学級閉鎖で学童に行けない!仕事や子供の預け先はどうする?ワーママの体験談を紹介

                   
※写真はすべてイメージです

寒い季節が近づいてくると、インフルエンザによる学級閉鎖のニュースを耳にすることが増えます。学級閉鎖になるともちろん学校は休み。学級閉鎖のクラスの児童は、本人が元気だとしても学童に行くことを禁止されてしまいます。

共働き家庭では、平日であればパパもママも仕事に行かなくてはなりません。突然学級閉鎖になったら、仕事や子供の預け先は一体どうすれば…!?

今回は、学級閉鎖になる基準や学級閉鎖になったときの対応策について、ワーママの体験談とともに解説します。

学級閉鎖は共働き家庭にとって非常事態です。 世のワーママたちはどのように対応しているのでしょうか。

小学校の学級閉鎖の基準は?

小学校の学級閉鎖はそれほど珍しくありません。冬になるとインフルエンザで学級閉鎖というニュースを頻繁に耳にするようになります。一体どのような基準で学級閉鎖を決めているのでしょうか。

学級閉鎖は各自治体が決める

学級閉鎖は「学校保健法」という法律に基づいていて、「伝染病予防のため、必要に応じて学校の設置者は臨時に学校の全部、一部の休業を行うことができる」と定められています。インフルエンザなどが流行すると、これ以上感染を広げないために学級閉鎖という措置が取られます。

学級閉鎖を決断するのは、学校の設置者である各自治体の教育委員会。校長が必要と判断したら教育委員会に報告して、学級閉鎖が決まるという流れになっています。

学級閉鎖の対象となる病気はインフルエンザだけではなく、「学校において予防すべき感染症」に定められている病気です。必要と判断されれば、麻疹や流行性結膜炎、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎も学級閉鎖の対象となる可能性があります。

学級閉鎖となる基準はない

学級閉鎖は「何人休んだら何日間」という基準は特に定められていません。流行っている病気の種類や流行の状況、校医の判断などによって毎回異なります。自治体の教育委員会の判断によっても違いがあります。

ちなみに、以前新型インフルエンザが流行ったときは、東京都では「クラスのおおむね10%が休んだ場合に4日間の休み(※)」という基準で学級閉鎖を行っていました。特別な病気が流行した場合は、学級閉鎖の基準が定められることがあるようです。

※参考文献:新型インフルエンザに関する東京都の対応等

学級閉鎖はある日突然やってくる

学級閉鎖は生徒の欠席状況によって突然決まるので、事前に予測することができません。「明日から学級閉鎖」「今日から学級閉鎖」ということもありますし、「午後から学級閉鎖で給食を食べたら帰宅」ということも…。

連絡は学校からお知らせのプリントということもありますが、最近ではメールでの連絡が増えているようです。

学級閉鎖のときは学童に行くことができない

学級閉鎖になったクラスの子供は、本人が元気でも学童に行くことはできません。児童館の利用もNGです。本人が元気でも病気の潜伏期間で発症していないだけという場合もあるので、やむをえない措置といえるでしょう。

学級閉鎖中の外出は、許可している学校と禁止している学校があります。習い事などでやむをえず外出する場合は、元気でもマスクをつけるようにしましょう。

学級閉鎖のとき親の仕事はどうする?

共働きだと、学級閉鎖になったときの対応に本当に困ってしまいますよね。学級閉鎖になってしまった場合は、基本的には仕事を休んで家で子供をみることになります。会社や上司には、病気が流行り始めたら「突然学級閉鎖になることもある」と事情を説明しておくと、仕事の調整がしやすくなるかもしれません。

しかし、そんなに何日も仕事を休めないということもありえます。パパと交代で休む、在宅勤務が可能であれば家で仕事をする、実家に預ける、シッターやファミリーサポートをお願いするなど、事前に対策を考えておくと落ち着いて対応できるでしょう。

やむをえずひとりで留守番をする子供も

学級閉鎖になったものの、どうしてもパパ・ママともに休めず、預け先が確保できないということもありえます。そんなときのために、ひとりで留守番をする際の注意点を子供と話し合っておくと安心です。

最初は10分からでも、実際にひとりで留守番をする練習をさせておくと、子供にも自信がつくでしょう。突然ひとりで留守番となったときでも、あわてないで対応できるはずです。

子供の年齢にもよりますが、ひとりで留守番をさせる場合、以下のような約束ごとを決めておきましょう。

・火は使わない(食事やおやつはパンなどすぐ食べられるものを用意する)
・戸締りはきちんとする
・勝手に外出しない
・友達を家に入れない(事故や怪我があった場合に、責任がとれないことを説明する)
・電話や玄関のチャイムが鳴っても出ない(泥棒や詐欺、子供を狙う犯罪などもあることを説明する)
・困ったことがあったらパパ・ママにすぐに連絡する

