4年のブランクを経て、専業主婦から時短正社員で復職!保活・転職活動の体験談

                   

出産を機に退職された方からよくお聞きするのは、「子どもが幼児期に入ったら復職するつもりだった。しかし、いざ出産してみたら思考が母モード。出産と同時に働く気持ちまで産み落としてしまった…」という声です。

今回ご紹介するYさんも同様に、出産後の復職にしばらく足踏みしていた期間がありました。しかし、子どもが成長するにつれ、「家庭だけに従事していることに違和感があった。自然にまた仕事がしたいと思った。」と言います。

今回、出産退職からブランク4年を経て、短時間正社員として見事復職を遂げたYさんの復職活動の実例と成功のポイントをご紹介します。

家庭に重心を置きながらも、社会と繋がっていたい

妻 Yさん、夫(自営業:不規則勤務)、3歳になる長男の3人暮らし。
Yさんは、出産を機にBtoB Saasシステムのカスタマーサポート職を退職。
専業主婦期間を経て、長男が3歳になる直前にスタートアップ企業のバックオフィス職へ時短正社員として復職と同時に転職。

Q. 子育てしながらの異業種への再就職に不安はありましたか。

そもそも、社会復帰が不安でしたね。
異業種・職種でかつブランクがある状態で業務遂行できるのか、そもそも子どもの預け先は確保できるのか、など不安は尽きず、「ママになった私」が働くイメージがつきませんでした。
ただ、「子どもや家族との時間を大切にしたい」とは思いながらも、息子が2歳を過ぎた頃から乳児期の頃ほど手がかからなくなり、それと同時に「働くことで社会とかかわりたい」「家庭以外でやりがいを感じられることに出会いたい」という思いが膨らんできました。

Q. お子さんの預け先は、どうされたのですか?

週5日、6時間程度の短時間正社員として復職することを目指し、まず保育園を探しました。
2歳児クラスでの入園で、空き枠が出ないことには入園できないため、認可保育園2つと小規模保育園を1つ申し込みましたが初回はすべて落選。たまたま、一度落選した小規模保育園の募集人数が増員されることになり、二次募集で滑り込むことができました。これは本当にラッキーでしたね。
4月からの預け先が確保できたため、その時期に合わせて復職のための活動をしました。子どもの預け先が確保できたことで、復職活動もスムーズでしたね。

ただ、預けられたのは小規模保育園なので、2歳児までしか預かってもらえないんです。3歳児以降の提携園もないため、やっとこの4月から復職できましたが、既に来年のための保活を再開しています。笑
とはいえ、預けられなければ今の職場で働くこともできていないので、入園できてとてもありがたいです。また、次回の入園申し込み時にはかなり加点もつけてもらえるので、おそらくどこかの保育園には入れるかな、と期待しています。最近では幼稚園でも預かり保育の時間が充実している園も増えているようなので、併せて検討することで、仕事を継続することはできると思っています。

Q.なぜ、パートではなく短時間正社員の道を選んだのですか?

子どもが小さいうちは、「働く時間が調整しやすいパート」と漠然と思っていました。しかし、友人から時短の正社員で家庭との両立を保っている話を聞き、「短時間正社員ならライフ寄りでも正社員として働ける」ことを知りました。
この先、子どもの成長と家庭環境の変化に見通しがもてないからこそ、「安定した職があった方がいい」という経済的観点は重要でした。また、子どもが大きくなって完全に手を離れた時を想像し、「フルタイム、時短、パート等の選択の余地が残せる方が良いだろう」と自分自身の将来的なキャリアをイメージしながら、短時間正社員での勤務を希望しました。

Q.時短正社員での勤務は、どのようなメリットがありますか。

やはり育児・家事に必要な時間を充てられることですね。夫は不規則勤務のため、私が家事・育児をするウェイトが大きくなりがちですが、時短勤務のため気持ちにも時間にも余裕をもって、家事・育児を回すことができています。

Q.4年のブランクを経ての再就職ですが、精神的・業務上の負担はありませんか。

始業したての頃は、それこそタイピングの速度も落ちていて、ブランクを実感しましたね。笑
ただ、いざ軌道にのってしまえば、すぐに感覚を取り戻せました。職種を変えたこともあり、未経験の業務もありますが、その都度調べたり、職場の方々に確認することで円滑に進められています。
もともと私は、全ての準備をきれいに整えてから慎重に進めたいタイプなのですが、限られた時間で新しい業務、となるとそうも言っていられないので、とにかく動いてみてから考える、考えながら動く、ということを日々心がけています。時短勤務で限られた時間だからこそ、ある程度割り切って、必要な部分に集中して効率よく業務を進められている、という側面はあると思います。

Q.現在時短正社員でのご勤務ですが、今後のキャリアプランのイメージを教えてください。

仕事を続けながら、家族との時間に重きを置いていくつもりです。
子どもの成長や家庭の変化と共に、自分の働き方を追求していきたいですね。

■Yさんが転職に成功したポイント

Yさんの就職の条件は以下の通りでした。

【Yさんの就職の希望条件】

・短時間正社員で家庭の時間が確保できる仕事
・通勤時間に負担がない勤務地

◆社会復帰とともに異職種にも挑戦

Yさんは職種を変えての再就職でしたが、前職でのベーススキルを生かしながら、現職で必要なスキルを獲得しながら業務を遂行していこうという意思が明確でした。
一般的に復帰は転職よりもハードルが高いですが、Yさんの場合は、前職の経験が先進的で、かつ基礎として汎用性のあるものだったこと、そして何より、Yさんの仕事のクオリティが大変高いことが、復職のチャンスを得られた大きな要素となっています。
また、「自信が無いから、もう少し独学で勉強してから就職活動しよう」と考えがちですが、Yさんのように、ある程度前職での基礎的スキルがある方は、「就業後に実践経験を積む」という決心の上、チャンスやタイミングを逃さないのが重要です。独学で学んだことが即戦力になるとは限りませんし、年齢を重ねるほど動き出しにくくなります。

◆お子さんの預け先

復職活動を開始するにあたり、子供の預け先を確保することが大前提です。
企業の採用選考過程において、いくらスキル的にフィットしていても、保育園が確保できていなければ就業開始できる保証がないため、内定はほぼ出ないといっても過言ではありません。
通常の認可保育園だけに固執するのではなく、認証・認可外保育園、小規模園や保育ママといった地域型保育事業、企業が地域向けにも開放する企業主導型保育事業など、様々な選択肢を想定しておくことで、預けられる可能性が広がります。

■おわりに

ブランクがあることで躊躇し、一歩を踏み出せずにいるのは勿体ないことです。
今回ご紹介したYさんは、前職での経験に自信を持ち、必要なスキルは現場で習得するという明確な意思のもと、まず動き出すことで復職する道を見つけることができました。 ブランクや勤務時間の制約、預け先の確保など、躊躇する要素はたくさんありますが、自分のスキルや経験に対する自信や、復職したいという強い意思があるのであれば、本当にその方法はないのか、預け先や求人企業などの情報をもう一度よく見てみることをお勧めします。


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