妊娠中のワーママのなかには「マタハラにあって産後に仕事を続けることが難しそう」「激務すぎて産後に仕事と育児を両立できなそう」「もっと自分のスキルをいかせる職場で働きたい」といったさまざまな理由で、転職を考えている人もいることでしょう。
妊娠中はいったん現職にとどまることを決めたものの、産後にどのように転職活動をしたらよいのか、子供がいて正社員で転職できるのかといった不安もありますよね。
ここでは、産後の転職に適したタイミングや、産後に正社員で転職活動する際の注意点について解説します。
育休中に転職を考えているなら、できるだけ職場に復帰してから転職活動を始めるようにしましょう。なぜならば、育休中に退職・転職することについて応募先企業があまり良い印象を持ちにくい傾向にあるからです。
「育休明けに事情が変わって内定辞退してしまうのではないか」「預け先はどうなっているのか」など、企業側に不安を抱かせる可能性があります。よって、急いで転職する必要がないのであれば、いったん職場復帰してから転職活動をするほうが得策でしょう。
また、職場に復帰し仕事と育児の両立や生活リズムに慣れてから転職活動を始めたほうが、落ち着いて行動しやすいです。
どうしても育休中に転職活動をしなければならない場合は、保育園から内定がもらえた時点で活動を開始し、育休明けのタイミングで就業を開始するようにしましょう。
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育休明けの転職活動については、春から夏をスタートとして「保育園検討→保育園申込み→入所通知受取り→転職活動開始→保育園入園・職場復帰→退職→転職先入社」という流れが基本となります。保育園の申込みに際しては、現職の就労証明書が必要です。申込みスケジュールは各自治体で違うので事前に確認しておきましょう。
万が一、第一希望の保育園から内定がもらえなかった場合は、二次募集や認可外保育園の検討をすることになります。年明け頃から転職先の情報収集や書類準備などを始め、2月くらいに保育園が確定したら面接に進むスケジュールだとスムーズです。
子供が保育園に入園し、自身が職場に復帰したら、ここでも自治体に就労証明書を提出します。復帰後すぐに転職する場合でも、有休消化は法律で権利として認められていますので、遠慮なく取得できますよ。
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出産後に転職活動する場合、育児と転職活動を両立させなければならず、思いがけずかなりの体力を消耗する可能性があります。転職を焦るあまり張り切り過ぎてしまい、親が体調を崩してしまっては子供にもよくない影響を与えてしまうため、元も子もありません。転職活動中は、親子共に体調管理をしっかりするように気を付けましょう。
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また、産後の転職先は、正社員でも時短勤務ができたり、有休消化率が高かったりするなど、育児と仕事を両立させやすい職場を探すようにしましょう。
育児と仕事の両立は、どんなに事前に覚悟を決めていたとしても、実際に体験してみると想像以上の大変さがあるものです。育児に理解のある職場でないと、せっかく転職したのに働きづらさからすぐに辞めざるを得ない可能性もあります。
職種や給与などの条件ももちろん大切ですが、育児への理解が得られる職場であるかどうかを最優先に考えて転職先探しをするとよいでしょう。
時短勤務でも働けるか、子供が急に熱を出したなど緊急時には早退などが認められているかなどは面接時に確認することが可能です。事前に希望条件や質問事項を細かく洗い出し、面接に備えましょう。
企業側からしても、詳細な質問事項があるということは「当社に興味を持ってくれている」「この会社で働きたいのだな」という印象につながりますので、気になることは遠慮せずに質問してかまいません。
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産後で子育てをしながらの転職活動とはいっても、ベースとなるやり方やコツは通常の転職活動と同じです。ワーママとしてやりがいのある職場でこの先も長く働き続けるためにも、「自分がなぜ転職したいのか」「なぜその企業で働きたいのか」「応募先企業ではどのような成果を上げたいのか」をきちんと説明できるように準備しましょう。
また、応募企業での面接の際にも、子供がいることがハンデではないことをアピールすることが大切です。時短勤務を希望する場合でも、「限られた時間の中で成果を出すためにどのようなことに気を付けて働けるか」についてアピールできるようにしましょう。
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産後の転職活動は、基本的に育休が明けて職場に復帰してから行うのがスムーズです。子育てと仕事の両立について自分のペースをつかんでから転職活動を始めたほうが、余裕を持って転職先を探せるでしょう。
やむをえず育休中に転職活動を始める場合も、焦りは禁物です。しっかりと体調管理をしつつ、一つひとつの手順を整理しながら落ち着いて活動し、希望条件に合った転職先を探していきましょう。
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