また、ひとりでいるときにインフルエンザなどの病気を発症する恐れもあります。体調が悪ければ、すぐにパパやママに連絡することも約束しておきましょう。

ひとりで病院にかかれる年齢であれば、保険証や病院の受診カードの保管場所、病院の場所やかかり方を教えておくと安心です。

学級閉鎖に関するワーママの体験談

ここでは、子供の学級閉鎖に関するワーママの体験談をご紹介します。

学級閉鎖で2週間も休むことに

学級閉鎖がこんなに頻繁にあるなんて、小学校に入るまで知りませんでした。インフルエンザA型が終わったかと思ったら、次はB型。インフルエンザの流行の終わりが見えず、学級閉鎖で2週間も会社を休むはめになり大変でした。

会社の先輩ワーママが「同じ経験をしたことがあるから気しないで」と言ってくれて、とても救われました。家で仕事をした日もありましたが、ほかの日は子供と一緒にゆっくり過ごせる良い機会だと思い、学級閉鎖中はいつもより構ってあげるようにしました。(静岡県)

学級閉鎖中は実家にあずけた

冬のインフルエンザの流行で学級閉鎖になりました。学童に預けることができないため、仕事を休まなければいけません。お願いできるときは実家に預けていましたが、それでも学級閉鎖でたびたび会社を休まなければいけないのは本当にストレスでした。(宮城県)

急に学童が使えなくなり仕事を早退

インフルエンザで学級閉鎖になったときは、突然「1年2組は明日から3日間学級閉鎖になります。学童の利用は本日より3日間できません。」というメール届いてびっくり。今日から学童が利用できなくなるなんて、もちろん想定外です。

子供に鍵を持たせていなかったため、当日は仕事を早退して家に帰ることに。ほかのワーママに聞いてみると、その日は子供にひとりで留守番をさせたり、友達の家で預かってもらったりしたようです。

翌日から3日間は夫と交代で仕事を休みました。急なことだったので精神的にとても疲れました。学級閉鎖のときは夫婦の協力は必須です。(愛知県)

夫婦と祖父母で乗り切った

1年生の冬にインフルエンザが流行り、学級閉鎖で5日間休みになりました。学校にも学童にも行けないので、働いている親からするとすごく困ります。仕方がないので、主人と交代で仕事を休み、どうしようもない場合は祖父母の助けを借りて、なんとか乗り越えました。

学級閉鎖とずれてインフルエンザにかかってしまい、10日以上学校に行けなくなってしまった子もいました。インフルエンザの予防接種は受けるべきだと感じました。(神奈川県)

リモート勤務とママ友の協力で乗り切った

突然小学校から連絡メールが来て、翌日から娘のクラスが4日間学級閉鎖になると知らされました。小学校にも学童に行けず、親子で身動きが取れなくなるため、共働き家庭は本当に困ってしまいます…。

4日間の学級閉鎖のうち1日は私の有給、2日間は会社のリモート勤務、どうしても出社しなければいけない1日は同じクラスのママ友の家に子供をあずけて乗り切りました。(神奈川県)

近所に見守りをお願いした

学級閉鎖のとき、私が休めないときは小学校2年生の娘をひとりで留守番させました。日中ずっと大人の目がないのは不安だったので、近所の顔見知りのカフェで昼ご飯を食べてもらうようにし、様子を見守ってもらっていました。(東京都)

突然の学級閉鎖にあわてないために対策を考えておこう

突然やってくる学級閉鎖を防ぐ方法はありません。こればかりはどうしようもないものと割り切って、事前に対策を立てておくしかありません。

学級閉鎖で休みになると、うちの子は元気なのに…と思ってしまうのも仕方がありませんが、学級閉鎖という制度はわが子の健康も守ってくれている、ありがたい制度でもあります。もし学級閉鎖という制度がなくて病気が蔓延し、子供が病気になってし待った場合、どちらにせよ仕事に影響が出てしまいます。

日ごろからパパや子供とも話し合い、助けてもらえそうな人やサービスをピックアップし、ひとりで留守番するときの注意点についても確認しておきましょう。

学校や学童に行けない恐れがあるのは、学級閉鎖のときだけではありません。台風や災害などで突然、学校や学童が休みになるケースもありえます。学校や学童以外での過ごし方、ひとりで留守番をする注意点を考えておくのは、学級閉鎖以外の場面でも役に立つはずです。

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