【業種・職種別】子育てしながら正社員で転職しやすい仕事9選

                   

「子育て中に正社員として転職するのは難しい」と感じている人は多いでしょう。保育園の開園時間や子どもの体調管理など気を配るシーンが多く、子持ちではない人と同等に転職市場を勝ち残る自信が出てこないかもしれません。

しかし、子育てをしながら正社員として転職しやすい仕事があることも事実です。実務経験や知識を最大限活かせれば、子持ちの方でも選考に通りやすくなるでしょう。

今の働き方に疑問・不安のある方は、本記事を参考に転職を検討してはいかがでしょうか。

子育てしながら正社員で働きやすい業種

まずは、子育てしながら正社員で働きやすい業種を紹介します。職種だけでなく業種の選び方にも気を付け、興味のある仕事を探してみましょう。

IT・WEB業界

IT・WEB業界は業務内容の特性上、多様な働き方を認めている会社が多く、フレックスタイム制度やテレワークの導入に積極的です。子どもが満3歳を超えても時短勤務できるなど、会社独自の勤務体系を採用しているケースもあるでしょう。

「子どもの体調が悪いときだけテレワークにする」

「月曜日だけ出勤時間を遅らせる」

など、家庭の都合に合わせて働きやすい環境なのです。

また、人手不足に悩まされることの多いIT・WEB業界では、採用活動を盛んにおこなっています。ITサービス関連の実務経験があれば子育て中のパパママでも高く評価してもらえるケースが多いため、チャレンジしてみましょう。

人材派遣・人材紹介

人材派遣・人材紹介などの業種にも、子育てと仕事を上手に両立させているパパママ社員が多数存在しています。営業や接客の経験は求められますが、人柄重視の採用をしているケースが多く、派遣や転職を希望して自社に登録している人たちときちんとコミュニケーションがとれそうなら、積極的に内定を出してくれるでしょう。

特に「女性に特化した転職エージェント」「女性人気の高い職種を中心に扱う派遣会社」などでは、同じ女性としてカウンセリングできる女性コーディネーターが多い傾向にあります。同じくキャリアに悩む女性の手助けとなれる可能性も高い業種だと言えるでしょう。

女性向け商品開発・製造メーカー

女性向け商品の開発・製造を手がけるメーカーも、女性社員比率が高めです。子育て世代の多い20代後半から40代をターゲットにした商品を開発している企業では、特に子育て中の女性からの意見が重宝されます。社員から寄せられるリアルな悩みや新しいアイディアがヒントになることもあり、子持ち女性ならではの視点が活かせるかもしれません。

その他、女性向けのサービスを開発している業種にチャレンジしてみてもよいでしょう。「子持ちだから」と門前払いされることが少ないため、効率のよい転職活動ができそうです。

子育てしながら正社員で働きやすい職種

ここからは業種だけでなく職種まで掘り下げて、子育てしながら正社員で働きやすい仕事を探っていきましょう。

下記のような職種はママ社員も多く、経験・スキル次第では歓迎される可能性が高いです。

営業

営業職は、性別や子どもの有無に関係なくスキルを発揮できる職種です。個人の裁量に任せる部分が大きい仕事でもあり、売上など明確な成果を出していれば比較的自由に仕事の進め方を決められるでしょう。

「今週は夫や両親を頼れないから、無理にアポは入れず事務作業中心にしよう」

「子どもの看病で月初に休みを多くもらったら、月の後半は少し働く時間を長くしよう」

など柔軟に働きやすいのです。

生命保険・広告・人材・ソフトウェア・結婚式場など無形商材を扱う企業は、女性の営業マンが多めです。高い成果を出せればインセンティブ給が付与されるなど、収入面でのメリットも得られます。

カスタマーサポート・コールセンター

カスタマーサポートやコールセンターなど、顧客からの要望・困りごとに対応する仕事もおすすめです。対応時間内はきっちり働く必要があるものの、それ以外の残業・休日出勤が発生しづらく、事前にスケジュールの見通しを立てられることがメリットです。

ただし、BPOなど他社からアウトソーシングされる形でカスタマーサポートを担う会社の場合、クライアントからの要望に応じて対応時間・曜日が変動する可能性があるため注意しておきましょう。

一方で、自社サービスのカスタマーサポートは環境の変化が起こりづらく、数年単位で長く働ける場となることが多いです。

WEBエンジニア

WEBエンジニア・プログラマーなどIT系専門職は、働く場所・時間帯にしばられません。パソコンとインターネット環境さえあればどこでも働けることが強みであり、オフィスに出勤して働くことも、自宅やコワーキングスペースで働くこともできるでしょう。通勤時間をなるべく短縮し、働く時間やお迎えの時間を捻出したいと考える子持ち社員にメリットがあります。

