時短正社員や時短勤務者の転職は難しい?成功させるコツは?

                   

「時短正社員を続けながら転職するのは無理」「どうせ求人が少ないし激戦だからチャレンジするのも無駄」と感じている方は、意外と多いのではないでしょうか。

実際に転職サイトやエージェントに登録してみても時短正社員の求人が見つからず、すぐに断念してしまった方がいるかもしれません。

しかし、やり方次第では時短正社員として転職することは十分に可能です。

今回は時短正社員の転職を成功させるコツについて解説します。

働き方に関する近年のトレンド

まずは、時短正社員を含む「働き方」のトレンドを解説します。

数十年前と比較して採用市場がどう変化しているか知ることが、転職を成功させる第一歩となります。

働き方改革の影響で働き方の多様性も拡大している

働き方改革や新型コロナウイルスの影響により、近年少しずつ働き方の多様性が拡大しています。

時短正社員はもちろん、フレックスタイム制・テレワーク・サテライトオフィス勤務・コワーキングスペース利用など、さまざまな働き方が広がりました。

また、会社員を続けながら副業フリーランスになったり、ノマドワーカーとして海外企業のプロジェクトに参画したりすることも可能です。

少子高齢化に伴う労働人口の減少は今後さらに深刻になるだろうと予想されており、優秀な人材を数多く採用するため、柔軟な働き方をPRする企業も増えています。

時短正社員が珍しい時代は終わりつつあるので、転職には追い風と言えるかもしれません。

少しずつ時短正社員の考えが広がりつつある

これまで、時短正社員といえば育休明けのワーママが取得するもの、というイメージが根強くありました。

しかし近年は介護・自身の通院・子どもの療育と両立させるために時短勤務にする人や、男性で時短勤務する人も増えています。

また、「プライベートの都合を優先させたい」など、特別な理由がなくても時短勤務を認める企業も出てきました。

少しずつ時短正社員の考え方が広がりつつあり、転職できる可能性も高まっています。

まだ「正社員=フルタイム」というイメージも根強い

柔軟な働き方が歓迎されるようになっているとはいえ、まだまだ「正社員=フルタイム」いうイメージが根強いのも事実です。

特に、従業員数の多い大企業で時短勤務を取得するのは勤続1年以上が経過した既存社員ばかりであり、時短正社員として入社するハードルは非常に高くなっています。

また、工夫次第では時短勤務でも十分こなせる仕事量であっても、あえて時短正社員として雇う選択肢を思いつかず、フルタイムに限定した求人を出している企業も少なくありません。

