子供の小学校入学を機に仕事を辞める?辞めない?迷ったとき判断するポイント

                   
※写真はすべてイメージです

「小1の壁」が不安なので、子供が小学校入学前に仕事を辞めようと思っている…。小学校入学後も仕事を続けてきたが、小学校生活への対応があまりに大変なので仕事を辞めようと思っている…。

子供の小学校入学を機に、仕事を辞めるかどうか悩むママは多いもの。漠然と辞めたいなあと思うものの、なかなか決心がつかず悩み続けている人もいることでしょう。

小学校入学を機に仕事を辞めるかどうかは、正解があるものではありません。 どちらを選択しても後悔しないために、しっかり考えて判断することが重要です。

ここでは、子供の小学校入学で仕事を辞めるか辞めないかを判断するポイントを解説します。仕事と小学校生活の板挟みで悩んでいるあなたのヒントになりますように。

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小学校入学で仕事を辞めるか迷うママは多い

子供の小学校入学を機に、仕事を辞めたり働き方を変えたりするママは珍しくありません。

平日に親の対応を求められる小学校生活への対応や、放課後の居場所の確保、子供の精神面のケアが共働き家庭に重くのしかかります。いわゆる「小1の壁」にぶつかり、学校生活のサポートなどが負担となり、仕事と子育ての両立に苦労する親は多いのです。

小1の壁が不安なので、子供が小学校入学前に仕事を辞めようと思っている…。なんとか仕事を続けてきたが、小学校生活と仕事の両立が難しかったので辞めようと思っている…。

そんな風に考えるママが増えるのも無理はありません。

>>関連記事:【小1の壁とは?】ワーママを悩ませる見えない壁の正体を解説

子供の小学校入学で仕事を辞めるメリット・デメリット

メリット

小学校入学を機に仕事を辞める一番のメリットは、子育てに多くの時間を使えることです。

初めての小学校生活でストレスを抱えてしまう子供は珍しくありません。放課後は学童で過ごすことになり、環境の変化に敏感な子は落ち着かないことがあります。

毎日子供を家で出迎えることで、子供のささいな変化に気が付いたり、時間をかけて子供のケアに向き合ったりすることができます。環境の変化に戸惑っている子供にとっては、大きな安心となるでしょう。

また、夏休みなどの長期休暇も親子で過ごすことができますし、毎日の宿題をみたり持ち物を管理したりといった小学校生活のフォローがしやすくなります。授業参観への出席や、課外活動に持参するお弁当の用意など、学校行事にも対応しやすいでしょう。

仕事をしていないと同級生のママと交流する時間を持ちやすく、小学校関連の情報をたくさん得られることも期待できます。

>>関連記事:子供と向き合うために仕事を辞めた体験談!PTA役員決めトラブルで子供がいじめに!?

デメリット

仕事を辞める大きなデメリットは、収入が減ることです。子供が小学校に入学し、今後成長するにつれて習い事や塾などの教育費がどんどんかかるようになります。

食費や被服費も今までより増えるでしょう。仕事を辞める場合は、家計的に問題がないかどうか家族でよく話し合う必要があります。

また、子供が成長して子育ての手が離れるにつれて、また働きに出たいと思うママも多くいます。しかし、数年のブランクができることで、以前と同じようには働けないケースがあります。

とくに正社員は、一度ブランクができてしまうと戻ることは簡単ではありません。将来的にまた仕事を続けていきたいと思っている場合は、小学校入学を機に仕事を辞めてしまうと思い通りのキャリアを描きにくくなることは覚えておきましょう。

子供が小学校入学後も仕事を続けるメリット・デメリット

メリット

小学校入学後の仕事を続ける一番のメリットとして、経済的な余裕を持ちやすいことがあげられます。子供が小学生になると、教育費をはじめとして何かと出費は増えるものです。子供を保育園に預けていたときと変わらない収入を得られると、生活の質を大きく下げずに済みます。

また、キャリアが途切れないので今後の出世や転職も考えやすいでしょう。家以外に会社に居場所があることで、育児や家事のストレスをため込まずに済むというママもいます。小学生になって物事の分別がつくようになってきた子供に、ママが手本となって「働くこと」の大切さを示すこともできそうですね。

デメリット

小学校入学後も仕事を続けるデメリットは、保育園と大きく環境が異なる小学校生活に対応するため、親子ともに心身への負担が大きいということがあげられます。いわゆる「小1の壁」に向き合う必要があるため、小学校入学後は親子ともに戸惑うことが増えるでしょう。

小学1年生にひとりで留守番をさせるわけにはいかないので、放課後は毎日学童保育で過ごすことになります。保育園よりも学童のほうが預け時間が短いケースが多く、フルタイムのママは仕事の時間の調整が必要となります。

