育休中の男性は転職できる?転職理由や転職のタイミング・注意点を解説

                   
※写真はすべてイメージです

パパだってもっと子供といたい―。そう思っている男性も多いことでしょう。まだ数は多くはないものの、実際に育児休暇を取得する男性も増えてきています。 

育休中は子供としっかり向き合えるし家事もじっくりできるけど、復職後はどうなるんだろう?と悩むパパもいるのではないでしょうか。 

育休をとったことをきっかけに、今後の働き方やワークライフバランスを見直したいと考え、転職を検討し始めるパパは少なくないようです。

ここでは、育休中の男性が転職を考える理由や、転職する際に避けるべきタイミング、 育休中の男性が転職活動するにあたっての注意点を解説します。 

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男性の育児休暇取得率は増加中

平成30年度雇用均等調査によると、平成30年度の男性の育児休業取得率は6.16%でした。平成29年度は5.15%、平成28年度は3.16%だったので、少しずつではありますが、育児休暇を取る男性が増えてきています。 

増えたとはいえ、まだ6.16%しかいないんだ!という感想を持った方もいるかもしれません。今後は、男性が育休を取得するのが当たり前な世の中になると良いですね。 

※参考文献 平成30年度雇用均等基本調査(確報)

育休中の男性が転職を考える理由とは? 

育児休暇は取ったものの、赤ちゃんのお世話と家事の大変さを目の当たりにし、復職するのが不安になってきたというパパもいるのではないでしょうか。 

これからも育児に関わりたいという気持ちはあるものの、仕事が始まると忙しくて早く帰ることができないパパは多いもの。平日は妻に育児をほぼ任せっきりになってしまうので、妻と赤ちゃんを心配する気持ちが出てくるようです。 

さらに今後ママの仕事復帰が控えているとなると、家事育児をお互い分担しないと回らないので、なおさら不安になりますよね。 

まだまだ「男は仕事優先で」という職場が多いのが現実なので、仕事と家庭の板挟みで苦しむパパも。そんな育休中の男性が転職を考える理由には、一体どのようなものがあるのでしょうか。 

仕事と家庭のバランスがとれない 

働き方改革で多様な働き方、家庭と仕事が両立する働き方が提唱されていますが、男性は仕事を優先してほしいという会社がまだまだ大多数ではないでしょうか。激務で遅くまで残業するのが当たり前の会社で、子供が寝てからでないと帰宅できないパパは珍しくありません。

男性が子供を持つと「子供が熱を出したので休みます」「お迎えがあるので帰ります」と言いづらい雰囲気の職場は多いもの。復職を迷うのも無理はありません。 

共働きなのでもっと家事を分担したい 

妻も仕事を頑張っているし応援したい、経済的にも共働きの方がいい、そう思っているパパは多いでしょう。ミルク作りや離乳食作り、大量の洗濯物、夜泣きの対応など、子供が生まれると大人だけの生活とは大きく変わり、育児のほかにしなくてはいけない家事が増えます。

育休中に家事・育児の大変さを改めて実感し、今後もしっかり分担していきたいしたいと思っても今の職場の働き方では難しい、と悩むパパもいます。 

子供との時間を増やしたい 

育休中、目の前でどんどん成長していく我が子を見て、今後もより一層子育てをしっかり頑張りたいと思うパパもいるでしょう。

子供を抱っこできるのは小さいうちだけ。それなのに育休が終わってしまえば毎日が残業で帰宅が遅くなり、子供の寝顔しか見られない生活が待っている…。家族で毎日夕飯を食べるのも難しい…。

ハードワークな職場への復帰は、仕事も大事だけど、子供との時間も大事にしたいパパには悩みどころですね。 

育休取得前にパタハラにあった 

何とか育児休暇は取ったものの「育休なんかとったら出世できない」「前例がないことをするな」「正社員ではなくバイトにしてやろうか」などと会社から嫌味を言われたパパもいるのではないでしょうか。

日本労働組合総連合会が2013年にパタニティー・ハラスメントの調査を行ったところ、パタハラにあったことがあるが11.6%、周囲でパタハラにあった人がいるが10.8%という結果が出ています。子育て支援制度の利用を申し出たら嫌がらせをされたというケースも。

自分の職場では「男性の子育てに対し理解があると思う人が誰もいない」と45.1%が回答しており、アンケートでは悩むパパの姿が浮き彫りになっています。 

※参考文献:パタニティ・ハラスメント(パタハラ)に関する調査

もともと転職を検討していた

もともと転職を考えていて、育休中にまとまった時間が確保できることから転職活動をスタートさせるケースもあります。

育休が終わってしまうと、仕事に家事に子育てに忙しくなりますから、転職を考えているのであれば育休中に転職を決めてしまおうと考えるパパもいるでしょう。 

育休中または育休復帰後に転職はできる?

法律的には、男女ともに育児休暇中の転職活動および転職は禁止されていません。実際に育休中に退職して転職したり、育休復帰と同時に違う会社に転職した例はあります。

育児中・または育休明けに転職することになった場合に、育児休業給付金の返還義務はありません。育児休業給付金は雇用保険から支払われているものなので、会社に金銭的な迷惑がかかることもありません。

>>関連記事:育休中の退職・転職!育児休業給付金はもらえる?返還しなくていいの?

