壮絶なるワンオペ双子育児!「3歳で時短終了」の壁を転職で乗り越えた体験談

                   

「やっぱり育児と仕事の両立って無理なのかも…。」 子供が体調を崩した時期が仕事の繁忙期と重なった時など、弱気になることもありますね。

双子の子育ては、想像するよりはるかに壮絶なものです。おむつ替えに着替え、食事にぐずり対応…。成長過程がほぼ同じであるため、2人同時に手を焼かないといけないことがあまりにも多いのです。

今回は、双子の子育てをほぼワンオペで回しながら、3歳で時短勤務終了する直前に転職したRさん。子供の年齢制限なしで時短勤務できる会社に転職しました。

時短転職で仕事と双子育児を両立させながら、産前からの趣味に没頭し、充実した日々を送るワーママの実例です。

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出産前は未経験の職種にも躊躇なく挑戦

Rさん(30代・子供2人)
夫と3歳になる双子の4人家族。芸術業界の営業、通信会社のマーケティングリサーチ部門でリサーチャー経験を経て結婚。
その後は幼児向け英語教材を扱う企業の広告制作を担当し、双子を出産。子供が3歳になり時短勤務が終了する直前に時短転職。

もともと何かを企画したち計画することが好きだったので、新卒で音楽系アーティストのイベント企画をプランニングする仕事に就きました。

その後、通信会社のマーケティング部門でリサーチャーとしてデータ分析・解析を担当。 特にロジックを組むことや数字を追いかけることを得意としていたので、自分の能力をいかせるこの仕事にやりがいを感じていました。

しかし、会社の経営方針により業務が内向的なものに偏ってきたことから、徐々に面白味を感じられなくなり、もっと対外に貢献できる業務に挑戦したいと思い、転職に踏み切りました。

エージェントに登録後、キャリアアドバイザーに「数字を扱い、分析するスキルをいかせるから。」ということで提案していただいた広告制作の職種。 今まで興味すらない分野だったので不安はありましたが、これもご縁だと思いエントリーしたところ採用されたんです。

32歳で未経験職種への挑戦でしたが、アドバイザーさんの助言は的確でした。広告制作はやりがいを感じて夢中になれる仕事でした。

不安ばかりだった双子の妊娠生活

転職後3年目に妊娠、しかも「お腹の子は双子」と医師から告げられた時は、驚きとともに喜び…ではなく、「どうしよう!?」というのが正直な心境でした。

リスクが多い「お腹の子は双子」の苦悩

双子は出産において、母子ともに命の危険が伴うこと、障害をもって生まれるリスクが高いこと、また低体重で生まれた場合はNICUに入り、母親は毎日通院する必要があることなどなど…。

医師から出てくる言葉は最悪の事態を想定したリスクの話ばかりで、当時は恐怖だけが募りましたね。

独身上司への妊娠報告が憂鬱だった

周囲への妊娠報告は、一般的に「おめでとう!」と華やかな報告のやり取りをイメージしますよね。しかし、当時所属していた部署には、そのような雰囲気はありませんでした。

上司は独身女性。 メンバーが妊娠出産を経験するたびに、1人分の業務の穴埋めを上司が抱えていた事もあり、これまで部下の妊娠出産に関して煙たがるような対応をとる場面を見てきたのです。

いつ上司に報告しようか悩んでいるうちに、どんどん先延ばしに。

その一方で、悪阻の症状が日に日につらくなってきました。 なんとかつらい身体を引きずるような気持ちで取引先との会食に参加するものの、食事が喉を通りません。

「体調が悪くて…」としばらくはごまかしていたのですが、そうも言っていられなくなり、ついに妊娠3ヶ月目に上司へ妊娠報告と産休の相談をしました。

すると「おめでとう!無理しないようにしてね」と、あまりにも意外な上司の反応に拍子抜け。 ようやく肩の荷が下りたような気がしました。

今日も生き抜いた!双子育児の怒涛の日々

実は、勤務先のチーム5名の中になんと双子ママがいたのです。 妊婦100人のうち、双子の確率は100分の1。その2人が出会う確率は1万分の1という、奇跡のような出会いでした。

