育休明けの時短勤務はどう乗り越える?メリット・悩みと成果を出すコツ

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【この記事でわかること】
時短勤務のメリット・デメリットを整理し、限られた時間で成果を出し正当に評価されるための「5つの仕事術」を具体的に解説します。
マミートラックを回避し、自分らしいキャリアを維持するための異動・転職という選択肢についてもご紹介します。
時短勤務のリアルなメリット・デメリット

育休明けに時短勤務をするワーママは多いもの。
フルタイム勤務に比べて働く時間は短くなりますが、その分育児や家庭の時間が確保しやすく、体力的にも少し余裕が持てるのが大きなメリットです。
一方、デメリットもあるので注意しましょう。
育休明け時短勤務のメリット・デメリットは、主に以下の通りです。
| メリット | ・家事と育児とのバランスを取りやすい ・子供との時間を確保できる ・万が一の通院に対応しやすい ・平日の習い事がしやすい |
|---|---|
| デメリット | ・収入が減る ・時短勤務できる期限がある ・業務内容に制限が出る ・昇進昇格に制限がかかる場合がある ・「会社に申し訳ない」と感じやすい |
限られた時間で業務をこなさなければならないので、プレッシャーを感じることも少なくありません。
会議や情報共有のタイミングが合わず、フルタイム勤務の同僚との間で情報格差を感じることもあります。
また、「自分だけ取り残されてしまうのでは…」とキャリアの差を感じることもあるかもしれません。
それでも、時短勤務は育児と仕事を両立させる選択肢として有効です。
メリットもデメリットも理解した上で、自分に合った働き方を見つけましょう。
育休明けの時短勤務で悩むこと

育休明けに時短勤務で復帰すると、仕事と家庭のバランスは取りやすくなります。
一方、「思ったより仕事が終わらない」「周りのフルタイム勤務社員との情報格差が気になる」など、日々のちょっとしたストレスが積み重なることも。
先輩ワーママがどんな悩みを抱えたのか、詳しくチェックしてみましょう。
勤務時間が短くて成果が出せない
育休明けに時短勤務で復帰すると、1日の勤務時間が短くなります。
そのため、やりたい仕事や任された業務のすべてをこなせず、「思ったように成果が出せない」と感じるかもしれません。
▼具体的な事例
- 業務を時間内に終わらせられず、持ち帰り残業が発生する
- 勤務時間外の打ち合わせに参加できず、情報共有が遅れる
- 残業ができず、周りに申し訳なく感じる
- 業務量の調整が難しく、時間内に処理できず同僚に迷惑をかける
- 限られた時間で成果を出せず、肩身が狭くなる
特に、チームワークが必要な仕事や緊急案件の多い仕事では、短い時間で効率よく成果を上げることにプレッシャーを感じやすいので注意しましょう。
マミートラックに突入して仕事のやりがいが減る
マミートラックとは、「育児優先」という目線で仕事が割り振られる現象をさします。
一見するとありがたい配慮に思えますが、責任ある仕事や裁量が減ることで、自分の力を存分に発揮できないと感じるワーママも多いです。
▼具体的な事例
- 裁量の少ないルーティン業務が中心になる
- 意思決定や重要会議への参加が減る
- 昇進や評価の対象となる重要プロジェクトに参加できなくなる
- 周囲から「育児優先」と見られ、仕事が制限される
- 「お子さんのために早く帰って上げて」と配慮されることを申し訳なく感じる
企画や意思決定に関わるチャンスが減り、ルーティン作業ばかり任されるようになったら、マミートラックを疑ってよいかもしれません。
「時短勤務だから」と評価が下がる
時短勤務を理由に評価が下がることは、多くのワーママが抱えるリアルな課題です。
フルタイム勤務で働く同僚と比べて勤務時間が短いため、成果や貢献度が十分に伝わらず、上司からの評価が低くなってしまうことがあります。
▼具体的な事例
- 同じ成果を出しても評価が低いと感じる
- 昇進や昇格の機会が減る
- フルタイム勤務でないと社内公募や昇進試験に挑戦できない
- 周りから「勤務時間が短いから仕方ない」と期待されない
- チーム内での発言力や存在感が弱まる
もちろん、勤務時間が短い分だけ、物理的にできる仕事量は限られます。
それを責められなくても、「時短勤務=仕事へのコミットが低い」という偏見にあうのはつらいものです。
時短ハラスメントや冷たい視線
時短勤務をしていると、周囲から冷たい視線やハラスメントのような扱いを受けることがあります。
例えば、「時短だから責任のある仕事は任せられない」といった発言や、会議で意見を軽く扱われるなど、目に見えない形で疎外感を感じることも少なくありません。
▼具体的な事例
- 「いつフルタイム勤務に戻るの?」とプレッシャーをかけられる
- チーム内で「手を抜いているのでは」といった偏見にさらされる
- 時短勤務の時間帯に合わせて会議が調整されず、孤立を感じる
- 時短勤務を理由に、キャリアアップの話題を遠慮されてしまう
出産前には感じなかった居心地の悪さや肩身の狭さで、悩みがより深くなるケースも珍しくありません。
成果・評価につながる「時短勤務」の仕事術5選

