「3歳で時短終了」のタイミングで時短転職!ワークライフバランスを見直したワーママの体験談

                   

お子さんが低年齢の時期に仕事と育児を両立させる上で使える「時短勤務制度」。これは「育児・介護休業法」により企業側に義務付けられているのですが、同法では「子が3歳まで」という条件で設定されているため、3歳で時短が取れなくなる企業も多いのが現状です。

ただ、実態は3歳でフルタイム勤務に耐えられることは稀であるため、企業独自に時短が取れる年齢を引き上げたり、それを機に転職するケースも多いようです。

今回は、お子さんが3歳を過ぎたことで時短が終了、その後フルタイム勤務を経験後したものの長く続けるのは難しいと判断し、3歳以降も時短勤務可能な企業への転職したワーママの事例をご紹介します。

3歳で時短勤務が終了!ワークライフバランスを見直したい

妻Hさん、夫(建築関連のコンサル職、フルタイム勤務)、3歳の長男の3人暮らし。Hさんは、求人媒体の営業職からカフェのシフトスーパーバイザー、翻訳会社の翻訳コーディネーターを経験。長男を出産・育休を経て時短勤務として復帰し、お子さんが3歳の誕生日に時短勤務終了。フルタイム勤務4ヶ月で、3歳以降も時短勤務可能な会社へ転職。

Q.転職のきっかけは何ですか。

時短勤務が切れたことと産休明けに任された仕事内容です。
まず1つ目の理由として、前職の制度では、時短勤務が可能なのは「子どもの3歳の誕生日まで」でした。子供が3歳になり時短が終了した後は、フルタイム勤務となり定時が18時、子どもを迎えに行けるのが19時、帰宅するのが19時半という生活が始まりました。
帰宅後は、ひたすら家事をこなす時間。帰宅→夕食準備→食事→片付け→翌日の園の準備→入浴であっという間に22時の就寝時間。
洗濯物をたたむ暇はなく常に出しっぱなし、夕飯は3分で焼ける冷凍餃子が続く日々。子どもに絵本を読んであげる時間など、到底確保できず…という荒んだ生活でした。

2つ目は、時短勤務により職位が変わり、やりたい仕事が出来なくなったことです。前職ではマネージャーをしていたのですが、「メンバーが残業をする場合は一緒に残らなければならない、リモート勤務は不可、営業時間終了後の会議への出席が必須。」など、時短勤務では継続が難しい業務上の制約があったため、産休明けにマネージャーを降りメンバーとなりました。

年収は大幅ダウン、好きだったチームマネジメントにも関わらなくなり「私の志向性をもっといかせる仕事をしたい、それにより市場価値を高めていきたい」という気持ちが強くなっていきました。

Q.転職によって、その課題は改善されましたか。

はい。
まず時間の点では、時短勤務に戻すことができたことに加え、フレックスかつリモート勤務が可能になり、子どものお迎え時間を早められるようになりました。
時間に余裕ができたおかげで、ゆったりとした気持ちで子どもと接することができるようになりました。
息子が通う園は数百人規模の大きな園なのですが、19時まで残っている子どもは数人でした。転職後にお迎え時間を18時に戻すと、先生から
「実は〇〇くん、19時まで残っていつも寂しそうだったんです。本当によかったです!」
と言われました。その熱のこもった発言に、自分が思っている以上に息子に寂しい思いをさせていたのだと痛感しました。

また、仕事内容の点では、マネジメント職ではありませんが、
「人とのコミニュケーションを通じて、相手の課題解決を支援したい」
という私の本質的な志向性を生かせており、日々やりがいを感じています!

Q.子育てしながらの転職に不安はありましたか。

一番の不安は、仕事をしながらの転職活動でしたので、在職中の職場は休みが取りづらく、夜は保育園のお迎えがあるため、面接の時間を確保するのが難しいという事でした。
この点は、祖父母や夫に子どものお迎えを任せられる日は、終業後(19時以降)に面接を設定していただき、お迎え交代が難しい日は、企業のご担当者様にオフィス近くのカフェに来ていただき、勤務日の昼休みの時間帯に採用面接をしていただく、という方法で乗り切ることができました。

Q.具体的な転職活動と期間を教えてください。

転職活動は実質2ヶ月間でした。必ず転職したかったので、エージェントには複数登録、直接応募含め50社以上にエントリーしました。エントリー時のフィルター条件は、以下の2つです。キャリアアドバイザーを中心に興味のある職種毎日18時に子どものお迎えが可能な勤務時間、勤務形態

履歴書・職務経歴書は、以前の転職時に使用したものに加筆して作成しましたが、それでもじっくり取り組む時間が取れず苦戦しました。対処法として、会社の昼休みにカフェにノートパソコンを持ち込んで完成させました。

Q.時短での勤務は、どのようなメリットがありますか。

限られた時間に成果を出すべく、集中することで仕事の効率が高まりますね。
仕事が効率化されると、不思議と家庭においてもメリハリが生まれ、仕事も育児も充実し楽しめるようになりました。

Q.家庭内での育児・家事分担は、どのようにされていますか。

毎日、園の送りは夫、お迎えは私です。休日の育児は、子煩悩な夫が積極的に担ってくれています。
夫の帰宅が遅い為、平日帰宅後の家事・育児は全て私。これも、私が時短勤務だからこそ、負担なく担当できるようになりました。ただし、お風呂掃除、洗濯物の片付け等は完全に夫の担当となっています。夫の方が私よりきれい好きなんです。笑

Q.現在時短正社員でのご勤務ですが、今後のキャリアプランのイメージを教えてください。

子どもがもう少し大きくなるまでは、時短での勤務を続けながら自身の市場価値を高めていきたいです。いずれ育児に手がかからなくなってきたら、ワークライフのワークの比重を増やしていきたいと考えています。

Hさんが転職に成功したポイント

Hさんの就職の条件は以下の通りでした。

【Hさんの就職の希望条件】

・短時間正社員で残業がなく、家庭の時間が確保できる仕事
・自分の志向性を生かせる仕事

◆ワーキングマザーならではの転職方法

フルタイム勤務になり「子どもと向き合う時間すらとれない」状況だったHさん。
それでも、家族の協力を得ることエージェントや企業に掛け合い、面接場所や時間を調整してもらうこと仕事の隙間時間を活用すること(昼休み等)

などの工夫により、約2か月で時短転職に成功しました。

◆「3歳で時短終了」を契機にワークライフバランスの見直し

子育てしながらのフルタイム勤務も、「計算上は不可能ではない。」と見積もり、実際に4ヶ月間経験したHさん。その上で、「もっと時間的に余裕をもち、精神的に豊かな生活」を求めた結果の時短転職でした。フルタイム勤務のご苦労を経験したことによる、切実感溢れる決心が短期間での転職の原動力になったのかもしれませんね。

■おわりに

子供が3歳で時短終了を迎え、「フルタイム勤務か退職か」の決断を迫られている方も多いのではないでしょうか。実際、転職とともに時短勤務がスタートできる企業は多くはありません。しかし、Hさんのように転職への強い意志を持った上で、隙間時間をうまく活用し、周りの協力を得ながら活動することで、理想とする「ワークとライフ」のどちらも手に入れられる可能性もあるようです。


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