可外保育園であれば認可保育園より早く入園の結果が出ることもあり、保活のために認可外保育園を使うワーママは多いです。

また、「いざとなったら預けられる保育園がある」という安心感があることで転職活動にも積極的になれるなど、副次的なメリットがあるのもポイント。

反対に、それ以上早く面接に進んでしまうと、内定のタイミングと実際に入社できるタイミングとの差が大きくなり、内定しづらくなるので注意しましょう。

現職への復帰が必要でないときは早めの転職活動スタートがおすすめ

現職への復帰が必要でないときは、早めの転職活動スタートがおすすめです。

保育園の入園と同時に転職することもできるため、復帰が必須な場合と比べて早期に転職できるのがポイント。

入社できるタイミングが早まるということは、内定や面接スタートのタイミングも早くなるので、どんどん前倒しで行動できます。

特に、転職の情報収集は早めに始めて損がありません。

転職エージェントを使う場合、応募のタイミングはエージェントのキャリアアドバイザーがアドバイスしてくれるので、情報収集や履歴書・職務経歴書のひな形づくりだけでも先に進めておくとよいでしょう。

育休中の転職活動で対策しておきたいこと

ここでは、育休中の転職活動で対策しておきたいことを解説します。成功の確率を上げるためにも、以下の点をおさえておきましょう。

ブランクが長い場合は選考対策の時間をしっかり確保すること

「産休・育休期間が長かった」「1人目と2人目の産休・育休を連続で取得した」などブランクが長い場合、選考対策の時間をしっかり確保することが大切です。

実務から離れていた期間が長くなればなるほど、仕事の勘が鈍っているのでは、と採用担当者に心配されてしまう可能性が高くなります。

また、自分も久しぶりの復職が転職先となるため自信を失ってしまいやすく、自信のなさが態度に出てしまうこともあるので要注意。

選考対策を万全におこない、過去のエピソードや実績などを示しながら自信をもってアプローチできるようになれば、内定の確率も上がります。

子育てとの両立について聞かれたとき用の想定問答対策をしておくこと

小さな子どもがいるワーママの場合、「お子さんが熱を出したらどうする?」「近くに頼れる家族がいる?」など、子育てと仕事の両立について質問されるケースは少なくありません。

有給休暇や看護休暇など制度が整いつつある今でも、仕事を急に休まれてしまうのは企業にとってロスが大きくなるので、どうしても採用の際に慎重になってしまうことがあるのです。

いつでも頼れる両親が近くにいる場合や24時間依頼できるベビーシッターを確保できていれば問題ありませんが、全ての人が対策できているわけではありません。

自分が仕事を調整する他ない家庭であっても、答え方次第で十分良い印象を与えることができるため、事前に想定問答を作って対策しておきましょう。

いざというときに慌ててしまわないためにも、事前対策が転職成功の鍵となります。

育休中転職ならリアルミーキャリアへ!

育休中転職を検討している方は、リアルミーキャリアへご相談ください。

リアルミーキャリアでは、一人ひとりの保育園状況・現職でのキャリア・現職への復職が必須かどうかなど、ケースに応じた転職プランを提供しています。

「実際にいつ転職活動を始めればいいの?」「情報収集は始めているけど、もう求人への応募を初めていい?」などタイミングにお困りの方こそ、ワーママ専門の転職エージェント・リアルミーキャリアがおすすめです。

なお、リアルミーキャリアではワーママ向けの選考対策も実施しています。

履歴書・職務経歴書などの書類が不安な方も、面接やキャリアのアピール方法が不安な方も、お気軽にご活用ください。

まとめ

育休中に転職活動を始めるタイミングは、保育園の内定状況や現職へ復職する必要性の有無により異なります。

家庭ごとにケースが異なるからこそ転職活動のはじめ時が難しいので、困ったときは無理なく転職エージェントに相談しながら決めましょう。

リアルミーキャリアは、ワーママ特化型の転職エージェントです。

育休中の転職活動や復職間もないタイミングでの転職もサポートしているので、お困りの方はお気軽にご相談ください。