時短勤務になると、どうしても「時間が足りない」「評価に響くのでは」と不安になる人も多いでしょう。
しかし、勤務時間が限られていても、工夫次第で効率よく成果を出せます。
時短勤務ならではの働き方のコツや仕事術を身につけ、自分らしく働きながら評価につなげていきましょう。
業務の優先順位を常に可視化する
時短勤務の場合、限られた時間で効率よく仕事を進めることが欠かせません。
まずは、業務の優先順位を可視化することから始めましょう。
| やるべきこと | 具体例 |
|---|---|
| 紙やデジタルツールでタスクを整理 | Todoリスト、カレンダー、タスク管理アプリを使う |
| 緊急度・重要度で優先順位を明確化 | 「今すぐ必要」「期限が迫っている」「後回し可能」に分類する |
| 各タスクにかける目安時間を設定 | タスクを1時間で終わらせる、30分で確認作業をする、など目標を添える |
| 毎日の始業・終業時に優先順位を確認 | 朝に今日の優先タスクを確認して、夕方に進捗を整理する |
| 上司やチームに進捗を共有 | チャットやメールで「本日対応予定タスク」を報告する |
優先順位が明確になれば、自分自身が何に集中すべきかを迷わずに済みます。
上司やチームメンバーも進捗を把握しやすくなり、自然なコミュニケーションが生まれるのもメリットです。
報告と情報共有を徹底する
時短勤務の場合、働く時間が限られている分、周囲に進捗状況やタスクの内容をしっかり伝えることが重要です。
自分だけで仕事を抱え込むと、誤解や抜け漏れが発生するリスクが上がります。
| やるべきこと | 対策 | 具体例 |
|---|---|---|
| 定期的な進捗報告 | 朝や夕方などタイミングを決めて報告 | 連絡ツールで今日の対応予定・完了報告を投稿する |
| 重要情報の整理 | 内容を簡潔にまとめて報告 | 「タスク名・進捗・問題点・次の対応」を箇条書きでまとめる |
| メール・チャットの使い分け | 緊急度や詳細度に応じて共有手段を選択 | 緊急ならチャットや電話、詳細報告は共有ドキュメント、など |
| チーム内全員での共有 | 進捗や課題を見える化 | 共有シート、タスク管理ツールを活用する |
| 上司とのすり合わせ | 重要タスクや判断が必要な部分は直接確認 | オンラインを含む対面や電話で頻繁に確認して認識のズレを防ぐ |
自分がいない間の仕事でも、「責任を持ってしっかり引き継いでくれたから困らなかった」と周囲に思ってもらうことが大切。
反対に、「あの人がいないとできない仕事がある」という状態を作った場合、「では仕事を削ろう」とマイナスの判断をされてしまいがちです。
ツールやシステムを活用する
限られた時間で効率よく働きたいときに役立つのが、タスク管理やコミュニケーションをサポートするツールやシステムです。
上手に活用することで、進捗状況の可視化や情報共有がスムーズになり、ミスや手戻りを減らせます。
| 対策 | ツール例 |
|---|---|
| 個人・チームのタスクを一元管理 | Trello、Asana、Notionなど |
| 予定や締め切りを明確化 | GoogleカレンダーやOutlookでリマインダーを設定 |
| 報告・相談・連絡の効率化 | Slack、Teams、Zoomなど |
| ドキュメント・マニュアル共有 | Googleドライブ、OneDrive、Dropbox |
| 単純作業や定型作業の効率化 | メール定型文、スプレッドシート自動計算、RPAなどのツールを利用 |
| アイディアの壁打ち・ メール文章や画像作成などの効率化 | Gemini、ChatGPT、Copilot、Canvaなど |
自分の作業を効率よく進められれば、時間が短くても成果をしっかり示すことが可能です。
また、チーム全体の動きも把握しやすくなるシステムができれば、組織への貢献もできます。
ただし、ツールやシステムは社内ルールに従って使用しましょう。
自分のキャリア観を周りと共有する
時短勤務に対して不安があるときは、周囲に自分の強みや目指す方向性を理解してもらうのが効果的です。
キャリア観を共有すると、「こんな働き方をしたいと思っているんだ」「想像以上にキャリアアップ思考なんだ」と理解してもらうことができ、自分に合った仕事を振られ業務を得やすくなります。
| やるべきこと | 具体例 |
|---|---|
| 自分の強みや目指す方向性を明確化 | 自己分析シートやキャリアマップの作成 |
| 定期的に周囲に共有 | 1on1やチームミーティングで共有する |
| 周囲が理解しやすい形で可視化 | 「こんな仕事がしたい」「昇進を目指している」と周囲に夢を語る |
| 認識のズレや改善点を確認 | 上司・同僚に自分の考えを話して意見をもらう |
| 目標に沿った行動で評価につなげる | プロジェクトやタスクで成果を出し、キャリア観と結びつける |
目標や考え方を周囲に伝えると、双方の認識のズレを減らしやすくなるもの。
マミートラックや過度な配慮を防ぎ、時短でも成果を出しやすい環境を作りやすくなるでしょう。
やりたい仕事には積極的に手を挙げる
業務の幅が限られやすいときこそ、やりたい仕事には積極的に手を挙げましょう。
受け身でいるだけでは、チャンスを逃すことがあります。
| やるべきこと | 具体例 |
|---|---|
| 自分が挑戦したい業務や分野を整理する | プロジェクトリストや希望タスクリストを作る |
| 適切なタイミングで意欲を伝える | 定例ミーティングや1on1で希望を話す |
| 最初は負担の少ないタスクで実績を積む | 部分的なプロジェクトやサブタスクから関わる |
| 手を挙げた業務での成果を周囲に共有する | 成功話も失敗話も共有しつつ、周りからのアドバイスも積極的に募る |
| 一度きりで終わらず、継続的に意欲を示す | 毎月の希望タスクやキャリア面談で伝える |
仕事に対して貪欲になる姿勢は周囲に存在感を示し、スキルアップや評価にもつながります。
意欲を見せることで、上司やチームメンバーから新しい業務を任される機会も増えるので、怖がらず挑戦していきましょう。
時短勤務がキャリアを停滞させたら?2つの選択肢

