【小2の壁 体験談】ワーママ生活で一番の壁だった!時間と心の余裕を手に入れるために転職を決意

                   
※写真はすべてイメージです

小学校生活なんてどこか遠い世界の話かと思っていたのに、気付いたら子供はもうすぐ小学生。「小1の壁」という言葉を聞いたことのあるワーママは多いのではないでしょうか。

小学校の就学前健診や学童の入会説明会があると、いよいよ「小1の壁」が現実味を増してきますね。最近では小1の壁を乗り越えた後に、小2の壁に悩む家庭が増えているようです。一体「小2の壁」とはどのようなものなのでしょうか。

今回は、小1の壁をなんとか乗り越えたあとに小2の壁にぶつかり、働き方を変えるために転職をしたワーママの体験談をご紹介します。

Sさん(子供2人)
「実家ヘルプなし」「夫激務でワンオペ」「フルタイム勤務」で上の子の小1の壁に直面し、激動の1年間を終えてどうにか小1の壁を乗り越える。ところが新たに出現した小2の壁に悩み、転職を決意。現在は自宅でのフルリモート正社員として働くアラフォーママ。

【時短正社員転職の圧倒的実績!】
リアルミーキャリア(無料)

あまり聞きなれない小2の壁とは?

一般的には、学童が定員オーバーの場合に小1を優先するため、小2が学童を退所させられてしまうことを「小2の壁」と言います。

しかし、小2の壁はそれだけではありません。我が家の場合は、以下のようなことで小2の壁を感じました。小1の壁よりもさらに親が試されているようでつらかったです。

【1】子供の宿題が増えるので、親にかかる負担が大きくなる
毎日の音読にくわえて掛け算九九の聞き取りチェック、漢字ドリルや計算ドリルの量も増えるので、丸付けも増えます。

【2】子供への関わり方が変わり、精神面のケアが中心になる
子供が精神的に成長するにつれ、お世話ではなく精神面のケアが必要になります。小学校で人間関係の悩みがでてきたり、反抗的な面もあらわれたりして、子供と向き合うことの難しさを感じることが増えます。

そんなことかと思う方もいるかもしれませんが、ただでさえ時間に追われているワーママにとって、帰宅後の2~3時間は戦争そのものです。小さな弟や妹がいる場合は、小学生の宿題を見つつ下の子の相手もしながら家事も行います。

子供とゆっくりと話をする時間をとること自体が難しく、ワンオペ育児の家庭なら簡単にパニックになります。

小1の壁は学童と留守番で乗り越えた

当時は9時から17時までの勤務でしたが、下の子の保育園送迎もあったため、家を出るのは朝8時、帰宅するのは18時という生活でした。

下の子のお迎えもあり、保育園と学童の二か所お迎えとなると夜のスケジュールがきつくなること、娘が1時間程度の留守番は問題なくできる子であったことから、入学当初から鍵を持たせて、学童の後はママが帰宅するまで家で1時間弱の留守番をさせていました。

夏休みに学童に行くことはさすがに嫌がっていましたが、1年目の学童は子供本人もされるがままに通っていたので、本気で嫌だと言われることもなく、どうにか過ぎていきました。

平日の1時間程度は安心して留守番させることができましたし、子供本人の意思を尊重して早めに学童から帰宅させたり、学童をお休みして友達と一緒に遊ぶということもありました。鍵の施錠も問題なくできていましたので、放課後の生活は軌道に乗ったものと思っていました。

学童を退所!今回ばかりはどうにもならないと思った

我が家の長女は、小1の終わりごろから「学童を辞めたい」と言い出すようになりました。きちんと留守番ができるし、ママが帰宅するまでに宿題も終わらせている子だったので、我が子ながらなんてしっかりした子なのだろうと安心していたものです。

しかし夏休みなどの長期休みは、さすがに朝から夕方までひとりで留守番させることはできません。長期休みだけ学童に通うつもりで、1年生終了と同時に学童もいったん退所することになりました。

小2になると毎日放課後を自由に過ごすようなり、日々を楽しく過ごしていたある日。夏休みが近づくにつれ、「やっぱり夏休みに学童に行きたくない」と娘が言うようになりました。何となく予感はあったものの、「やっぱりか」というのが親としての正直な感想でした。

>>関連記事:【体験談】子供が学童を嫌がる!行きたがらない理由と対処法は?一年生二年生に多い学童拒否

今のままでは親も子も疲労するだけかもしれない

平日は親子ともに時間がなく、ママが18時に帰宅してから子供たちが就寝する21時までのあいだに、あまりの忙しさにママである私自身がイライラするようになっていました。

やるべきことを終わらせるのに必死で、子供と話をする時間をきちんと取ることができません。でも子供の就寝時間を遅くすることもしたくありません。パパは相変わらず激務で戦力にならないワンオペ育児の日々は、今後も変わりそうにないことも目に見えていました。

