育休明けから半年で退職できる?ママたちの本音と失業保険について

                   

育休明けの日々はてんてこ舞い…。

「子供の支度に時間がかかる…」
「仕事が思うようにできない…」

など、不満がたまる一方ですよね。そんなとき、ふと頭によぎるのが「退職」の二文字ではないでしょうか?

そこで今回は、同じように辛い思いをしたママさんたちの本音と失業保険について、ご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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育休明けに退職できるの?

育休明けの退職は、時期を問わずいつでも可能です。

育休明けは、時間に追われて辛い時期です。そのため、最終的には自分の気持ちを優先して決めましょう。しかし、育休明けすぐに退職するのは、会社にも影響があります。そこで、会社へ説明する理由が大切となってきます。

育休明けて半年後の退職は非常識?実際に退職したママたちの本音5選

育休明けで退職したいと考えたあなた、育休が明けてから半年での退職は非常識ではありません。実際に、育休が明けて半年後に退職したママさんたちの本音をご紹介します。

自分と同じ境遇のママさんたちの本音を知って、参考にしましょう。

1.時間との葛藤が辛かった、仕事と育児を両立できない

退職理由でよくあるのは「仕事と育児の両立」です。育休が明ける前の数カ月間で、登園準備のシミュレーションをしていても、予期せぬことが起こったり実際はそれ以上に大変。

その上、子供のイヤイヤ期が始まったり、自分で支度を覚えさせたりと環境は刻々と変化します。そのため、想像以上に心がすり減っていき、退職を決意するママさんが多いです。

2.理想の子育てができず、子供との生活を優先したい

次に退職理由で多いのが「子供との生活を優先したい」です。ある日、保育園へお迎えへ行くと、保育園でうまく成長が見られず、先生に「もう少しご家庭でも気を付けてみてください」と注意された。

子育てをしている母親であれば、このように保育園の先生から言われてしまうこともあります。この状況が続くと「ちゃんとママ業ができてない」と自分を責めてしまい、最終的に退職を決意してしまうケースがあります。

3.職場の理解がない

3つ目は「職場の理解がない」です。これは、育休明けのキャリア形成と現実のギャップが強い場合に陥りやすいです。

子供が熱を出して有休を連日取得し、次の出勤時に同僚から陰口を言われる。反対に、過剰なケアにより自分のキャリアが築けない。といった場合に退職を考えたくなります。

4.勤務先が遠い

4つ目は「勤務先が遠い」です。育休明けに異動となり、職場が自宅から遠い。また、今までは普通に通勤していた場所であっても、子供の発熱や早退の際に保育園へ迎えにいくときに「勤務先が遠い」と感じがちです。

自宅から近い職場へ異動できればよいのですが、そのような機会はあまり期待できません。そこで退職を決意するママさんがいます。

5.子供や自分の体調に不安がある

最後に「子供や自分の体調に不安がある」ケースです。子供の発育に対応が必要な場合や、看病が必要となった場合、退職を考えます。

また、子育て中のママさんが忘れがちなのは、自分の体です。家事や育児を優先するあまり、自分の体を後回しにするママさんが多くいます。

がんばるママさんはとても素敵ですが、子供にとってママは世界で1人だけ。体調に不安を感じたら、退職という選択肢も検討してみましょう。

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退職を決める前に考えたい5つのこと

退職理由に1つでも当てはまると感じたとき、より退職の意思が強くなるでしょう。ですが、今まで築いたキャリアや、新しい職場を探すことを考えると、できれば退職は避けたいものです。そこで、退職を決める前に、考えておきたいことを5つご紹介します。

1.家事代行サービスを利用する

仕事や子育てに忙しいママにとって、家事代行サービスは強い味方です。また、近年では、子供を世話するベビーシッターと家事代行を同時に行うサービスもあります。休日にシッター兼家事代行サービスを利用し、ゆっくり休みましょう。

家事代行サービスは、2時間ほどからオーダーできます。定期的に利用して休息を入れることで、退職を踏みとどまれるかもしれません。

2.年収の変化がある

計画外の転職は家計に影響が出ます。長年働いてきた会社であれば退職金が支給されることもあるでしょうが、退職後の家計のやりくりや、収入源の確保などしっかり確認しておきましょう。

事前に家計のシミュレーションをすることで、一度冷静になり、退職を考え直せます。また、家計を気にしなくてよい場合も、将来の資金繰りを再検討してから退職を決めましょう。

