時短勤務しながら転職は可能!ワーママを転職成功に導く7つのポイント

                   

現在時短勤務中のワーママのなかには、さまざまな理由により転職を考えている人もいることでしょう。子育て中なので、できれば時短勤務が認められる会社に転職したいですよね。 今後のキャリアを考えると、正社員という雇用形態も転職には外せない大事な条件です。

時短勤務で正社員という条件で転職することは決して簡単とは言えませんが、不可能ではありません。実際に、時短勤務の正社員で転職を成功させているワーママはたくさんいますよ。

ここでは、時短勤務の正社員で転職が可能な背景や、ワーママが時短勤務で転職を成功させるための7つのポイントを解説します。 

時短勤務では転職できない!と感じるのはなぜ?

時短勤務のまま転職できている人がいる一方、「そうは言っても簡単なことではない」と感じる人も多いでしょう。思うように転職活動が進まないと、「フルタイム正社員かパートかの選択肢」しかないと思いつめやすくなるでしょう。

そもそも、時短勤務のままでは転職しづらいのはなぜでしょうか。下記で理由を解説します。

時短勤務取得に条件のある会社が多いから

時短勤務をするに当たり、条件を設けている会社があります。

代表的な条件の例として、「勤続1年以上の社員に限る」「3歳以下の子どもを養育する社員に限る」などが挙げられます。勤続年数が問われる会社では、そもそも転職してすぐ時短勤務をすることはできません。

また、対象となる子どもの年齢が限定されている会社では「小1の壁」にぶつかりやすく、小学校入学と同時にもう一度転職しなければいけない可能性も出てきます。

「結局フルタイムでなくてはダメなのか」とあきらめやすいのは、こうした理由が隠されているのです。

求人の多くがフルタイムを前提としているから

転職の意思を固めても、フルタイムを前提とした求人が多く心が折れてしまうこともあるでしょう。本当にフルタイム勤務ができる人しか求めていない会社もありますが、実は時短勤務の考え方自体がまだまだ採用市場に浸透していないことも影響しています。

時短勤務をしている社員がいない、過去に時短勤務の人を雇ったことがないなど、企業にノウハウがなく採用担当者がためらってしまうこともあるでしょう。パートや派遣社員との違いを明確に分かっておらず、時短勤務の人を雇うメリットが見えていない企業も多いのです。

また、「うちの仕事はフルタイムでないとこなせない」という先入観を持っている企業も意外と多いものです。そのため時短勤務に対する門戸が狭くなり、時短勤務のまま転職することは難しいと感じやすいのです。

業界によっては土日祝や深夜の勤務が必須だから

業界や職種によっては、土日・祝日・夜間・早朝の勤務が必須となる場合があります。

例えば24時間体制でスタッフを配置する必要のある仕事では、シフト制の勤務が前提となるでしょう。子どもがいるからといって100%シフトの融通を効かせてもらえるとは限らず、そもそもの働き方に無理が生じます。

また、クライアントや顧客の要望に応じて昼夜関係なく飛んでいかなければいけない仕事の場合、プライベートと仕事の境界があいまいになります。突発的に仕事が入ることも多く、家庭との両立に苦労するのです。

上記のような仕事は、「時短勤務では働けない」と感じやすい仕事でもあります。時短勤務の要望を出しても通らない可能性が高く、ママには厳しいことを理解しておきましょう。

ポジションによっては出張が必須だから

部署・役職・仕事内容によっては、出張が必要なこともあります。その日のうちに帰ってこれる距離とは限らず、時には新幹線・飛行機が必要な移動をしたり海外に出張することもあるでしょう。

当然何日か家を空けることになるため、パパや親戚の協力が欠かせません。やむを得ず多額のお金をかけてベビーシッターを依頼するなど、金銭的な負担が生じる可能性も出てきます。

また、そもそも「出張が多い仕事だから時短勤務は雇わない」と方針を決めている会社も多いです。企業にとっても転職希望者にとってもミスマッチとなるため、時短勤務の希望を出しても通らないのです。

時短勤務での転職に特化したエージェントを頼ることが重要

時短勤務のまま転職を成功させたい場合、時短勤務特化型の転職エージェントを頼ることが大切です。下記では、時短特化型ならではのメリットを解説します。

入社してすぐ時短勤務できる求人が多いから

時短勤務特化型の転職エージェントには、その名の通り時短勤務を歓迎する求人が多く集まります。勤続年数を問わず、入社してすぐ時短勤務できる求人もあるため理想的な転職ができるでしょう。

