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小学低学年ママの7割がフルタイム勤務!両立できない時の解決策とは

小学生ママのフルタイム割合は72.5%!そのため「小1の壁」で働き方に悩むワーママは少なくありません。

本記事では、フルタイム継続が難しい理由や、両立するための選択肢を解説。正社員のまま柔軟に働くための解決策をご紹介します。

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もくじ

フルタイム勤務している小学生ママの割合は「7割」以上

引用:令和7年度 仕事と育児の両立等に関する実態把握 のための調査研究事業 報告書|厚生労働省

小学生低学年の子を持つ働くママのうち、72.5%、実に3人に2人フルタイム勤務をしています。

「子が生まれてまもなくの頃」のフルタイム勤務率は34.6%であることと比べると、希望に反して子供の年齢が高くなるほどフルタイム勤務に戻る(戻らざるを得ない)ワーママが多いとわかります。

この「フルタイム勤務」には以下のような働き方が全て含まれています。

  • 残業をしながらフルタイムで働く(17.7%)
  • フルタイムで働き、できるだけ残業をしないようにする(40.8%)
  • フルタイムで働き、出社・退社時間やシフトの調整を行う(9.6%)
  • フルタイムで働き、テレワークをする(4.4%)

フレックスタイム制度やリモートワークをフル活用している人がいる一方で、過半数近いワーママが「フルタイムで働き、できるだけ残業をしないようにする」を選択。
家庭と仕事のバランスを保っているのは働き方の制度よりも「個人の調整力」、ひいてはワーママの努力の賜物という現状です。

今の時代、フルタイム勤務を続けるワーママは珍しくありません。
しかし、柔軟な働き方ができるかどうかで、「働きやすさ」「続けやすさ」は大きく変わってくるでしょう。

小学校進学を機にフルタイム勤務を辞める理由

保育園時代は両立できていたのに、「小学生になったら急に厳しくなった」と感じるママは少なくありません。
実際に、小1の壁をきっかけに働き方を見直したり、フルタイム勤務を続けられず退職を選んだりする家庭もあります。
小学校進学を機にフルタイム勤務を辞める人が多い理由について、実際によく挙がる悩みをもとに見ていきましょう。

小1の壁について、具体的にどういう問題があるか知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

学童保育の預かり時間が短いから

保育園は朝7時台から開園することが多く、「親が子供を預けてから出勤できる」というメリットがありました。

一方、小学校の始業時刻は8時前後であり、以下のようなギャップが生じます。

  • 子供より先に親が家を出なくてはいけない
  • 子供ひとりできちんと戸締りができない
  • 登校時間に合わせて家を出られない
  • トラブルがあったときにサポートできる大人がいない

また、学童保育の夜の預かり時間は年々長くなっている傾向ですが、自治体によっては18時頃に閉室することも。

「保育園時代は20時まで預かってもらえたのに…」
「学童閉室に合わせて一人帰りさせるとしても、夜道を歩かせるのは怖い…」

という心配が出てきます。

フルタイム勤務を続けられない理由は、親子の生活リズムのズレにあるのです。

参考:令和7年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(令和7年12月23日)|こども家庭庁

宿題や翌日準備に手間がかかるから

小学生になると、少しずつ「身の回りのことは自分でできる」を目指してトレーニングが始まります。

とはいえ、宿題チェック、翌日の準備、持ち物への記名、提出物の管理など、親がサポートするシーンが多くなります。
低学年のうちから一気に手を放すと、以下のようなリスクが出やすいので注意しましょう。

  • 必要な教材・道具を忘れることが増える
  • 漢字・書き順を間違って覚えていることに気がつけない
  • 提出物を期日までに出せず学校に迷惑がかかる
  • 忘れ物が増えて子供が自信をなくす

また、友達トラブルや登校渋りなどメンタル面のケアが必要なシーンも多く、「保育園時代より夕方以降の余裕がない」と感じることもあります。

子供に伴走したいからこそ、フルタイム勤務を諦めるワーママが多いのです。

長期休み(夏休み)の負担が大きいから

小学生になると、春・夏・冬に長期休みが発生します。
学童に通えている子であれば学童に行くことが基本となりますが、ここに親の葛藤が起きるのがポイント。

主に、以下の点で悩みが生じます。

  • 「夏休みらしい体験をさせてあげられない」という罪悪感
  • 「学童漬けになるのはつまらない」という子供本人からの訴え
  • お弁当や学童で使う教材の準備をする負担
  • 登校班がないので親の送迎が必要