3.家族、友人、第三者に話してみる

家事や育児で疲れたり、不安に思ったり、ストレスが溜まっている。そんな時は、身近な人に話してみることをおすすめします。少しでも辛さを吐き出せば、楽になる上に、自分の働き方や家事、育児について見つめ直すきっかけとなります。

ストレスが溜まっているときに弱音を吐くと「自分はダメなママだ」と落ち込むかもしれません。ですが、相手はそのように思わないでしょうし、いきいきと働くママを見たいはずです。迷わずに困っていること、不安に思うことを身近な人に話しましょう。

4.転職活動の準備をする

退職を決意した瞬間、大半のママさんが転職活動を考えるでしょう。そこで考えておきたいのが「小さな子供がいながら転職活動は大変」なことです。育児中の転職は、現職より転職先選びの条件が狭くなります。

また、書類選考を通過していざ面接!というときに子供の預け先が見つからなかったり、支度の時間がなく遅刻をしたりとスケジューリングに失敗することも。しっかりと事前準備をして転職活動に臨みましょう。

ただ、心身に不調をきたしている場合は、無理に転職活動をせず、自宅で静養しましょう。

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5.退職後は保育園の退園が必要

退職後、しばらくお休みするのであれば、保育園を退園しなくてはいけません。再度就職する場合、保育園への入園審査が必要となり、定員に余裕がある保育園から選ぶこととなります。園の場所によっては、現在より送り迎えが大変な上に「持ち物を一からそろえ直す」といった手間がかかります。保育園転園は大変なため、退職を踏みとどまる方も多いです。

また、もし転職する場合は、就職活動を理由に一定期間内は保育園へ残れる場合があります。保育園の入園ルールは、住んでいる市町村により変わるので、事前に近くの市町村へ確認が必要です。

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育休明けから半年で退職しても失業保険はもらえるの?

退職前に検討したい5つを考えても退職の方向しか見えなくなったときは、具体的に退職の意志を伝えるときです。では、育休明け半年で退職した場合、失業保険はもらえるのでしょうか?

失業保険は、受給条件を満たすことで受け取れます。受給条件は、過去2年間で12カ月以上雇用保険に加入経験をもつ失業者であること、ハローワークで求職中なことの2点です。そのため「育児に専念する」という理由で退職する場合、再就職の意志がないとみなされ失業保険はもらえません。

また、退職理由は、会社へ退職届を提出する際の理由と同一でないと、会社側の申請情報と相違が出て、失業認定に時間を要します。最初に退職の意思を伝えるときから注意しましょう。

育休明け半年で会社を辞めるあなたへ知っておきたい会社の本音

考えに考え抜いて退職を決めた方へ、退職の話をするときに知っておいてほしいこと3点をご紹介します。会社側の本音を参考にして、円満な退職を目指しましょう。

1.繁忙期の退職はやめてほしい

最初の本音は「繁忙期の退職は避けてほしい」です。繁忙期は猫の手も借りたいほどに忙しい日々が流れます。そんな中で退職の話をすると、忙しい手を止めて話を聞いたことで、本来の業務とは別の業務が増えることも。

少々辛い時期があるかもしれませんが、繁忙期だけは頑張って出社してほしいというのが本音でしょう。

2.ハラスメント行為があったら相談してほしい

2点目は「ハラスメント行為があったら相談してほしい」です。これは、職場の理解がなく退職を決意した方に向けたものです。ハラスメント行為は、自分が退職しても解決しません。

早めに会社へ相談することで、ハラスメント行為をする社員へ注意がいき、会社を辞める必要はなくなります。もし、ハラスメント行為に悩んだら、真っ先に会社へ相談しましょう。

3.突然辞めないでほしい

最後に「突然辞めないでほしい」です。いくら仕事が辛くなって退職したいと思っても、明日から突然いなくなったら、交代の従業員を探す余裕もありません。

また、業務の引き継ぎ事項が残っている場合もあるでしょうから、退職が決まったら、必ず引き継ぎをしましょう。

育休明けに退職する前に誰かに相談しよう

育休明け半年で退職するケースについてご紹介しました。当たり前のことですが、ママは家事や育児を休んでいいのです。忙しくても、第三者の手を借りてでも、適度にストレスを発散しなければ、心身が壊れてしまいます。また、少し違う角度から自分を見つめ直し、冷静になることも退職を考え直すきっかけとなるので、おすすめです。

考え抜いた結果、退職を決断することは非常識ではありません。いずれにしても、後悔のない選択をしてくださいね。

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