また、小学校は基本的に家に母親がいることを前提とした対応を求められることが多く、平日に頻繁に学校行事があったり、PTAや旗振り当番など学校への協力を求められたりすることも多いのです。下の子がいる場合は小学校の予定にくわえて保育園の行事や送迎もあるため、さらに忙しくなります。

時間的な忙しさだけでなく、慣れない環境での子供のケアや、精神面や勉強面のフォローも行わないといけないので、仕事を続けているとどうしても時間的な難しさを感じることがあるでしょう。

>>関連記事:親参加の小学校行事が多すぎる!仕事と両立するには?双子ワーママの小1の壁体験談

小学校入学で仕事を辞めるかどうか判断するポイントは?

子供の小学校入学で仕事を辞めるかどうかは、メリットやデメリットを踏まえたうえで、決断を急ぎすぎないことが重要です。実際に入学してみたら意外となんとかなったというケースもありえます。どうすべきか悩んでいるときは、以下の判断ポイントを確認してみましょう。

1.経済的に問題ないかどうか

小学校入学で仕事を辞めるにあたり、今後の生活を見通したときに経済的に困らないかを考える必要があります。子供に多くの習い事をさせたり中学受験をしたりするなど、出費の大幅な増加が予想されるなら、仕事を辞めずに収入源を保ち続けておくと安心です。

節約すればなんとかやっていけそうだ、経済的デメリットよりも仕事を辞めるメリットのほうが大きいというのであれば、小学校入学を機に子供と過ごす時間を優先して辞めるのも選択肢のひとつでしょう。

2.今後のキャリアに関する希望はあるか

この先も正社員で仕事を続けていきたい、キャリアアップをしていきたいとう強い希望があるのであれば、小学校入学という一時的なタイミングで仕事を辞めるべきではありません。仕事を辞めてキャリアを手放したことを後悔する可能性があるのなら、今は仕事を辞めることを思いとどまる選択肢もあります。

ただ、仕事を辞めたいと悩むほど大変な今の状況に変わりはありません。今後も仕事を続けていくことを前提に、どうすれば少しでもママの負担を減らすことができるか夫婦で相談してみましょう。学校行事も子供のケアも、ママがひとりで抱え込むものではありませんよ。

3.子供のケアはどれくらい必要か

小学校入学による環境の変化の影響は、子供によって異なります。すぐに慣れて学童で楽しく過ごしている子もいれば、なかなか慣れず「保育園に戻りたい!」「学童に行きたくない」と不安定になってしまう子もいます。

子供がどれくらい影響を受けるかによって親のフォローの必要性が変わってくるため、入学後の子供の様子によっては、仕事を辞めてケアに徹することを検討したほうがよい場合もあります。

>>関連記事:子供が学童を嫌がる!行きたがらない理由と対処法は?一年生二年生に多い学童拒否

小学校生活に対応するために転職するのもあり

子供の小学校生活のケアのために仕事を辞めるのもひとつの選択肢ですが、仕事と育児を両立しやすい会社に転職するというのもひとつの方法です。

フルフレックスやリモート勤務が可能な会社なら、小学校の用事のたびに有休をとらずにすみます。小学校卒業まで時短勤務が可能な会社なら、学童のお迎えにも間に合うため仕事と子育てを両立しやすいでしょう。

育児に理解のある会社は社内で活躍しているママ社員も多く、責任のある仕事を任せてもらえる傾向にあります。

時短勤務・正社員に特化した転職エージェント「リアルミーキャリア」では、ワーママに理解のある会社の求人を紹介しています。

小学校生活に柔軟に対応しながら仕事も頑張っていきたいと考えているママは、ぜひご相談ください。

>>関連記事:小学校の入学直前に時短転職!小1の壁を乗り越えたワーママの体験談

子供と一緒に笑顔で歩んでいける選択をしよう

小学校入学前は「小1の壁」の情報がひとり歩きして、不安になることも多いことでしょう。実際に小学校生活が始まるまではどうなるかはわからないので、仕事を辞めるか続けるかの決断は早まらない方がよいでしょう。

子供が小学生になる時期は、ワーママのキャリアを左右する重要なタイミングでもあります。子供のことを優先して考えることももちろん大事ですが、自分自身の人生を見つめ直す機会にすることも大切です。ママ自身がやりたいことにフタをしてストレスをためてしまう状態が続くと、家庭にも影響が出てしまうかもしれません。

小学校入学を機に仕事を辞めるかどうかは、一概にどちらが正解といえません。新たなライフステージでも親子で楽しく過ごせるように、家族にとってどのような環境にしていくのがベストなのかよく検討してみましょう。

>>関連記事:小1の壁で働き方や勤務時間を変えるママは多い?正社員は続けられる?

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