育休明けの転職は難しい？無理と言われる理由と成功の秘訣4選

【この記事でわかること】
「育休明けすぐの転職は難しい？現実的なの？」という不安に対し、リアルな転職事情を解説します。
この記事では、育休明けの転職が「難しい」とされる真の理由や企業の本音、後悔しないためのタイミングの極意を公開。
さらに、限られた時間で理想の環境を勝ち取るための4つの具体的な戦略も紹介します。
仕事と育児を両立し、自分らしいキャリアを取り戻すための第一歩として、ぜひお役立てください。

「育休明けの転職は難しい」と言われる理由

「育休明けの転職は難しい」と言われる理由は、主に以下の3つです。

「時短勤務を希望する人はほぼ転職できない」
「子供が大量を崩す度に休む必要があるから採用されるわけがない」など、
ネガティブなイメージも根強いです。

スキルや経験があっても、「子持ちである」というだけで、転職のハードルが高くなってしまうことがあるのは事実です。

また、育休明けであれば「キャリアブランクがある」などの心配事も増えるでしょう。

育休中に学び直しや情報収集をしていても、職務経歴書や面接で十分に伝わらないケースも少なくありません。

育休明け転職の難易度を下げる4つの成功戦略

育休明け転職は難しく感じられることもありますが、不可能なわけではありません。

むしろ、効果的に自分をアピールしたことで、転職前より待遇や働き方を改善する転職を実現したワーママも多いです。

転職の難易度を下げる成功戦略を知り、自分の場合にあてはめてみましょう。

1.自分に合う転職のタイミングを探る

育休明け転職と言っても、実はタイミングはさまざま。

一度復職して2～3ヶ月経ってから転職する方法と、育休明けに復職せずそのまま転職する方法があります。

それぞれメリット・デメリットがあるので、まずは自分に合う転職のタイミングを探りましょう。

観点	復職後に転職	育休明けに転職
企業からの見え方	⭕️
	安心 -子供の預け先が確保されている -すぐに入社できる など	不安 -子供の預け先は確保されているのか？ -両立できるのか？ など
キャリアブランク	⭕️
	現役と見られる	ブランク期間＝マイナス評価
アピール材料	⭕️
	最新の業務実績・成果を示せる	過去実績中心で説得力が弱い
働き方の現実性	⭕️
	自分の生活リズムを把握して判断できる	想定ベースでミスマッチが起きやすい
転職活動の負担		⭕️
	仕事＋育児＋転職で負担大	時間を確保しやすい

仕事と育児と転職活動を両立する負担はありますが、工夫次第では「保育園が決定してからすぐ転職活動をスタートし、入社時期は復職してから2～3ヶ月後になるよう調整」なども可能です。

短期間の復職でも明らかに両立が難しいとわかっている場合など、事情があるときは育休明けにそのまま転職も視野に入れるべき。

「復職後に異動があって勤務を続けられない」「夜中の勤務が必須で物理的に両立できない」「遠方の出張が多い」という場合は、早めに転職活動を始めてよいでしょう。

2.書類選考や面接では生産性の高さをアピールする

書類選考や面接では、限られた時間でも成果を出す生産性の高さをアピールすることが大切です。

多くの企業がワーママの採用において不安を感じているのは、「時短勤務でも本当に戦力になるのか？」「限られた時間で業務が回るのか？」という点。

「残業は難しいですが、限られた時間でもこれだけ成果を出せます」というアピールができれば、採用側の納得感が強くなります。

なぜ短時間で成果を出せたのか、工夫した点や仕組み化した点なども併せて伝えるとより効果が高くなるでしょう。

「この人なら、時短勤務でも問題なさそうだ」「戦力になってくれそうだ」という安心感を持ってもらうことがポイントです。

3.ワーママ特化型の転職エージェントを活用する

子育てと仕事を両立したいときは、どうしても企業に求める条件が多くなりがち。
転職サイトでは条件面で折り合う企業が見つからず、応募する前に諦めることもあるでしょう。

諦める前にぜひ活用してほしいのが、「ワーママ特化型」の転職エージェント。
一般の求人サイトではほぼ出会えない、以下のような求人を多数取り扱っています。

一般的な転職エージェントとは異なり、条件を無理に押し通す転職ではなく、「最初から折り合いがつく前提」で話を進められます。

育休明けの転職は、条件を削ることが成功ではありません。
条件と価値観が合う企業に、最短距離で出会うことが大切です。
そのための手段として、ワーママ特化型転職エージェントの活用を検討してみましょう。

4.条件交渉はプロに任せる

育休明けの転職では、条件交渉こそプロに任せましょう。

プロのキャリアアドバイザーは、企業と求職者の間に立ち、入社条件を「お願い」ではなく「前提条件のすり合わせ」として伝えてくれます。

「この企業ならどこまで柔軟に対応できるか」「過去に同じ条件で入社した事例があるか」という内部事情にも精通してるため、条件交渉の成功率も高くなります。
自分で条件交渉する負担も軽減でき、選考対策に集中できます。