一方で、客先常駐など環境変化の多い働き方を迫られる環境があることも知っておきましょう。プロジェクトごとに出勤先が異なったり、定時や出勤日が変わったりすることも多いです。エンジニア転職の場合は活かせるスキルや仕事内容だけでなく、働く環境も視野に入れて企業選びをおこないましょう。

WEBデザイナー

WEBデザイナーも、WEBエンジニアと同じく多様かつ自由な働き方ができます。女性ならではの視点を活かしたデザインや新しい視点を加えた斬新なデザインができれば、十分にスキルをアピールできます。女性向け商材を持つクライアントも多く、子持ちかを問わず採用してもらいやすい仕事です。

マニュアルにとらわれず自分のセンスやノウハウを最大限活かすことができるため、働きぶり次第ではアートディレクターやプロダクトマネージャーなどへの道も開けるでしょう。ときにはビッグプロジェクトを牽引するリーダーになるなど、キャリア形成の道もひらけています。

マーケター

マーケターは、市場調査・商品企画・広報PR・広告運用・販売戦略の策定など利益アップのためありとあらゆる手法を考案する職種です。営業職と同様に定量評価しやすい職種でもあり、ただ正社員として働くだけでなくキャリアの形成を考えたい人に向いています。

「IT・WEB業界」の「マーケター」など業種・職種ともに子育てしながら働きやすい環境を選べば、育児・家事との両立がしやすいこともポイントです。

バックオフィス事務

経理・総務・人事・労務・庶務など、バックオフィス事務も子育てと両立しやすい仕事です。実務経験を求める傾向が強く、過去バックオフィスに従事した経験があれば大きなアドバンテージとなるでしょう。ルーティンワークが多いため繁忙期と閑散期の見通しが立てやすく、タスクやスケジュールをしっかり管理すれば急な残業・休日出勤も防げます。

一方で、中小企業のバックオフィスは限られた人数で業務を分担して行く必要があるため、柔軟な対応ができるマインドセットは必要です。バックオフィス事務は業種・職種を問わずどんな企業でも必要なポジションです。

実務経験を積みながらスキルアップしていけば、今後のキャリア形成にも役立つでしょう。

子育てしながら正社員で働きやすい仕事・会社の特徴は?

上記で紹介した業種・職種には、子育てしながら正社員で働きやすい共通項が存在します。どんな共通項があるか、ひとつずつ確認していきましょう。

無理なく家庭と仕事を両立できる仕事探しの材料にもなるため、参考にしてみてください。

働く曜日・時間帯が決められている仕事

働く曜日・時間帯があらかじめ決められていて、極端な残業・休日出勤がない場合は子持ちの方でも働きやすいでしょう。特に、園や学校のイベントが入りやすい土曜・日曜および保育園が休みであることが多い祝日が定休日な会社は貴重です。

反対に、シフト制で土日祝日や夜間早朝の勤務が定期的にある仕事の場合、生活リズムの調整に苦労するかもしれません。夫や両親の手を借りるシーンも多くなるため、家族がどんな働き方をしているかも視野に入れておく必要があります。

勤務先が決められている仕事

勤務先が固定で毎日同じオフィスに出勤する仕事であれば、子育て中でも働きやすいです。通勤時間の目安が分かるため、保育園への送迎もしやすいでしょう。同じメンバーと働けるため子育て中であるという事情も分かってもらいやすく、人間関係を構築しやすいというメリットもあります。

そのため、客先常駐型のIT系専門職やアウトサイドセールスなどへ転職を考えている場合は要注意。クライアントの都合第一なので環境の変化が激しく、想定外のことも起きるでしょう。「次の勤務先が自宅から遠く、片道2時間かかるためお迎えに間に合わない」という可能性もあり、フルタイムで働くか時短勤務にするか悩むことも多くなります。

出張が少ない仕事

出張が少ないと、家庭に与える影響も少なくなります。限られたプライベートの時間を子どもや家族とじっくり過ごせるため、自分の充実感にも子どもの安心感にもつながります。夫や両親に育児・家事の負担がのしかからず、みんなで協力しながら子育てできる環境が整うのです。

どうしても出張が避けられない場合、事前に頻度を把握しておきましょう。年に1回1泊程度の出張なのか、月に数回2~3泊する必要のある出張なのかによって、負担は大きく変わります。

