時短勤務で転職希望!履歴書には書くべき?本人希望欄に書くときの例文は?

                   
※写真はすべてイメージです

転職活動で時短勤務を希望する際、履歴書に時短勤務を希望することを書くべきか悩む人は多いことでしょう。時短勤務希望と記載したら、書類の選考率が落ちてしまわないか心配になりますよね。

ここでは、履歴書の本人確認欄に時短勤務を希望することを記載することのメリット・デメリットや、記載する場合の例文をケースごとに解説します。

実際にワーママが転職活動をする際、履歴書に時短勤務希望を書いた体験談・書かなかった体験談もご紹介します。

【時短正社員転職の圧倒的実績!】
リアルミーキャリア(無料)

時短勤務希望を本人希望欄に書くべき?

時短勤務で入社を希望したいときに、履歴書の本人希望欄に時短勤務を希望する旨は書くべきなのでしょうか。

基本的に企業は、何か配慮しなければならない応募者を好まないため、本人希望欄は「貴社の規定に従います。」と記載するのが一般的です。

>>関連記事:【履歴書の書き方】職歴や資格が多い場合はどうする?証明写真のコツは?

時短勤務を希望することを書くべきかどうかは、一概に良し悪しを決めることが難しく、転職活動の状況やケースによります。

転職エージェントを利用する

→書く必要なし

転職エージェントを利用する際は、就労条件はエージェントが企業と交渉してくれるため、本人希望欄に時短希望であることを書く必要はありません。

転職活動を効率化したい

→書く

エージェントを通さずに自分で企業にエントリーする場合は、転職活動効率化のために、あらかじめ時短勤務希望を伝えておくのもひとつの方法です。

せっかく面接まで行ったのに「時短勤務の人は採用していない」という理由で不採用になったり、働き方のミスマッチが出たりすることを防げます。

ただし、記載することによって書類の通過率が下がる可能性があることは覚えておきましょう。逆に言えば、時短勤務希望と書いたうえで書類選考を通過した場合は、時短勤務の入社をNGとしていない企業だといえるでしょう。

経験やスキルに自信がある

→書く

応募する職種に対し、これまでの経験・スキルに自信がある場合は、時短勤務であることがハンデとならず書類選考を通過する可能性があります。

とにかく書類通過率を上げたい

→書く必要なし

とにかく書類選考を通過させたい方は、時短勤務や残業なしを希望することをあえて書かずに応募するのも良いでしょう。書類選考率を上げて面接を増やし、人柄や情熱を面接でしっかりアピールできれば、時短勤務での採用を検討してもらえる可能性はゼロではありません。

面接で時短勤務を希望する旨を伝える場合は、自分はそれに見合うバリューをどのように発揮できるのか、ということをアピールしましょう。

時短希望を履歴書に書く場合

メリット

履歴書の希望欄に時短勤務希望を書くメリットは、転職活動を効率化し、採用のミスマッチを減らすことができることです。

エージェントを使わず自己応募する場合は、応募先企業が時短勤務可能かどうかは判断が難しいですよね。時短勤務希望で書類選考を通過するかどうかが、時短勤務できる会社かどうかの判断ポイントになります。

企業によっては「入社後1年経たないと時短勤務は取得できない」などの就業規則があり、スキルや経験とは関係なく、時短勤務の希望者は一律不採用となるケースもあります。

たとえ数社応募して書類選考が通過しなくてもあきらめずに、時短勤務で働ける企業を探していきましょう。

【ワーママの体験談】
転職活動で自己応募をした際、お互いにミスマッチを防ぐために、応募書類には「保育園に通う子供がいるので17時までの勤務を希望します」と時短勤務の希望を書いていました。ワーママは面接日程を調整するだけでも一苦労なので、時短勤務で採用見込みがない企業に面接に行く時間をとられたくなかったためです。

19社自己応募し、ITベンチャーを中心に書類は7割通過しました。最終的に、3社のベンチャーから時短勤務で内定をいただくことができましたよ。ベンチャー企業は時短勤務希望でも意外と選考に通過するなと感じた反面、就業規則や雇用形態に柔軟性がない大手企業はかなり厳しい印象を持ちました。(Mさん 34歳 子供1人)

【ワーママの体験談】
通勤に時間がかかる場所に住んでいるため、時短勤務が絶対条件でした。そのため、履歴書の本人希望欄には必ず子供がいることと時短勤務希望であることを書きました。

仮に書類選考が通過できなくても、時短勤務できない会社は応募しなくていいくらいの気持ちでいました。10社応募して5社書類選考を通過し、最終的にベンチャー1社から16時半までの時短勤務で内定をもらうことができました。(Aさん 37歳 子供2人)

