子供がインフルエンザで仕事を休む場合は何日休む?休めないときはどうする?診断書がいるの?

                   
※写真はすべてイメージです

毎年寒い季節になると共働き家庭を悩ませる、子供のインフルエンザ問題。予防接種をして手洗いうがいに気を付けていたとしても、かかるときはかかってしまいます。

子供のことを考えれば会社を休んで毎日付き添ってあげたいものですが、仕事のスケジュールや同僚からの目線などが気になり、なかなか休みにくいという親もいることでしょう。

ここでは、子供がインフルエンザになった場合に仕事は何日休むべきかや、どうしても仕事を休めないときの対処法、子供のインフルエンザで仕事を休む場合に診断書が必要かどうかを解説します。

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子供のインフルエンザで仕事を休みづらいワーママたち

子供がインフルエンザになった場合、保育園や小学校の出席停止期間が明確に定められているため、共働き家庭ではどちらかが仕事を休んで子供を看病することになります。

夫の仕事の都合がつかず、子供が病気のときはママが仕事を休むしかないという家庭も多いことでしょう。

ほかに子供をみられる人がいないから仕方がないとはいえ、インフルエンザで数日間も会社を休むのは肩身が狭いですよね。1日や2日ではなく、突然数日間も会社を休むことになるため、同僚に迷惑をかけることを心配するママもいます。

ただ、インフルエンザになるのはあなたの子供だけではありません。職場にも、誰かしらインフルエンザで休む人はいるのではないでしょうか。

ワーママが子供のインフルエンザで休むのも、同僚がインフルエンザで休むのも、どちらも突然起こる仕方がないこと。子供のインフルエンザで急に休むことをあまり気に病みすぎたり、同僚の目を気にしすぎたりする必要はありませんよ。

子供のインフルエンザで仕事は何日休むべき?

厚生労働省は、子供の出席停止の期間を「発症した日が0日で、5日を経過し解熱した後2日(幼児なら3日)が経過するまで」と定めています。土日にかぶらなかった場合は、最低でも5日間仕事を休まないといけません。

インフルエンザの場合は、解熱してからもしばらく出席停止となる点が普通の風邪と異なります。子供が解熱後も出社できないことを会社側が知らないこともあるので、会社にはインフルエンザにおける出席停止のルールを共有しておきましょう。

参考文献:インフルエンザQ&A 厚生労働省

子供のインフルエンザでママが仕事を休めないときはどうする?

子供がインフルエンザなのに、絶対に穴をあけることができない大事な仕事があり休めない…! どうしてもママが仕事を休めない場合は、夫、祖父母(実家・義実家)、病児保育や病児シッターなど自分以外にお願いするしかありません。

とくにインフルエンザのような長期欠席が必要となる場合、夫の協力は不可欠です。ママだけがひとりで抱え込むことがないよう、夫婦で協力して乗り切りましょう。

インフルエンザに限らず、子供の急な病気で出社できないことはいつでも起こりえます。あらかじめ病児保育や当日申し込み可能なベビーシッターをチェックしておくと、いざというときも迅速に子供の看病をしてくれる人が見つかります。

商談や出張など絶対に外せない大事な仕事があるとわかっている場合は、前もって夫や実家・義実家・ベビーシッターなど頼れる人に「万が一その日子供が病気になったら、面倒を見てほしい」とお願いしておきましょう。大事な日にもし子供が体調を崩したら…といった心配からも解放されますよ。

会社にも子供のインフルエンザで休むことを共有

インフルエンザが流行し始めると、いつ子供がかかるかわかりません。インフルエンザの流行が確認される時期になったら、上司や同僚に「子供がインフルエンザにかかったら休む可能性があります」と話を通しておきましょう。

急な休みで出社できなくなることに備えて、重要な仕事は翌日に残さずその日のうちに片づける、チーム内で仕事の進捗共有をしっかり行うといったことを心掛けることで、急に休むことになった場合スムーズに引継ぎが行えますよ。

子供のインフルエンザで仕事を休むとき診断書は必要?