ただ、育休中・育休復帰後の転職は、現職においても応募先企業においても、心象的には良いものではないことは覚えておきましょう。

育休前に休暇の体制を整え、復帰を心待ちにしている現職に迷惑をかけることになるのは否めません。もしかすると、次に育児休業を取りたいと思うパパへの風当たりが強くなってしまう恐れもゼロではありません。

とはいえ、さまざまなやむを得ない事情で、育休中に転職活動を始めなければいけないパパもいることでしょう。育休中に転職する際は現職としっかり話し合いの場を設け、必要ならば引継ぎをしっかり行い、円満退職になるよう努めましょう。

男性の育休中の転職活動は妻の理解が必要 

育休中の男性が転職したいと思ったら、妻の理解は不可欠です。 転職活動の際には応募書類を用意したり、面接に行ったりしなくてはならず、その間は赤ちゃんのお世話はできません。その間はやはり妻が赤ちゃんのお世話を引き受けることが多くなり、妻の負担が増えてしまうという面もあります。

また、妻の理解のないまま転職を決めてしまうと、いざ転職しようという時に「聞いていなかった」「この条件では不満だ」などと反対され、せっかく内定が出たのに嫁ブロックで辞退することになりかねません。 

育休中の男性が転職する際に避けるべきタイミング

育休中の男性が転職する際に、避けた方がよいタイミングを解説します。 時期を誤ると、夫婦ともに転職のバタバタによる負担が大きくなりかねません。

出産直後の転職活動は避ける 

出産はおめでたいことですが、出産後のママは出産のダメージで体はボロボロの状態です。その上、新生児のお世話をしなければならず、精神的にもきつい状態であることを理解しておきましょう。

育休を取ったのは赤ちゃんのお世話と妻のサポートのためだったはず。出産直後の転職活動は避け、本来の目的である赤ちゃんのお世話と産後の妻のサポートを優先するべきでしょう。

そのうえで、妻が転職活動を応援してくれるのであれば、夫婦ともに納得の上で転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。

妻の仕事復帰直前の転職を避ける 

ママが育休から仕事に復帰すると、生活のリズムが大きく変わります。子供も保育園に慣れるまで大変ですし、ママもしばらくは仕事と家事育児のペースをつかむのに苦労します。 

また、保育園に行きはじめたばかりの子供は体調を崩すことが多く、パパやママに風邪がうつって一家全員寝込んでしまったなんて話もよくあります。そこにパパの転職が重なると、家族全員が大変で余裕がないという状況になりかねません。

転職直後は有給休暇の日数が少なかったり、有給自体が使えないことがあります。何かあったときに休みがとれず、子供の対応をママのワンオペにさせないためにも、復帰直前の転職は避けたほうが無難です。

育休中に男性が転職活動するときの注意点 

育休中の男性が転職する際の注意点を解説します。育休が終わった後、子育てをしながら働くために大切なことなので、転職をする前に確認をしておきましょう。 

保育園申し込みは就労証明書が必要

保育園に入園する際は、両親が働いているという証明である「就労証明書」が必要です。「就労証明書」は勤めている会社に発行してもらうので、保育園の申し込み時に無職の状態にならないよう注意が必要です。 

転職先で有休がいつから使えるのか確認 

子供が幼いうちは体調を崩すことも多く、看病のために休まなくてはならないことがあります。親子参観や発表会、保護者会など行事の参加で休みを取ることも出てくるでしょう。一般的には、入社して6ヶ月経過しないと有給休暇が使えないことが多いです。

また、法律では子供の看病に使える「子の看護休暇」についても定められています。「子の看護休暇」が有給か無給かは会社によって異なるので、内定をもらった後の条件確認時に、子の看護休暇が転職先で使えるのか確認しておくことをおすすめします。

転職先は育児休暇がとれるのか確認 

今後、子供が増える予定であれば、転職先でも育児休暇は取れるのかを確認しておきましょう。制度はあっても使いづらい雰囲気の会社での育休取得は難しいので、実際に育児休暇が取得されているかどうかもチェックしておきたいところです。 

育児休暇を取れるのは入社して1年経過してからという会社が多いので、育休を男性が取得している会社であっても、いつから使えるかも確認しておくと安心です。 

会社に聞きづらいことはエージェントに確認してもらう

有給休暇や育児休暇は法律で認められているものとはいえ、入社前に休暇制度の詳細は聞きづらいですよね。そんな時は、転職エージェントを活用しましょう。

育児と仕事に理解があるかといった細かな社風や制度の質問は、転職エージェントを通して確認するのがおすすめです。妥協せず気になる点をクリアにしておけば、安心して転職を決めることができますよ。 

男性が仕事と家庭を両立したいと思うのは自然なこと

子育てと仕事の両立に悩むのはママが多い印象ですが、子供ともっと一緒にいたい、家庭も大切にしたいと思うのはパパも同じですよね。育休中に転職活動を検討しているあなたは、仕事も家庭も大事にしたいと真剣に考えているのでしょう。

その場合は、まずは自分の理想とする働き方や家庭との関わり方を確認することから始めてみましょう。転職は自分だけの問題ではなく、妻や子供の生活にも影響が出る話なので、夫婦で腹を割ってしっかり話し合うことが重要です。

今の職場では、どうしても子育てと仕事の両立が無理だというのであれば、転職を考えるのも課題解決のためのひとつの方法です。

ワーママ向けの転職エージェント「リアルミーキャリア」は、仕事と家庭を両立したいパパの転職も支援しています。

残業のない会社への転職や、パパの時短勤務での転職実績がありますので、お気軽にご相談ください。 仕事と育児の両立に理解のある会社を厳選してご紹介します。


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