女性ならでは・ママならではの視点が活きる仕事

女性ならでは・ママならではの視点が活きる仕事であれば、自分の経験を活かせます。売上アップなど成果につながれば、キャリアウーマンとして昇進・昇給できる可能性も高いです。

社内でのモデルケースとなるなどキャリアの選択肢も広くなり、「仕事が楽しい!」と感じることも増えるでしょう。あえてママ社員を積極採用している企業も多く、意外と転職の道は広いのです。

また、女性ならでは・ママならではのアイディアを聞かれることは、自分の経験が仕事に活きているという実感を得やすいこともポイントです。家庭と両立させることも大切ですが、自分自身のやりがいもあきらめないよう意識して転職してみましょう。

過去の経験が活きる仕事

前職・現職での経験が活かせる仕事を探すと、内定獲得率がグッと上がります。経験があること自体が武器になり、「経験者優遇」「実務経験〇年以上」など条件のある会社であっても応募できるのです。年収の交渉もしやすく、完全未経験からはじめるより好条件で雇ってもらえるかもしれません。

また、経験だけでなく実績をアピールすることも有効です。誰でも分かる客観的な実績があれば「子育て中でも力になってくれそうだ」と判断してもらえるため、より転職活動を有利に進められるでしょう。

多様な働き方を歓迎している会社

フレックスタイム制度・テレワークなど、多様な働き方を歓迎している会社を探すことも効果的です。子どもが3歳以上であっても時短勤務を継続できるなど、個別に働き方を相談できる場合はさらに子育てと両立させやすくなります。

子育ての有無にかかわらず多くの人が柔軟な働き方をしている場合、「自分だけ配慮してもらって申し訳ない」という後ろめたさも感じなくて済みそうですね。

パフォーマンス重視で採用・人事評価する会社

パフォーマンスが高く仕事ができる人を優先して評価する会社では、「子育て中」「病気療養中」などのステータスに関係なく平等に接してくれます。マミートラックに突入することなくキャリア形成できる可能性も高く、どんどん出世していける可能性もあるでしょう。

また、その日やるべき仕事が終わってさえいれば早めに帰れるなど、勤怠・労務管理面でも柔軟なことが多いです。「働く時間ではなく成果を見てほしい!」という人ほど、相性のよい会社だと言えるでしょう。

従業員規模300名以下の会社

従業員規模が300名以下など、大企業でない会社を狙うこともおすすめです。誰もが知る大手企業は入社して1年経たないと時短勤務にできないなど、過去制定した就業規則によって制約が設けられている場合が多いです。

転職してすぐに時短勤務できるか、新卒社員だけでなく中途社員にも優しい就業規則になっているかなど、事前に確認しておくことをおすすめします。100名以下の中小企業であれば、就業規則改定のハードルが低く、柔軟に対応してもらいやすいこともメリットです。

正社員として働きやすい会社に転職するには

最後に、正社員として働きやすい会社に転職する方法を紹介します。子育て中だからといってあきらめることなく、自分の理想に近い会社探しをしてみましょう。

経験・スキル・実績など強みを活かせる会社を探す

経験・スキル・実績など、自分の強みを活かせる会社を探すことが近道です。ワーママでも理想的な転職をしている人は多いですが、保育園の送迎・子どもの看病・運動会などイベントごとが多いため、どうしても不利になりがちです。一見足かせのように見える「子持ち」を払拭するためには、自分の強みとなる武器をアピールすることをおすすめします。

WEBエンジニア・WEBデザイナーなどは、知識や経験により内定率が大きく左右されます。営業やマーケターなどは、過去の成果が高い人から優先的に採用する傾向にあることも知っておきましょう。過去の経験を棚卸しして、自分なりの強みを見つけることが第一報です。

ワーママ特化型の転職エージェントを使う

転職エージェントのなかには、ワーママに特化したサポートを展開しているエージェントが存在します。子持ちの女性であっても正社員で働ける会社を優先的に紹介してくれたり、都合や理想に合わせて企業選びを手伝ったりしてくれるため、転職期間の短縮につながります。

また、会社情報を徹底的に調べてから応募・選考に進めるため入社後のミスマッチも少なく、子どもが小中学生になってからも長く働ける環境づくりができるでしょう。「転職に失敗したくない!」「自分ひとりでは正社員転職のハードルが高い!」と感じる人ほど、ワーママ特化型の転職エージェントへ相談してみることをおすすめします。

まとめ

子育てしながら正社員転職するのは、一見ハードルが高いことのように感じられます。しかし、自分の経験・スキル・実績に合った働きやすい会社を選ぶことができれば、理想的な転職ができるかもしれません。

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