学童によっては一人での登下校を認めていたり、お弁当の注文サービスがあることも。
しかし、運営体制はエリアによって大きく異なるため、必ずしも自分の家庭にマッチするとは限りません。
だからこそ、無理なく働ける「フルタイム勤務以外」が選択肢に入ってくるのです。

PTA活動や学校行事の負担

子供が小学生になると、平日日中のPTA活動や学校行事が増えます。

以下の通り、仕事との両立に迷うシーンは意外と多いものです。

  • 平日朝の旗当番・登校班の付き添い当番
  • 授業参観
  • 懇談会
  • 個人面談
  • 災害時引き渡し訓練
  • PTAボランティア(校内清掃・学区パトロールなど)

その他、プール監視ボランティアや運動会の準備ボランティアを求められることも。

フルタイムでも、リモートワークやフレックスタイム制度を使えれば比較的参加しやすいものの、フル出社の家庭では限界を感じるかもしれません。

【選択肢別】小学校進学を機に働き方を変えるメリット・デメリット

「このままフルタイム勤務を続けられない!」と感じたときに取れる選択肢は、以下のとおり。

  • 現職で正社員のまま時短勤務に切り替える
  • パート・アルバイトへ雇用形態を変える
  • フリーランス・業務委託として働く
  • 柔軟な働き方ができる会社へ正社員のまま転職する

それぞれのメリット・デメリットを解説します。

現職で正社員のまま時短勤務に切り替える(延長する)場合

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メリットデメリット
・仕事内容や人間関係が変わらない
・勤続年数が引き継がれる
・転職活動の負担が生じない
・就業規則によっては時短勤務の継続ができない
・業務内容が変わる可能性がある

社風や人間関係に満足していて、かつ会社が時短勤務への切り替え・延長を認めてくれる場合は、ベストな選択肢です。

一方、時短勤務できる期間に上限を設けている会社が多く、希望すれば必ず時短勤務ができるわけではありません。

時短勤務を断られてしまった場合、「フルタイム勤務にするか」「転職するか」の二択になります。

パート・アルバイトへ雇用形態を変える場合

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メリットデメリット
・希望するシフトの範囲で働ける
・夏休みはシフトを減らすなど柔軟に働ける
・収入が減る
・収入が安定しない
・昇進、昇給がほぼ期待できない
・正社員に戻りづらくなる

自分の都合を第一に考えたいのであれば、パート・アルバイトに雇用形態を変えるのもアリです。

ただし、収入が減るだけでなく、「希望通りのシフトで入れない」「夏休み中はシフトを減らした」などの影響で収入が安定しないことも。

昇進・昇給がほぼ期待できず、正社員に戻りづらくなることもデメリットです。

今後正社員としてもう一度働き続けたいのであれば、安易に選ぶのはリスクが大きいです。

フリーランス・業務委託として働く場合

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メリットデメリット
・自分で仕事のペースを決められる
・好きな仕事で経験を積める
・リモートワークできる職種も多い
・収入が安定しない
・営業活動や事務作業など本業以外の仕事も多い
・体調不良の日に仕事を代わってくれる人がいない

スキルがある人は、フリーランスとして独立し、業務委託案件を中心に請け負うことも可能です。

時間が場所を選ばず自由に働けるメリットがある一方で、自ら営業して案件を獲得し、クライアントとのコミュニケーションや交渉まで全て自分でやらなくてはいけないのがポイント。

確定申告に向けた事務作業や管理業務も多く、必ずしも自分の好きな仕事だけに没頭できるとは限りません。

体調不良の日に仕事を代わってくれる人もいないので、計画性やタイムマネジメントも必要です。

柔軟な働き方ができる会社へ正社員転職する場合

スクロールできます
メリットデメリット
・正社員を維持できる
・働き方を根本的に見直せる
・キャリアと時間の余裕の両立できる
・中学受験や介護にも対応しやすい
・転職活動の負担が大きい
・希望条件に合う求人が限られる