時短勤務がキャリアを停滞させたと感じたときに取るべき選択肢は2つ。
「社内異動して仕事内容を変えるか」、「転職して働く環境を大きく変えるか」です。
「キャリアも追い求めたいけど両立のためには時短勤務が欠かせない…」と感じる方は、参考にしてください。
社内異動を願い入れる
時短勤務でも取り組みやすい部署・業務・ポジションへ異動することで、キャリアを停滞させずに成長できる可能性があります。
| メリット | ・転職せずに仕事内容だけ変えられる ・勤続年数を引き継げる |
|---|---|
| デメリット | ・希望通りの部署に異動できるとは限らない ・理解が得られず、異動をお願いすること自体がストレスになることも |
ポイントは、単に「働く時間を短くしたから」という理由にせず、現状の経験や得意分野を整理して、会社にとっても自分にとってもプラスになる形で提案すること。
柔軟に自分の働き方を見直しながら、成長の場を自ら探していく姿勢が、後々の自信にもつながります。
転職して環境を大きく変える
「時短勤務だとほぼ昇進できる可能性がない」「残業が正義という風潮が強い」など、社風に疑問を抱いている場合、転職して環境を大きく変えるのがおすすめです。
新しい会社や業界に飛び込むことで、これまでとは異なるスキルや経験を積むチャンスが広がります。
| メリット | ・働き方も待遇も丸ごと見直す機会になる ・人間関係を1から構築できる ・自分に合う会社で長く安定したキャリアを築ける |
|---|---|
| デメリット | ・転職活動に時間が取られる ・社風や仕事内容が合わないとストレスになる |
子育てと仕事の両立を考えると、リモートワークやフレックスタイム制度を使える会社に転職したり、時短勤務の期限がない(または長い)会社に転職したりするのも、ひとつの手段です。
育休明けの働き方だけでなく、子供が小学生になる頃の働き方も視野に入れて転職すれば、より長く安定して働ける環境を作れます。
「時短勤務 × キャリアアップ」を叶える転職戦略