また、子どもの年齢に応じた時短勤務の制限を設けていない求人も多いです。子どもが小学校に入学したり、今後子どもの数が増えても、問題なく時短勤務を続けられる環境に身を置けるでしょう。

時短勤務以外にも柔軟な働き方が浸透している会社が多いから

時短勤務を積極採用している企業は、働き方の多様化に対するアンテナが高いことが多いです。そのため、時間勤務以外にも柔軟な働き方を歓迎しているケースがあるためチェックしてみましょう。

例えば、フレックスタイム制度・テレワーク・裁量労働制など、まだまだ一般的ではない働き方が当たり前に浸透している可能性もあります。子どもが体調を崩したときだけテレワークをしたり、通院の都合に合わせてフレックスタイム制度を利用したりできるため便利です。

ママ社員以外にもメリットが多く、社員の定着率がいいことも特徴です。

時短勤務でも成果主義で評価してくれる会社が多いから

時短勤務をする人が多い会社では、働く時間を問わず成果主義で人事評価をすることが多いです。勤続年数・残業時間の長さ・休日出勤の回数などに左右されず、公平かつ平等な評価をしてくれるでしょう。

そのため、時短勤務の人でもパフォーマンスや結果次第ではどんどん昇進・昇給できるのです。マミートラック予防策としても役立ちやすく、時短勤務をしながらキャリアとの両立もかなえたい人に最適です。

残業・出張・土日祝勤務・夜間早朝勤務を避けやすいから

入社してすぐ時短勤務できる会社は、時短勤務したい人に対する理解があることが多いです。なかには残業・出張・土日祝勤務・夜間早朝勤務を免除してくれる会社もあるでしょう。うまくシフトを調整したり、無理のない業務量になるよう工夫してくれたりするケースもあります。

満3歳以下の子どもを育てる親が残業を免除してもらえる法律はあるものの、3歳を超えてからの働き方に迷う人も少なくありません。「今はよくてもいつか働き方に無理が生じる」と感じている人は、早めに時短勤務での転職を視野に入れることをおすすめします。

ワーママ転職のサポート実績が多いから

時短勤務特化型の転職エージェントは、ワーママ利用率が高いことが特徴です。そのためワーママ転職のサポート実績が多く、実績や評判を重視してエージェント選びをしたい人にうってつけでしょう。

「総合型エージェントの方がサポート実績は多いはず」と考えてしまいがちですが、時短勤務を希望する場合は時短勤務に強いエージェントを利用することが近道です。

自分と同じような悩みを持つ人の支援に長けているエージェントであれば、理想通りの転職に一歩近づけるかもしれません。

育児中のキャリアアドバイザーが多いから

ワーママ利用率の多い時短勤務特化型の転職エージェントには、同じく育児中のキャリアアドバイザーが多いことも知っておきましょう。同じワーママ同士であるため、ママの気持ちを理解しながら丁寧にサポートしてくれます。

また、「絶対に17時までにお迎えに行きたい」「土日祝勤務だけは何が何でも避けたい」など、家庭の都合を相談しやすいこともメリットです。今後妊活する予定がある、マイホーム資金を貯めたいから年収〇万円以上ほしい、などの理想も気兼ねなく相談してみましょう。

キャリアやスキルにマッチしていて、かつ働きやすい職場を紹介してもらえるかもしれません。

ママが時短勤務で転職を成功させる7つのポイント

時短勤務の正社員という条件で転職を成功させるのは、残業可能だった独身時代の転職に比べると簡単なことではありません。 ワーママが転職を成功させるためにどうすれば良いのか、具体的に解説します。 

1.現職の課題を整理する 

まずは現状で何が問題になっているのかを洗い出してみましょう。 

マミートラックにはまって納得できる仕事ができないのが不満、仕事量が多く時短勤務で処理が追い付かない、家事育児の負担が重すぎて思うように仕事ができない、など自分なりの悩み・問題があるはずです。そして、それは現職にいながら解決できないものなのかを具体的に考えてみてください。

マミートラックにはまっている、仕事量が多すぎるのであれば上司や同僚にまずは相談してみる。家事育児の負担が重いのであれば、夫に分担をお願いしたり家事を外注したりする。できる限りの解決策を考えてみましょう。

もちろん、考えてはみたものの、解決できることばかりではないのが現状ですよね。現職で解決が難しそうであれば、転職を視野に入れましょう。 

2.自分のできること・強みを整理する 

時短勤務で正社員という条件で転職する場合、即戦力が求められることがほとんどです。 転職先で自分がどのように貢献できるのかアピールできなければ、転職は難しいでしょう。 