しかもお子さんは小学生という大先輩。「子供が双子でも、復帰して働き続けられるんだ!」と身近なロールモデルに勇気づけられました。

しかし、産休に入り無事に双子を出産してからは、想像を絶する怒涛の日々でした。

当時、夫の帰宅時間は夜21時を回る頃。「新生児のお世話は寝不足になる」と言いますが、我が家はそれが2人分。私1人で回すのは不可能と判断し、実家に里帰りしました。

私が1人を授乳している間に、もう1人に母からミルクをあげてもらい、3時間後には交代。その間に幾度ものおむつ交換。父には沐浴をお願いし、とにかく両親を頼ってマンパワーで回していました。それでも自分の体を休める間がなかったですね。

赤ちゃんが寝返りで動けるようになると行動範囲が広がるため、常に監視状態で気を張っている状態の私。

嬉しいとか幸せとか感じる余裕はなく、ただそこにある命を絶やさないためのお世話をこなすだけという日々が続きました。

大人3人態勢でもそんな状況だったので、結局子供が1歳になるまで実家で生活しました。

双子男児をワンオペ育児しながら保活開始

1歳になり、ようやく実家から自宅に戻っての生活がスタート。夫の帰宅時間は21時なので日中は完全にワンオペでした。

しかし、やんちゃ盛りになってきた双子男児を1人で育児するのは不可能だったので、家事代行やベビーシッターなど頼れるものはアウトソーシングを活用しました。

  • 掃除:家事代行(週1回)
  • 食材宅配の食事キット(ほぼ毎日。翌日分を夫と前夜に作る))
  • ベビーシッター利用(適宜)

双子2人が寝つくと「とりあえず、なんとか今日も生き延びることができた…。」と安堵の溜息が漏れる日々。

「このままでは私の身がもたない。子供にとっても安全に楽しく遊べる日々を過ごせるよう、一日でも早く保育園に入れよう!」と職場復帰を決断しました。

無認可保育園を経て認可保育園に入園

保活を始めたものの、案の定年度途中で保育園の空きはなく、「4月に認可保育園」へ入園させることを見越して、12月から無認可保育園に入園することにしました。

無事に職場復帰を果たし、子供と離れる時間ができたおかげで、ようやく我が子を「かわいい」と思える余裕が出てきましたね。

そして4月。双子であることから兄弟調整指数、認可外保育施設等に通所している調整指数が加算され、認可保育園に転園できました。

その一方で、夫が国内外の宿泊出張が多いポジションに異動。「なぜこのタイミングで…」と絶望しましたが、そうも言っていられないので、引き続きアウトソーシングを駆使して日々乗り切っていました。

子供の様子はというと、毎日の保育園の送迎時に2人揃って「保育園、いやー!」と泣き叫んでいる状況。あまりに激しく抵抗するので臨床心理士の先生に相談したところ、「親の愛情不足が原因」と言われかなりショックを受けました。

できることは最大限やってきたつもりでしたが、子供たち一人ひとりの心を満たせていなかったんだ、と落ち込みました…。しかし当時の状況では何一つ改善できず、日々の生活を回していく事だけで精一杯でした。

3歳の壁に直面!時短が切れることをきっかけに転職を決意

職場の制度では、時短勤務ができるのは「子供の3歳の誕生日」まででした。時短勤務が切れフルタイム勤務になると、18時までが仕事になます。

延長保育を使えば19時半まで預かり可能だったものの、私と子供の生活リズムを考えるとフルタイム勤務は不可能と判断。3歳以降も時短勤務ができる会社へ転職活動に踏み切りました。