時短勤務という発想がなければ時短正社員向けの求人が出ず、転職の門戸が開かれないのも今後の課題とされています。

時短正社員の転職が難しい理由

時短正社員として転職することは可能ですが、どうしてもフルタイム転職より難易度が上がるのは事実です。

ここでは、時短正社員の転職が難しい理由を解説します。

勤務時間や通勤時間など転職時の条件が増えやすい

時短正社員として転職したい人の多くは、子育てや介護の都合に合わせてプライベート時間を確保したいという希望を持っています。

そのため勤務時間や通勤時間の制限が多く、転職先の企業に求める条件が増えやすいのが難点と言えるでしょう。

さらに「自分の経歴が活きる職種」「前職より上もしくは同等の年収」「充実した福利厚生」など条件が加わるごとに、選択肢が狭まってしまいます。

魅力的な求人があっても自分の都合と合わず、泣く泣く応募を諦めることもあります。

転職活動に割ける時間が少ない

時短正社員をしている場合、仕事が終わり次第すぐに家庭にシフトせねばならず、自分個人の時間を捻出しづらい方が多いです。

そのため転職活動に割ける時間が少なく、情報収集するだけでも一苦労と感じることもあるでしょう。

さらに履歴書・職務経歴書の準備や自己分析・業界分析・企業分析もしなければなりません。

「転職活動する時間なんてない」と諦めてしまったり、対策が不十分なまま選考面接に臨んで内定を逃してしまったりすることも、珍しくないのです。

入社直後から時短勤務できる企業の数が少ない

転職活動をしていると、入社直後から時短勤務できる企業の数が意外と少ないことに気がつきます。

1年以上勤続年数がある既存社員向けの制度として運用している企業が多く、時短勤務での入社に難色を示されるかもしれません。

実際には時短勤務の取得に勤続年数の下限があるわけではなく、企業の采配次第で自由に設定できますが、既存の社内規則に縛られていることも珍しくないのです。

そもそも入社直後から時短勤務できる求人を見つけるだけでも手間がかかる、という点で転職のハードルが高まっています。

求人を見ただけでは時短勤務できるかわかりにくい

入社直後から時短勤務できる求人を見つけようにも、求人要綱を見ただけではいつから時短勤務できるか明記されていないことも多いです。

「時短勤務可」と記載されていたから応募したつもりなのに、面接の場で「勤続1年以上の社員のみが対象です」と断られてしまうケースも耳にします。

また、時短勤務でも何時間以上勤務する必要がある、などその会社独自のルールがあるケースも考えられます。

希望する働き方と業種・業界・エリア・勤務時間などが完璧に一致する求人を見つけるだけでも、骨の折れる作業に感じられる方も多いのです。

時短正社員として転職に成功するコツ

ここからは、時短正社員として転職に成功するコツを解説します。

ハードルの高い時短正社員転職ですが、コツを抑えて効率よく選考を進め、内定を獲得していきましょう。

時短正社員に強い転職エージェントを利用する

総合型の転職エージェントではなく、時短正社員に強い転職エージェントの利用がおすすめです。

その名の通り時短正社員を希望する人向けの求人を多く取り扱っているため、求人を精査する手間を大幅に短縮できます。

また、在籍のキャリアコンサルタントも時短勤務したい理由に理解があり、ライフステージを考慮したキャリアプランづくりをサポートしてくれるのもポイントです。

総合型の転職エージェント同様、選考書類の添削や業界分析・企業分析の支援も提供されます。

ひとりでは難しい転職活動ができる可能性もあるので、まずは相談してみましょう。

自分の強みや経験を可視化しておく

過去のキャリアを棚卸しし、自分の強みや経験を可視化しておくのも効果的です。

時短正社員求人のなかに未経験歓迎企業は少なく、ある程度の実務経験や実績が求められます。

即戦力になれると評価してもらえれば、内定獲得率も上がります。

年収などの待遇面が現職を超えるなど、キャリアアップ転職につながる可能性も高いです。

フルタイム求人と比較してどうしても数が少なくなりがちな時短正社員求人だからこそ、自分の強みを最大限活かした転職活動にしていきましょう。

最低限譲れない条件とできれば叶えたい条件とを分けて考える

時短正社員として転職する場合、保育園へのお迎えに間に合う勤務時間・通勤時間の求人を探す必要があります。

また、フレックスタイム制やテレワークなどのある企業、福利厚生が充実していて有休消化率の高い企業など、気になる条件がどんどん追加されていくかもしれません。

しかし、まずは最低限譲れない条件と、できれば叶えたい条件とを分けて考えるのがポイントです。

条件が増えすぎてしまうと選択肢を狭めかねないので、特に気を付けておきましょう。

将来のキャリアイメージを確立させておく

10年後のキャリアイメージを確立させて転職活動に臨むことで、入社後の働き方やキャリアパスを具体的に思い描けます。