今までにどんな仕事をしてきたのかを振り返り、自分にできること、これは得意という強みを整理しておきましょう。 

これまでも時短勤務で仕事と育児を両立してきたワーママは、知らず知らずのうちに効率的な仕事方法や、タイムマネジメント術が身についているもの。業務で生産性を上げるために工夫していることがあれば、アピールできるようにしておきましょう。

3.どんな仕事をやりたいか明確にする 

収入や通勤時間などの条件だけを優先して転職してしまうと、「こんなはずではなかった」と後悔することも。どんな仕事がしたいのかはっきりさせておくのも大切なポイントです。 

これまでの経験をいかした仕事をしたいと思っているのに、勤務条件が良いからといって畑違いの仕事をすることになれば苦労するでしょうし、やりたいことと違うと短期間での転職につながりかねません。 

また、転職先の志望動機を考えるうえでも、その会社で何をやりたいか明確にすることは重要です。「時短勤務できるから」「女性が活躍しているから」「子育てと両立しやすそうだから」といった理由は、志望動機にはなりません。

自分は何ができるのか、どんな仕事をしたいのかを明確にしておくと、職務経歴書の志望動機や面接対策にも役立ちますよ。

4.自分が将来ありたい姿について考える 

自分が将来どんな風になりたいのかという、大まかなキャリアプランを考えておくのも大事です。 

研究職として専門性を高めていきたい、営業、人事、経理など幅広い仕事を経験して経営に関わりたい、管理職になってマネジメント経験を積みたいなど、目指したい姿があれば、将来に向けて今どんな仕事を選べば良いのかが見えてきます。

子育て中は仕事をセーブしないといけない場面もありますが、制約はあっても経験を積むことはできます。将来のことを考えることも大事なことです。

5.転職条件の優先順位を明確にする 

何を一番大切にしたいのか優先順位をはっきりさせておくのも大切です。 

収入、子育てと両立できるよう柔軟に働ける体制、通勤時間、仕事内容、少々きつくても責任のある仕事ができるなど、重視したい条件は人によって違いますよね。自分にとって何が一番なのかをしっかり考えておきましょう。

希望するすべての条件を満たす転職先を見つけることは、難しいかもしれません。その場合でも、収入は少し落ちても構わないから柔軟に働きたいなど、この条件は譲れる・譲れないという基準があれば、納得できる転職先が見つけやすくなりますよ。 

6.夫婦で認識をすり合わせる

転職活動を始める前に、夫へきちんと相談しましょう。妻が転職すれば、家族のライフスタイルは変化します。転職を考えているのであれば、パートナーの理解は不可欠です。夫の理解のないまま転職活動を始めてしまうと、いざ転職が決まった時に反対されるということもありえます。 

なぜ転職したいのか、転職して得られるのは何なのかをしっかり説明し、夫の家事育児の負担がどう変化するかも話しましょう。夫婦ともこれ以上の負担が無理ということであれば、家事代行サービスを使うなどの対策も夫婦で考えておくと、後で不満が出るのを防ぐことができます。 

7.転職活動に期限を設ける 

むやみに焦って転職するのは避けたほうが良いですが、転職活動をしようと決めたら 「1年以内に転職する」など期限を設けるのは大事です。 

いつか転職しようと転職活動を後回しにしていると、年齢で不利になってしまうことも。あと1年早ければ、応募できたのに…なんてことになるかもしれません。

また、2人目、3人目の子供を考えているのであれば妊娠することもありえます。妊娠中は何が起こるかわからないので、転職活動ができない状況になるかもしれません。入社後1年経たないと育児休業を取得できない会社も多いので、転職したもののすぐに退職しなければならない可能性もあります。

働くママは仕事・家事・育児と毎日忙しいもの。転職活動が長期化すると、家族や仕事に影響しかねません。自分や家族への負担を軽くするためにも、できるだけ期間を決めて集中して転職活動をするのがおすすめです。

時短でも納得できる転職を成功させるために

時短勤務かつ正社員で転職を成功させるのは簡単なことではありませんが、決して不可能ではありません。今の職場で働き続けることに、何か不満やモヤモヤを抱えている毎日はつらいですよね。

その不安やモヤモヤを一度、冷静に分析してみてはいかがでしょうか。まわりに相談して解決できそうであれば、それにこしたことはありません。

もし、現状の悩みや課題を解決するために転職が必要なのであれば、転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。 転職活動が、自分自身のキャリアや働き方、仕事と家庭のバランスを見つめなおす良いきっかけになることでしょう。

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