子供のインフルエンザで仕事を休むとき、原則として医師の診断書は必要ありません。

ただ、会社が独自の看病休暇制度を定めていたり、「家族がインフルエンザになったら本人も出勤禁止」といったルールを定めていたりする場合は、エビデンスとして診断書の提出を求められることもあります。

上司がこういったルールを把握していないこともあるので、あらかじめ会社の就業規則を確認しておきましょう。

子供のインフルエンザで仕事を休むときの注意点

子供がインフルエンザになったときに注意したいのは、きょうだいや夫はもちろん、自分がかからないようにすることです。

きょうだいや自分が時間差でインフルエンザにかかった場合は、さらに数日会社を休むことになります。とくに自分がインフルエンザになった場合は、出社というわけにはいきません。

自分やきょうだいがうつらないためにも、インフルエンザの子供を看病する際はマスク着用を徹底し、基本の手洗いうがい。食器やタオルは別にする、なるべくきょうだいを密着させないなど感染予防に努めましょう。

そうはいっても、咳エチケットを言い聞かせるには難しいですし、赤ちゃんはなんでも舐めてしまいます。

また、子供のインフルエンザが回復したと思ったら学級閉鎖になってしまい、引き続き子供が学校に行けなくなることもありえます。そうなるとさらに仕事を長期間休む可能性も出てくるので、学級閉鎖になったときの対策も前もって考えておきましょう。

長期出社できないことに備えてリモート勤務できるよう会社に交渉したり、夫や祖父母のスケジュールをおさえたり、病児保育の確保をしておくと安心です。

>>関連記事:学級閉鎖で学童に行けない!仕事や子供の預け先はどうする?ワーママの体験談を紹介

子供のインフルエンザで仕事を休むと嫌味を言われる!?

職場の雰囲気によっては、子供のインフルエンザで急に休もうとしたときに拒まれたり、「また休むの?」などと嫌味を言われたりすることがあるかもしれません。「なんとかして出社しろ」と無責任な言葉を投げかけられる可能性もあります。

休みにくいときは子の看護休暇を申請する

そのようなときは「子の看護休暇」を申請しましょう。子の看護休暇は、未就学児を育てる親に付与される子供の看病を目的とした休暇制度です。小学生以降が対象になるかどうかは会社によります。

子供の病気や怪我で子の看護休暇を使うと、子供1人につき1年で5日、2人以上の場合は10日休むことができます。

これは厚生労働省が育児・介護休業法という法律で定めているので、会社は申請を却下することはできません。さらに、子の看護休暇を欠勤扱いにしたて人事考課に反映することも禁じられています。

ただし、子の看護休暇が有給か無給かは会社によって異なるので、事前に確認しておきましょう。無給の場合は、子の看護休暇で休んだ日の給料は控除となります。

参考文献:育児・介護休業法のあらまし 厚生労働省

子供の病気で休むと肩身が狭くてつらいときは?

子の看護休暇を利用したとしても、育児に理解のない職場では子供の病気で休みをとりづらかったり、嫌味を言われたりしてママに精神的負担がかかることがあります。このような状況は会社の社風によるところが大きいので、話し合いによって解決するとは限りません。

子供の病気で休むたびに肩身の狭い思いをする職場では、普段からも会社の理解のなさに理不尽な思いをすることが多いのではないでしょうか。会社の育児への理解のなさがどうしてもつらい場合は、ワーママに理解のある職場に転職するのもひとつの方法です。

子の看護休暇が有給だったり、リモートワークが可能だったりする会社なら、急な子供の病気を不安に思うことが減ることでしょう。

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子供がインフルエンザになる前に事前準備をしておこう

気を付けていてもかかることがあるインフルエンザ。いざ子供がかかったときに慌てないためにも、「もし急にインフルエンザになった場合仕事はどうするか」を家族でシミュレーションしておきましょう。

シーズン前に親子で予防接種を受けるのも重要な対策です。インフルエンザの予防接種をしたからといって絶対かからないわけではありませんが、インフルエンザになる確率をかなり下げることができます。重症化を防ぐという意味でも、共働き家庭では予防接種を受けることをおすすめします。

いざというときに備えて、夫婦で協力して日頃からできることを準備できると良いですね。

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