選考面接時にリアリティのある志望動機を話せたり、社風や人事評価体制が理想に近い企業をピックアップしたりしやすくなるでしょう。

また、子どもの成長などライフステージに合わせた働き方をイメージしておくこともおすすめです。

厳しい時短正社員転職だからこそ内定を得ることだけを目指してしまいがちですが、入社後のことも考えて妥協しない転職を目指します。

スピード転職を目指す

家事・育児・現職を続けながら転職活動の時間を捻出するのは、誰にとっても大変なことです。

時間をかけてじっくり転職したいのは山々ですが、あまりにも長期戦になると体力が削られてしまうので注意しましょう。

結果、「やっぱり時短正社員転職は無理だった」と諦めてしまったり、条件が希望に合わない企業に無理して入社してしまったりする可能性が高まります。

求人の精査やハイレベルな選考対策などはプロである転職エージェントに任せるなど効率化し、なるべくスピード転職を目指すのがおすすめです。

時短転職に強いエージェントを使うメリット

ここでは、改めて時短転職に強いエージェントを使うメリットを解説します。

総合型転職エージェントと併用することもできますが、情報が多すぎて却って混乱してしまいそうな方は、時短転職に強いエージェントだけに絞り込んでもよいでしょう。

入社直後から時短勤務できる求人の割合が多い

時短転職に強いエージェントには、入社直後から時短勤務できる求人が集まります。

勤続年数に関係なく時短勤務を申請できるので、そもそもフルタイムで働けない方の転職可能性が大きく広がります。

掲載企業も時短勤務を歓迎していたり、時短勤務者用の社内規則や評価体制が整っていたりすることが多いので、入社後のギャップも少ないでしょう。

総合型転職エージェントで時短正社員求人を見つけられなかった方にこそ、おすすめです。

テレワークやフレックスタイム制を使える求人も多い

時短正社員など柔軟な働き方を歓迎している企業は、テレワークやフレックスタイム制を導入している割合も高いです。

性別・年代・役職に関係なく自由な働き方をしている企業であれば、ワーママならではの肩身の狭さを感じる機会が少ないかもしれません。

また、子どもが熱を出したときだけテレワークにしたり、通院の都合に合わせてフレックスタイム制を使ったり、仕事との両立に役立つことも多いです。

時短正社員でも使える制度が多い企業にしたい方は、時短転職に強いエージェントを頼りましょう。

ワーママ率の高い求人も多い

時短正社員はワーママ人気の高い働き方であり、時短勤務を歓迎している企業にはワーママが集まりやすくなります。

そのため、子育ての悩みを共有しやすく、お互いサポートしながら働く社風が根付いていることがあります。

保育園からお迎えの依頼がきたときにすぐ引き継ぎ先が見つかったり、反対に自分が同僚を助けたり、持ちつ持たれつな働き方ができるかもしれません。

子育てへの理解がなく苦労してきた経験を持つ方も、まずは時短転職に強いエージェントに相談してみましょう。

正社員のポジションを諦めずに済む

フルタイムではないという点では時短勤務もパート・アルバイトも同様ですが、「正社員」という雇用形態を諦めなくて済むのは時短正社員ならではのメリットです。

正社員の場合、時短勤務であっても会社の経営を左右する重要な意思決定に携われることが多く、仕事にやりがいを感じやすくなります。

昇進・昇給の可能性があること、子どもの手が離れたら同じ会社でフルタイムにできる可能性があることもメリットです。

反対に、パート・アルバイト・派遣社員・契約社員の場合、期限付きの雇用が前提となるため大きな責任の生じる仕事を任されることはほとんどありません。

ルーティンワークばかりになってやりがいを感じられなかったり、時短正社員より待遇面が低くなったりすることが多いので注意しましょう。

また、次回転職する際に「正社員としての勤務経験」をアピールすることができず、再就職に困る可能性も高いです。

転職を機に年収の維持もしくは向上を目指せる

「時短正社員=給料が低い」と思われがちですが、企業によってはスキル次第で高く評価してくれるケースもあります。

入社直後から現職を超える年収を提示してもらえたり、高い役職での雇用を約束してくれたりすることもあるので、チャレンジしてみましょう。

なお、転職エージェントは年収交渉も担当してくれるので、企業が求める人物像と自分のキャリアが合致していれば交渉を依頼することができます。

転職を機にキャリアアップできる可能性も高いので、時短正社員転職だからといって条件を諦める必要はありません。

育児中のコンサルタントが多くアドバイスが的確

時短転職に強いエージェントには育児中のコンサルタントが多く、仕事と育児の両立について的確なアドバイスをしてもらえます。

「そもそも今転職するべきか迷っているが理想的なタイミングはいつ?」「次年度になると上の子が小学生、下の子が保育園になるが転職時に気をつけることは?」など、さまざまな相談が可能です。