近年、働き方改革が進み、小学校以降も時短勤務できる会社やリモートワークできる会社が少しずつ増えています(大手を除く)。

思い切って転職して働き方を根本から見直せば、想像以上に働きやすい環境が手に入るかもしれません。

ネックになるのは、転職活動の負担が生じること。

ワーママが働きやすい会社を探すだけでも手間がかかる上、書類の準備や面接の練習も必要です。

ワーママ特化型の転職エージェントを使うなどプロの力を借りて、効率重視の転職活動にしていきましょう。

【体験談】私たちはこうやって小1の壁を乗り越えた

小学校の入学前後で、働き方を変えたワーママは多いです。

実際の事例を参考に、「自分だったらどうしよう?」「我が家の最適解はどれかな?」と考えてみましょう。

①正社員を辞めたくなかった…フルフレックスの企業へ転職

Kさん / 40代 / 東京都 / 子供1人

小学校入学前から、「小1の壁って本当に大変らしいよ」という話は聞いていました。
とはいえ、子供が0歳のときからなんとかフルタイム勤務できていたので「うちはどうにかなるかな」と思っていたんです。
でも、実際に入学してみると想像以上でした。

朝は登校班の時間に合わせて準備が必要になり、帰宅後は宿題チェックや翌日の持ち物確認。
さらに、平日の保護者会や面談も多く、毎日かなりギリギリでした。

一番ギャップを感じたのは、学校で熱を出したときに「お迎えまで1時間半かかる」と伝えたら、先生にものすごく驚かれたこと。
保育園では先生が細かく熱を計ってくれるし、私の職場が遠いことも踏まえて早めに連絡をいただけました。
小学生になるとそこまで細かく面倒を見られないとわかっていたつもりですが、とても肩身が狭かったんです。

ただ、私は正社員を辞めたくありませんでした
教育費のこともあるし、ここまで積み上げてきたキャリアも手放したくなかったんです。

そこで思い切って、フルフレックス制度のある会社へ転職
現在はリモート中心で働いていて、朝に余裕を持って子供を送り出せるようになりました。

以前は時間に追われる感覚がずっとありましたが、今は子供の話をゆっくり聞く余裕もできています。
「小1の壁=働き方を諦めるしかない」ではなく、「働ける環境へ移る」という選択肢もあるんだと実感しました。

②兄弟どちらからも不満が続出!時短勤務できる会社へ転職を決意

Tさん / 30代 / 神奈川県 / 子供2人

会社の制度上、時短勤務が使えるのは「子供の小学校入学前まで」。
そのため、下の子が小学校に進学すると同時にフルタイム勤務へ戻ることになりました。
すると、一気に生活が回らなくなりました。

当然ですが、帰宅後の宿題チェックや翌日の持ち物確認も2倍。
しかも、上の子が小4になり、学童を辞めるタイミングと重なりました。

「放課後どう過ごすの?」
「放課後のトラブル対応や鍵の管理はどうしよう…」
など、悩むことが増えたんです。

さらにつらかったのは、子供たちから不満が出たこと。

「お兄ちゃんが学童に行かないなら僕も行きたくない」
「学童のお迎え、いつも最後の方で仲いい子が誰もいないんだ」
「どうせお母さんは毎日忙しいじゃん」
「昨日宿題チェックしてくれなかったよね?先生に怒られたんだよ」

上の子も下の子も我慢している様子が伝わってきて、「このままじゃ家族みんながしんどくなる」と感じました。
とはいえ、収入面を考えると簡単にパートへ切り替える選択はできません。

そこで、小学生以降も時短勤務や柔軟な働き方ができる会社への転職を決意。
ワーママの転職は厳しいだろうと思い、子育て世代特化型の転職エージェントに相談して進めました。

現在は、子供の年齢制限なく時短勤務が使える会社で働いています。
以前より時間に余裕ができ、兄弟それぞれと向き合える時間も増えました。

「制度があるか」だけでなく、「小学生以降も現実的に使い続けられるか」まで確認することの大切さを痛感しています。

小学校以降もフルタイム勤務を諦めないで!

大切なのは、「仕事を辞めるしかない」と思い込まないこと。

今の会社で限界を感じているなら、「自分が無理なく働き続けられる環境」を探すという選択肢があってもいいはずです。

とはいえ、小学校以降もフルタイム勤務しやすい会社を探すのは至難の業。

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