育休明けに時短正社員で転職!赤ちゃんを育児しながら転職活動した体験談

                   

育休明け復帰を目前に、転職という文字が心に浮かぶことはありませんか。しかし、「育休中に転職活動なんて不可能な話。現職復帰しか道は無い。」と思い込んでいるママも多くいるようです。

実は、育休明け復帰での転職は可能で、決して珍しいケースではありません。今回は、育休明け復帰直前の2ヶ月前から転職活動を開始し、見事、育休明け復帰と同時に時短正社員として転職したワーキングマザーの実例と成功のポイントをご紹介します。

「母だから」を理由にキャリアを諦めたくない

妻Cさん、夫(介護施設勤務:定時勤務)、もうすぐ1歳になる長女の3人暮らし。Cさんは、メーカーの法人営業に従事、長女出産・育休を経て、復帰直後に転職。

Q.転職のきっかけは何ですか。

実は第一子出産後、育休明けの4月に当たり前に前職に復帰する予定でした。しかし前職はメーカー営業、職場の殆どが男性社員という環境。女性で子供を生んで復帰するというのは私が初めての事例でした。

車での地方訪問営業なども当たり前だったこともあり、出産直後に「営業職で復帰することは受け入れられない」と通達されました。事務へのポジション変更も打診されましたが、就業場所が今の住所とはかけ離れた地方で、とても通勤することはできません。

営業職での首都圏限定勤務や事務職での自宅付近での勤務など、色々交渉したものの最後まで理解を得られず、泣く泣く育休中に退職することになりました。

Q.子育てしながらの転職に不安はありましたか。

既に職を失っているので、転職で想定されるリスクを危惧するよりも、今後のキャリアがゼロになる可能性の方が不安でした。

Q.育休中の転職でのご苦労・スケジュールを教えてください。

保育園入園申込み時には「4月に現職復帰予定」と申請していたため、「4月に1日以上現職復帰すること」と「退職後の翌々月末までに転職先で勤務開始すること」ということが絶対条件でした。(※育休明けの転職の際に求められる在籍機関は、自治体によって異なります。)

また、職務経歴に空白を作りたくなかったため、有給消化期間が終わるまでに転職先を見つけることを転職活動の期限としました。子どもが寝ている時間に企業の情報収集。同時にエージェントに登録しレジュメを作成。

慣れない子育ての中、夜間授乳と平行しての転職活動で寝不足に陥っていましたが、転職に使える時間が限られていたので必死でした。幸いにも期限内に時短、フルタイム合わせて3社から内定をいただくことができ、時短でオファーいただいた会社に就業を決めました。まとめると以下のようなスケジュールです。

転職活動期間は約2か月間でした。

1月中旬:上司から退職をほのめかされる
     職場と交渉し在職の選択肢を探りつつ、転職情報収集をスタート
     →大手のエージェント登録。アドバイザーと面談、レジュメ作成

2月上旬:社長から退職勧告
     →女性向けエージェントに登録、本格的に転職活動をスタート
     →エージェント2社経由と自分であたりをつけていた企業20~30社に一気に応募

2月中~下旬:数社の選考を受け、3社内定獲得

4月上旬:前職に1日復帰し有給消化
     保育園向けの復職証明書を書いてもらい退職

4月中旬:転職先で勤務スタート

確実に期間内に転職を成功させるために意識したポイントは2点あります。

1点目は、早い段階で履歴書、職務経歴書を作ることです。これらの書類がないと企業を見つけても応募ができないので、まずはしっかりした書類を作ることに取り掛かりました。

特に、職務経歴書は自分のキャリアのたな卸しが必要ですし、ぱっと理解してもらいやすいよう整理するなど、頭も時間も使いました。1月中にエージェントに添削もしてもらって完成させました。

2点目は、できる限りたくさんの選考を受けることです。私の場合は、育児による時間制約があるので、通勤時間と勤務時間の兼ね合いで就業可能、かつ営業ポジションで応募できるところにはすべて応募しました。

実際に面接に行かないとわからない雰囲気などもあるので、事前情報だけで好き嫌いせずにたくさん受けたのは、結果的に良かったと思います。

Q.Cさんの場合は、転職と同時に初めての仕事と育児の両立、という生活になりますが、実際に転職後の業務はいかがですか。精神的・業務上の不都合がありましたら教えてください。

不都合は一切感じていません。前職では残業が当たり前の毎日でしたが、非効率的な働き方をしていた側面もあったな、と思います。
転職後は時短勤務になりましたし、保育園のお迎えもあるので限られた時間の中で成果を出す働き方ができるようになってきました。あと子どもと100%向き合ってた育休中の方が精神的にも肉体的にもヘトヘトだったな、とも感じています。笑ちょっと目を離すと死んでしまうのではないかと気が気ではなかったですし、里帰りもしていなかったこともあり、保育園は救世主でした。仕事復帰してから、いつもの君に戻ったねと夫に言われました。
やっと明るくなってきたって。
元々そんなに趣味もないですし、仕事をしているのが好きなのだと思います。

Q.現在時短正社員でのご勤務ですが、今後のキャリアプランのイメージを教えてください。

現在は子育ての為に時短正社員ですが、勤務時間にかかわらず前職から積み上げてきた営業のスキルを軸に、さらに幅を広げ成果を出していきたいと考えています。「母だから」という理由でキャリアを諦めることなく、自分が描くキャリアパスを実現できることを大事に、最適なワークライフバランスを実現させていきたいです。

■Cさんが転職に成功したポイント

Cさんの転職の条件は以下の通りでした。

【Cさんの転職の希望条件】

エントリーから約2ヶ月後の4月中に勤務スタートできる企業前職の経験を生かし、営業という軸でスキルアップを目指せる職種「子育て」に理解のある職場環境 Cさんは異業界への転職、かつはじめての育児との両立でしたが、時短勤務でスタートしたこともあり、業務上の支障はないそうです。
限られた時間の中で成果を出すことにまっすぐ邁進し、効率よく仕事ができるスキルを身に付けられているようです。

◆限られた転職活動期間

Cさんの場合、現職への復職の道は断たれていて、せっかく入園が認められた保育園も、一定期間が過ぎれば入園取り消しとなってしまうため、確実に期間内に転職を成功させる必要がありました。採用選考の際に、企業側にもその旨を伝えて理解してもらった上で選考を進め、期間内に妥協することなく3社の内定を獲得。
その3社のうち、前職での退職のきっかけとなった「子育てへの理解」が得られやすいかどうかを最終判断軸に転職先を選んだそうです。期間が限られていたにも関わらず、満足のいく転職ができたのは、行動の速さと量です。退職の可能性が見えた段階で、求人情報収集や職務経歴書作成に着手し、いつでも本格的に動き出せる準備を整えていたこと。
そして、事前に感覚的に取捨選択することなく、勤務不可ではないものはすべて選考を受けるという膨大な転職活動を通して、結果的に良いと思える企業を選ぶことができました。職場や家庭の事情により、自分の思い描くキャリアを絶たれることがあったとしても、諦めたくないという明確な意思で転職活動に挑むことで、Cさんのように新たにキャリアを構築することは可能なようですね。


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