コンサルタント自身の体験談を聞くことも、給付金制度の詳細や転職市場の動向などをプロの目線で解説してもらうこともできるので、困りごとがあれば頼ってみましょう。

転職活動がうまくいかないときでも二人三脚で内定に向けてサポートしてくれるので、頼もしい存在となりそうです。

時短正社員転職ならではのアピール法を一緒に考えてくれる

時短転職に強いエージェントにいるコンサルタントは、志望動機や自己PRなどを一緒に考えてくれるのもメリットです。

時短正社員として転職する場合、どうしても志望動機が「家から近いから」「福利厚生が充実しているから」など自分都合の内容になりがち。

そのまま応募先へ伝えることもできますが、自分都合の内容ばかりだと説得力に欠けてしまうかもしれません。

そんなときは時短転職に強いエージェントを頼り、そもそもなぜ時短勤務をしたいのか、時短勤務をしながらどうキャリア形成していきたいのかなど、自己分析を進めましょう。

そのうえで応募先企業の特徴と照らし合わせれば、説得力のある志望動機や自己PRが作れます。

時短転職に強いエージェントの選び方

ビジネスウーマン

最後に、時短転職に強いエージェントの選び方を紹介します。

複数あるエージェントのなかからどこに登録すべきか迷ったときは、下記を参考にしてみましょう。

転職支援実績

過去の転職支援実績を調べ、十分なノウハウを持っているエージェントか判断します。

大手転職エージェントのように膨大な実績のあるエージェントもあれば、サービスリリースから間もないものの爆発的な支持を得ているエージェントもあります。

また、内定獲得率の高いエージェントや1人あたりに紹介される企業数の多いエージェントもおすすめです。

反対に、実績がなく信頼に欠けるエージェントは優先順位を下げてよいかもしれません。

公開求人数・非公開求人数

公開求人数・非公開求人数ともにチェックし、選択肢の多いエージェントに登録する方法もあります。

ただし、時短転職に強いエージェントの場合、ほとんどが非公開求人として扱っている点に注意しましょう。

大手企業や有名ベンチャー企業が時短勤務の求人を公開すると応募が殺到しやすく、選考にかなりの時間がかかってしまいます。

こうしたロスを防ぐためあえて非公開で求人を出し、ある程度条件に合う人だけを紹介してもらう企業が増えているのです。

そのため、公開求人数が少なくても非公開求人数が多ければ、登録して問題ありません。

対応エリア

対応エリアは転職エージェントごとに大きく異なるので、事前の調査が欠かせません。

全国47都道府県全てに対応しているエージェントもあれば、東京など首都圏企業だけの案件を扱うエージェントもあります。

エリアを限定しているエージェントの場合、その分求人数は少なくなりますがコンサルタントが詳しい社内情報を持っているケースが多いので、職場の雰囲気や社風など細かく質問できます。

まずは自分が転職を希望するエリアがサービス対象内に含まれているか、チェックしてみましょう。

扱う業種・職種

「IT業界専門」「介護士専門」など、エージェントごとに扱う業種・職種を限定している場合があるので注意しましょう。

既に目指したい業種・職種が決まっているのであれば、特化型のエージェントに登録して問題ありません。

反対に、幅広い選択肢から適職を調べてほしい場合は、業種・職種を限定しないエージェントに登録するのがおすすめです。

担当者の質・対応スピード

担当者の質や対応スピードをチェックし、ストレスのないコミュニケーションができるか試しましょう。

基本的に転職エージェントのサービスは完全無料で利用できるので、まずは相談して感触をつかんでみるのもおすすめです。

「親身に耳を傾けてくれたし専門的なアドバイスがもらえた」「対応スピードが早く困りごとをすぐ解決できた」など良いポイントがあれば、そのまま利用を継続できます。

まとめ

時短正社員転職はまだまだ厳しいのが現状ですが、やり方次第では効率よく内定を獲得することができます。

なかには年収などの条件を上げるキャリアアップ転職を叶えた人もいるので、「どうせ難しいだろうから」と諦める前に相談してみましょう。

リアルミーキャリアは、時短正社員特化型の転職エージェントです。

東京23区や大阪市内のIT・WEB・人材系の求人を扱うことが多いので、お気軽にお問い合わせください。