企業側も第三者から整理された形で条件交渉されるので合理性で判断しやすいのです。

双方にとってメリットが大きいからこそ、条件交渉はプロに任せ、効率よく転職を実現しましょう。

育休明け転職に成功したワーママの体験談

育休を経ての転職は、不安や迷いがつきもの。
「本当に今、動いていいのかな」「両立できる職場なんてあるのかな」と感じながらも、一歩踏み出した方たちがいます。

特別なスキルや無理な頑張りではなく、タイミング・伝え方・環境選びを工夫することで、転職を成功させたリアルなストーリーをご紹介。
自分に合った働き方とキャリアを見つけた方の事例を、参考にしてみましょう。

夜勤が必須な今の仕事に戻るのは無理！保育園が決まり次第転職を決意

私の仕事は、元々夜勤が必須。独身の頃は全く問題なく夜勤をこなせていたし、夫も夜勤のある仕事だったので、むしろ都合よく感じていました。

しかし、子供が生まれると一変。

保育園は24時間営業ではないし、近くに頼れる親戚もいなかったので、「夜に家を空ける」ということはできません。
「急な発熱でも代わりがいない」などの状況も想定すると、復職に対する不安が大きくなっていきました。

それでも最初は、「せっかく戻れる場所があるのだから」「甘えてはいけない」と自分に言い聞かせていました。

転機になったのは、保育園の内定通知が届いた日。
ほっとした反面、同時に現実が一気に迫ってきました。

「夜勤の日、保育園はどうする？」
「夫が対応できない日は？」
「子供が体調を崩したら？」
考えれば考えるほど、「復職しても続けられない」という結論に近づいていきました。

そこで初めて、「今の会社に戻る」以外の選択肢を真剣に考え始めました。

転職活動では、「夜勤なし」「日中勤務のみ」「急な休みに理解があること」を条件にして、今は日中勤務のみの職場で働いています。
毎日決まった時間に子供を迎えに行き、夜は一緒に眠る生活。

キャリアを諦めた感覚はありません。

あのとき、「夜勤が必須な仕事に戻るのは無理」と自分の本音を認めたからこそ、今の働き方にたどり着けたのだと思っています。

想定とは違う生活に疲労困憊…復職後2ヶ月で転職活動をスタート

育休中は「仕事も育児も完璧じゃなくていい。復職後の仕事も、慣れれば大丈夫だ」と思っていました。

でも、実際に復職してみると想像していた毎日とは全く違いました。

朝は時間との戦い。
保育園に送り届けたと思ったら、すぐ仕事モードに切り替え。

「今日は保育園からの呼び出しがないだろうか」と常に気を張り、以前のように集中できません。
限られた時間で成果を出そうと必死になればなるほど、心も体もすり減っていく感覚がありました。

決定打になったのは、子供の体調不良による急な呼び出しが続いたことです。
途中で仕事を抜け出す肩身の狭さにも耐えられなくなり、復職後2ヶ月で転職活動を始めました。

転職活動では、復職して実際に働いたからこそ見えた「無理な点」を整理しました。
ワーママ特化型の転職エージェントに相談すると「復職してから動き出す方は多いですよ」と言われ、少し気持ちが楽になりました。

結果として、業務量と働き方が現実的に設計されている会社から内定をもらい、今は無理なく働けています。
毎日が劇的に楽になったわけではありません。
それでも、「この生活は続けられる」と思えるようになりました。

復職してから転職を考えるのは、決して遅くありません。
むしろ、実際にやってみたからこそ下せる正直な判断だったと、今は思っています。

エージェントを使って転職活動！リモートワークできる企業に転職

育休明けの復職を前に、「通勤と育児を両立できるだろうか」という不安が日に日に大きくなっていきました。

職場まで片道1時間半かかっていたこともあり、保育園の送迎、急な呼び出し、通勤時間など、仕事そのものより「移動と時間の制約」が重くのしかかっていたのです。

―できることなら、リモートワークができる環境で働きたい。
そう思いながらも、「そんな都合のいい求人あるのかな」と半信半疑でした。

最初は大手の求人サイトを見ていましたが、リモート可と書かれていても「実際はほとんど出社」「特定の役職にしか適用されない」など、後からミスマッチが判明することも。

そこで思い切って、ワーママ特化型の転職エージェントに相談。

面接では「リモートで働きたい」ことを最優先に伝えるのではなく、成果を出してきた経験や、時間管理・コミュニケーションの工夫を中心に話しました。

条件面の話はエージェントが事前にすり合わせてくれていたため、安心して自分の強みを伝えられました。

結果的に、週5日のうち大半がリモート、必要に応じて出社という柔軟な働き方ができる企業に転職。

通勤時間がなくなったことで、朝も夜も心に余裕が生まれました。
「リモートワークできる企業に転職したい」を無理だと決めつけなくてよかった、と感じています。

まとめ

育休明けの転職は「難しい」と言われがち。
でも、難しい理由は「能力不足」や「やる気の問題」ではありません。

タイミングの選び方、伝え方、環境の選び方によって、転職の難易度は大幅に下げられます。

リアルミーキャリアは、ワーママ特化型の転職エージェントです。

育休明けは、キャリアを諦めるタイミングではありません。
今のライフステージに合った働き方へを選び直すチャンスと捉え、前向きに育休明け転職にチャレンジしてみましょう。