育休明けに時短勤務に切り替え、その後キャリアアップできるかは、自分の働き方に加えて会社の社風による影響も大きいです。
「フルタイム勤務でないと実質的に昇進できない」「時短勤務=簡単な仕事しか任せられない」という場合、思い切って転職でキャリアアップを目指しましょう。
効率よく、かつ自分に合う会社を見つけるには、ワーママ特化型の転職エージェントを使うのがおすすめです。
ワーママ特化型の転職エージェントを使うメリット
- 入社してすぐ時短勤務できる求人を紹介してもらえる
- リモートワークやフレックスで生産性を上げやすい会社が多い
- 育児理解があり、時短勤務でも成果で評価してくれる会社が多い
- ライフステージを踏まえたキャリア設計ができる
- 条件交渉や日程調整を代行してもらえて転職の手間が少ない
- 育休明けでもアピールしやすい履歴書・職務経歴書・面談のアドバイスをくれる
時短勤務だからといって、キャリアを諦める必要はありません。
環境を変えることで、働き方も評価も大きく変わる可能性があります。
子育てと両立しながら自分らしいキャリアを伸ばしていく手段として、ワーママ特化型の転職エージェントを上手に活用してみてはいかがでしょうか。
ワーママ特化型の転職エージェント「リアルミーキャリア」の特徴

【リアルミーキャリアの特徴】
①育児との両立が整いやすい求人紹介
┗時短・リモート・フレックスなど
②手軽に転職活動できる
┗やり取りはすべてLINEでOK
③キャリアアドバイザーはワーママ多数
┗共感力&提案力バツグン
④入社までのサポートをおまかせ!
┗書類作成代行・面接対策などもOK
リアルミーキャリアは、ワーママに特化した転職エージェントです。
取り扱っている求人は、制限なしの時短勤務やリモート、フレックスなど、柔軟に仕事ができる環境がそろっています。
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ママ友に教えたい率95%!リアルミーキャリアで転職した方の声
転職活動を終了された方へアンケートを取った結果、「リアルミーキャリアを他の人に勧めたい」と回答した方は95%※でした。
サービスをご利用いただいた方の声を一部ご紹介します。

リモートワークができるようになり、前より子供との時間が持てるようになりました。中抜けで通院できることも転職して良かったなと感じています。
これまでずっと立ち仕事だったので、デスクワークでの肩凝りは初体験です。でも小さなことですが、自由にトイレにいけたり、飲みたい時にコーヒーが飲めることも仕事によってこんなに違うんだなぁと感じています。
(30代 インサイドセールスへ転職)



毎日バタバタで大変ですけど、勤務時間が「私の時間」になり、とっても充実していて、イキイキしています。
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改めて素敵な企業を紹介して下さった事に感謝申し上げます。
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キャリアアドバイザーは8割がワーママなので、あなたの状況やご希望に寄り添った転職支援が叶います。
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まとめ
育休明けに時短勤務にしても、「時短勤務だと昇進できない?」「フルタイム勤務のときと比べてやりがいがない…」と悩んでしまいがち。
しかし、働き方を工夫し、環境を正しく選べば、時短勤務でも十分に成果を出し、キャリアアップを目指すことは可能です。
大切なのは「限られた時間で何を生み出すか」を意識し、自分の強みを活かせる働き方を続けること。
そして、会社の制度や社風が自分に合っているかを冷静に見極めることです。
努力が正当に評価されにくいと感じたら、環境を変えることも選択肢のひとつ。
自分らしいペースで成果を積み重ねながら、納得できるキャリアを築いていきましょう。