デメリット

応募履歴書に時短勤務を希望することを記載するデメリットは、書類選考が通過しづらくなる可能性が高いということです。

企業側の都合としても、ほかの数多くの応募者と比べた場合に、何か配慮する必要がある人を避けてしまうのは否めません。

時短希望を履歴書に書かない場合

メリット

応募時に時短勤務希望であることを書かない一番のメリットは、書類選考の通過率を上げることができることです。まずは書類を通過して面接に行かないことには始まりません。

離職中で転職活動に多くの時間を割ける人や、一度面接で会って情熱をアピールしたい人は、書類の通過率を上げるために時短勤務希望であることを書く必要はありません。

デメリット

応募先の企業が時短勤務の採用を行っていない場合は、面接に行ったところでスキルや経験関係なく即不採用になってしまいます。

忙しいワーママは面接日程を確保するのも一苦労なので、転職活動が回り道になってしまう可能性があるでしょう。

時短勤務できるかどうかは、ワーママにとって非常に重要なポイントであり、隠していても選考のどこかのタイミングで伝えなければなりません。

内定が出てから時短希望を伝えるのはマナー違反であり、内定取り消しになる可能性があります。 面接のときには必ず伝えるようにしましょう。

【ワーママの体験談】
転職エージェントを使用した際、書類通過率を上げるために、時短勤務であることは絶対に伏せるよう言われました。「書類が通ればなんとかなります」と言われ、時短希望を伏せたままどんどん応募することに。

ありがたいことに多くの会社と面接の機会をいただけたものの、面接で「時短勤務希望」と聞いた瞬間あからさまに面接官の顔がくもったり、「契約社員はどうか」「まずはアルバイトからどうか」と言われたりすることがあまりに多くて落ち込みました。

仕事と育児の予定を調整して何社も面接に足を運んだのに、すべて無駄足になってしまいました…。最初から時短勤務希望ということを伝えておくか、時短勤務専門のエージェントを使えばよかったと後悔しました。(Tさん 32歳 子供1人)

時短勤務希望の書き方と例文

時短勤務希望を履歴書の本人希望欄に書くときは、どのように書けばよいのでしょうか。

書き方のポイントとしては、「夕方早めに帰りたい」「お迎えに間に合う時間に帰りたい」など抽象的に書くのではなく、具体的に「○時に退勤したい」とはっきり書くことです。

また「17時以降の残業はできません」というように一方的に書くのではなく、「残業についてはご相談させていただけませんか」という謙虚な姿勢が伝わるような書き方を意識しましょう。

【時短勤務希望の書き方例文】

  • 保育園に通う2歳の子供がいます。大変申し訳ございませんが、17時までの勤務を希望いたします。
  • 子供の保育園が9時~17時のため、16時には退勤させていただけると幸いです。
  • 2022年の3月までは保育園の送り迎えがあるため、10時~17時の時短勤務で相談させていただきたいです。
  • 保育園のお迎えがあるため17時の退勤を希望いたします。可能なら勤務時間の前倒しをご検討いただきたいです。

【ワーママの体験談】
本人希望欄に書く際に、遠慮がちに「もしお許しいただけるのなら、17時までの勤務とさせていただけるとありがたいです」と書いたところ、 「17時までの勤務じゃなくても大丈夫ってこと?」 と面接でつっこまれてしまいました。

「17時までの勤務を希望します」と言ったら「ああ、絶対に17時までが希望ってことね」と言われてしまいなんだか微妙な空気に…。「お許しいただけるのなら」がわかりづらかったみたいです…。時短勤務が絶対条件である場合は、はっきり書いておくほうが良いと思います。(Nさん 32歳 子供2人)

時短勤務希望を履歴書に書くかはケースバイケース

履歴書の本人希望欄に時短勤務希望であることを記載するかどうかは、ケースバイケースです。応募先企業の志望度や経験スキル、時短希望を本人希望欄に書くことによるメリット・デメリットをよく考えて決めてみてください。

履歴書の記載方法や時短勤務の希望の伝え方に行き詰まったときは、時短勤務専門のエージェントを使用するのもおすすめです。

時短勤務OKな企業に絞った求人の紹介や、勤務時間の条件交渉をエージェント側ですべて行ってくれますよ。

仕事と育児の合間をぬって転職活動をするのは、本当に大変なもの。時短勤務希望の転職活動は何かと悩むことが多いですが、あきらめてはいけません。

ひと昔前に比べて、時短勤務での転職事例は増加傾向にあります。どうかあなたの希望に合った職場が見つかりますように。

ワーママ専門の転職エージェント「リアルミーキャリア」では、入社すぐから時短勤務可能な正社員の求人をご紹介しています。応募書類の書き方や面接対策など、お気軽にご相談ください。

有給休暇の日数や残業の有無・時短勤務可能な子供の年齢、リモート勤務の可否といった細かい条件をあなたに代わって企業に確認します。子育てに理解のある会社で家庭も仕事も充実させませんか。

>>関連記事:履歴書の職歴に育休期間は書く必要なし!育休中はどうする?書き方の例文は?


時短・テレワーク・フレックスなど
柔軟な働き方ができる転職先をご紹介します。
 

ワーママ・パパ・妊活転職専門の転職エージェントなら
リアルミーキャリア

 

この記事の著者