たとえ上の子の小2の壁を乗り越えたところで、数年後には間違いなく下の子の小1・小2の壁もやってきます。

また、私自身が子供の頃に学童に通った経験もなく、自宅での自由な夏休みしか知りません。子供が本気で行きたくないというのであれば、どんな説明をして子供を納得させたとしても、ママである私が納得できないかもしれないと感じました。

ママが時間的にも精神的にも余裕を持つため、子供の意思を尊重するため、それまでのようにフルタイムで会社に通う働き方はもう辞めようと考え、小2の夏休み前に転職しました。

転職して働き方を変えてみたら天国だった

現在は、フルリモートかつフルフレックスという働き方をしています。それまでの人事系の経験をいかし、社員として月120時間を自宅で仕事しています。

前職でも子供が熱の時に臨時的に在宅勤務をすることはありましたが、今は完全に自宅での勤務となり、通勤時間がなくなったことで時間に余裕がうまれました。

子供は小学校の長期休みでも学童に行く必要がなくなり、午前中は宿題をしたり習い事に行ったりして、午後からは友達と遊ぶために出かけていき、夕方まで帰ってきません。

子供が家にいても「ママは今、仕事中だよ」と伝えておけば、よっぽどのことがなければ邪魔されることもありません。さすがに家に幼児がいると集中することはできませんが、小学生なら手もかからないので、リモート勤務で親子ともに満足度の高い生活になりました。

>>関連記事:リモート勤務のワーママの1日を紹介!テレワークは共働き家庭にメリットが多い

小2の壁で転職して手放したもの

フルタイムから時短勤務になったので、収入は減りました。フルリモート勤務といっても、フルタイム勤務は時間的にも当面厳しいと思ったので時短勤務にしました。

当然、収入も比例して下がりますが、子供が成長すればどうにでもなると思っています。今はキャリアにブランクを作らず、子供との生活に重きを置いて仕事を続けることを選びました。

小2の壁で転職して手に入れたもの

時間と精神の余裕です。私にとってはこれが本当に貴重なものでした。実家もパパもあてにできないので自分で何とかするしかない身としては、「お迎え間に合わないかも」「学級閉鎖で会社に行けない」「台風で休校、学童も休みでどうにもならない」という心配が一切なくなり、安心して仕事をすることができます。

また、自宅で過ごす時間が増えたことにより、外食やお惣菜の出番が減りました。もともと「栄養バランスの取れた食事を毎日作りたい」と思っていましたが、忙しすぎるためあきらめていたのです。今では時間に追われることなく、毎日手作りできるようになったことも嬉しいです。

土日につめこんでいた用事を平日にこなすことができるようにもなりました。子供の習い事は送迎が必要なものが多く平日はあきらめていましたが、今では平日の仕事後に対応できるようになりました。忙しかった土日が、ようやく本来の休みになり疲れがとれるようになりました。

きっと壁は何度もやってくる、何度でも立ち向かう

ワーママに何度も訪れるたくさんの壁。保活の壁、二人目の壁、3歳の壁、小1の壁、小4の壁とありますが、さすがに小2の壁は想定外でした。もしかすると小3の壁や中1の壁もあるのかもしれませんね。

やりがいのある仕事をしながら、安定した家庭生活も送りたい。ただそれだけのことがどうしてこんなに難しいのかと悩んで、悔しくて涙が流れたことも一度や二度ではありません。

待機児童になり保活の壁にぶち当たり、会社に遠慮していられないと二人目の壁はぶち壊し、よくわからないうちに小1の壁は乗り越えていました。小2の壁は乗り越えられそうになかったので、時短勤務のフルリモート勤務に転職することで対処しました。

働くママには、これからも新たな壁がやってくるのでしょう。その度に悩むことになるのかもしれませんが、壁の向こうに行けるのなら方法は何だっていいと思っています。

越えられないのなら、避けたり、しがみついてよじ登ったり、壊すことがあってもいい。次の壁がやってきても、私はきっとどうにかしてみせるくらいの気持ちでいます。

ワーママ専門の転職エージェント「リアルミーキャリア」では、入社すぐから時短勤務可能な正社員の求人をご紹介しています。小学校生活と仕事の両立に悩むママからの相談も多数寄せられています。お気軽にご相談ください。

有給休暇の日数や残業の有無・時短勤務可能な子供の年齢、リモート勤務の可否など、細かい条件をあなたに代わって企業に確認します。子育てに理解のある会社で家庭も仕事も充実させませんか。


時短・テレワーク・フレックスなど
柔軟な働き方ができる転職先をご紹介します。
 

ワーママ・パパ・妊活転職専門の転職エージェントなら
リアルミーキャリア

 

この記事の著者