双子育児の両立は無理と言われた転職活動

同僚の双子先輩ママは、ご主人が柔軟に勤務時間を設定できる勤務形態だったため、フルタイムでも問題なく勤務できているようでした。

しかし、我が家はほぼワンオペ。「勤務時間は17時半までの正社員フルタイム勤務」という希望を明確にしたうえで、転職活動に踏み切りました。

転職エージェント2社に登録し、合計40社エントリー。 子供が寝た後にせっせと書類を作成し、半休や時間休を駆使して面接へ。

しかし、書類選考から面接に進めたのは14社程度でかなりショックを受けました。やはり「17時半まで勤務・残業不可」という制約がネックになっていたようです。

採用面接では「双子育児だと両立大変なんじゃない?本当に働けるの?」と聞かれることが多く心折れかけた事もありましたが、なんとか4社から内定が出ました。

内定を蹴って転職活動をやり直し

しかしいざ転職先を決めようという段階になった時、勤務先を選べなかったのです。というのも、自分がやりたい仕事内容よりも、「時短勤務可能」という勤務条件だけを優先して面接を受けていたことに気付いたのです。

そして「時短勤務で入社することを配慮をしてもらった職場は、やりづらいんじゃないか」と転職後の不安が頭をよぎりました。

そこで、もう一回転職活動をやり直そうと、ふと「時短 転職」で検索をかけたんです。

それが転職先との出会いでした。「時短勤務の正社員」で入社が可能な会社を紹介してくれるエージェントがあることを初めて知り、私が求めていた働き方はこれだ!と思いました。

時短転職のおかげで深まった親子の愛

時短転職専門のエージェントを利用し、トントン拍子に事が運び、見事時短転職に成功しました。

そして、通勤時間が減って子供とかかわる時間が増えたことで、子供に変化が見られました。

保育園に行き渋りをしていた我が子が「保育園大好きー!行ってきまーす!」とスムーズに母子離れができるようになったのです。

「愛情不足」と指摘された母子関係でしたが、時間と心の余裕が生まれた事で、子供の行動をせかすこともなくなり、母子ともに朝イライラしなくなり、心穏やかに過ごせるようになりました。

フレックスを活用し自身の趣味に没頭

転職先はフレックス勤務で柔軟な勤務体系。日中に小一時間休憩をとることができます。

私は、産前からの趣味であったボルタリングに行ったり、ボランティアでバイオリンの演奏をしに行ったりすることができるようになりました。しばらく趣味からは離れた生活を送っていたので、趣味は何よりのリフレッシュになっています。

働くことで生活を制約するのではなく、時間を自分でコントロールすることで、生活に潤いが生まれることを実感しています。

時短転職に成功したポイント

Rさんの転職の希望条件

  • 残業なし・17時半までに終業
  • 自身の強みをいかせる仕事

年度途中で職場復帰を決断。その時点で認可保育園には空きがなく、待機児童状態でした。

しかし、無認可保育園に通園していれば4月入園時の審査で調整指数が加算されることを見越して、12月から無認可保育園に入園。そして無事に4月に認可保育園へ入園することができました。

産休・育児休暇明けの転職の場合の必須条件である「いったん復帰後に転職」「子供の預け先確保」を見事な計画性で乗り切りました。

双子育児と「自分らしさ」の追求

Rさんは、好奇心旺盛で多趣味。電車で1時間かかる通勤距離をロードバイクで走るようなアクティブさをお持ちの方です。

しかしそんなバイタリティあふれるRさんが疲弊するほどの過酷な双子育児。そしてさらなる障壁「3歳で時短勤務終了」の壁。時短転職で内定をもらったものの、やりたい仕事ではなく転職活動を仕切り直し。

最終的には「時短転職」が可能なエージェントを知り、時短勤務でご自身の特性をいかせる職種と出会うことができました。

たとえピンチに追い込まれたとしても妥協しない、Rさんのこだわりが粘り勝ちした転職成功事例です。

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