保育園のお迎え時間に間に合わない!?8つの対処法

                   

育休から復帰するにあたり、「保育園のお迎えに間に合うかどうか」を心配する人は多いものです。あらかじめ保育園にはお迎え時間を伝えておく必要があり、残業が生じないかハラハラすることもあるでしょう。

そこで今回は、保育園のお迎え時間に間に合わないときの対処法を紹介します。いつも時間ギリギリのお迎えになってしまいそうな人や、残業が発生してお迎え時間が不安定になりそうな人はぜひチェックしてみてください。

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保育園のお迎えに行く平均的な時間

まずは、保育園のお迎えに行く平均的な時間を紹介します。他のママ・パパは何時頃お迎えに行っているのか知りたいときに、お役立てください。

お迎えのピークタイムは17時から18時頃

お迎えのピークタイムは、17時から18時頃です。保育園や地域によって多少異なりますが、夕方頃にお迎えに行く家庭が多いです。ちょうどこの時間帯のお迎えに行くと、たくさんのママ・パパとすれ違います。

延長保育の時間になると、先生の目が行き届きやすくするため学年の枠を取り払って合同保育とする園も少なくありません。それ以降は少しずつ在園している子どもが少なくなり、閉園ギリギリまで残っている子は全学年で2〜5人になります。

パート・時短勤務のお迎え時間は?

パートや時短勤務の人は、16時半から17時頃にお迎えにいくことが多いです。園ごとにおやつや遊びのプログラムが決まっているため、早めに仕事が終わっても子どもの体調不良などがなければ16時頃まで預かってくれるでしょう。

延長保育を気にする必要がないため、比較的ゆったりした雰囲気があります。時間によっては、帰りに公園やスーパーに立ち寄る余裕もあるでしょう。

フルタイム勤務のお迎え時間は?

フルタイムで働く人は、17時半から18時半頃にお迎えにいくことが多いです。通勤時間などを加味すると、どうしても夕方遅めの時間になってしまうでしょう。延長保育の利用が前提となることも多く、園によっては延長保育料や夜のおやつ代がかかります。

冬にはあたりが真っ暗になっていることも多いため、送迎に使う自転車のライトや保育園バッグの反射テープなどを確認しておくことがおすすめです。

保育園のお迎え時間に間に合わない理由

保育園のお迎えに間に合わない理由として、下記が挙げられます。理由によって対処法も変わるため、まずは自分の状況を可視化してみましょう。

勤務時間が長い

勤務時間が長い場合、どうしてもお迎えが遅くなってしまいます。元々の所定労働時間が長い場合はもちろん、残業が多い場合もここに当てはまります。

また、始業が10時など遅めに設定されている会社では、6時間の時短勤務をしても昼休憩を入れると退社が17時になってしまうためお迎えが遅くなるでしょう。

通勤時間が長い

通勤時間が長い場合、例え勤務時間が短かったとしてもお迎えに間に合わないことが出てきます。

例えば17時に退勤する場合、通勤時間が片道30分であれば17時半には保育園に到着します。しかし片道2時間の通勤時間の場合、保育園に到着する頃には19時になってしまいます。閉園ギリギリになることも多く、クラスの子たちや先生はほとんど帰宅しているかもしれません。

通勤時間が長いと、人身事故や車両点検などの影響を受けやすくなるほか、体調不良時の急なお迎えに対応しづらくなることにも注意が必要です。

保育園の延長保育枠が短い

保育園の延長保育枠が短い場合、園が閉まる時間が早いためお迎えに間に合わないかもしれません。

認可保育園・認証保育園の場合、長くても19時までとする園が多いです。認可外保育園は園により時間設定がバラバラで、認可保育園より長く開いていることもあれば18時頃閉まってしまう場合もあります。どの園に通うか次第で働き方も変わってくることを理解しておきましょう。

また、延長保育枠がある保育園でも、土・日・祝日は短縮されることがあります。土日勤務のある会社であれば、保育園の開園時間を見ながら仕事の予定を立てていくことが不可欠です。

家族・親族の協力が得られない

パパが夜型の勤務をしている場合や、近くに両親・義両親などがいない場合、お迎えに行ける人がママだけに限られてしまいます。仕事で急なトラブルがあったときや、ママ自身の体調不良が起きたときに代わりにお迎えできる人がおらず、間に合わなくなってしまうことも…。普段はお迎えに間に合いそうな人でも、万が一のときに備えて対処法を準備しておくとよいでしょう。

また、どうしても想定していたお迎え時間に間に合わなさそうなときは速やかに保育園に連絡し、状況を伝えましょう。

保育園のお迎え時間に間に合わないときの対処法

保育園のお迎え時間に間に合わないときは、下記いずれかの対処法を取りましょう。それぞれのメリット・デメリットにも触れながら解説しますので、家族に合った選択肢を探していくことが大切です。

閉園ギリギリまで預かってもらう

閉園ギリギリまで預かってもらえるよう保育園の先生と相談し、それまでにはお迎えを間に合わせる方法です。保育園には勤務時間を記した雇用証明書を提出する必要があるため、やむを得ないと分かってもらえれば協力してもらうことができるでしょう。

ただし、あまりにもギリギリすぎて閉園時間を過ぎてしまいそうな場合は、他の対処法を考えておく必要があります。「5分くらいの遅れならきっと大丈夫」と考えず、園に迷惑をかけないためにも仕事を調整することが先決です。

残業を免除してもらう

残業を免除してもらい、定時ぴったりに退社してお迎えに行く方法です。育児介護休業法第16条の8第1項には「3歳以下の子どもを養育している保護者は残業を免除できる」と記載されているため、それまでの間は残業を断れます。

ただし、どうしても業務に重大な支障が出る場合は会社が残業を命じることが可能です。また、今の会社がこころよく受け入れてくれるとは限らないため、慎重な相談が求められます。

時短勤務をする

時短勤務をして、勤務時間を短縮する方法です。育児・介護休業法23条には「3歳以下の子どもを養育している保護者からの申し出があれば、勤務時間の短縮などの措置を講じなければならない」と記載されているため、時短勤務に働き方を変えてお迎えに行ってもよいでしょう。

ただし、子どもが3歳を過ぎて時短勤務の対象でなくなってしまったときにも、無理なくお迎えができるかシミュレーションしておく必要があります。会社によっては時短勤務の取得対象者を「子どもが小学校に入学するまで」など拡大しているケースもあるため、もし無理が生じるようなら転職を検討してもよさそうです。

フレックスタイム制度を使う

会社がフレックスタイム制度を導入していれば、この制度を活用して、お迎えしやすい時間に退社できます。

制度の内容によっては、朝早めの出勤が必要になることもありますが、送りだけはパパにお願いし、お迎えはママが担当するなど分担していくとよいでしょう。曜日によって退社時間を変動させることができれば、家族内の分担もよりスムーズになります。

テレワークをする

テレワークをして、通勤時間をなくす方法です。通勤がなくなれば、夕方早めの時間帯にお迎えに行くこともできるでしょう。夕飯やお風呂をゆっくり過ごし、子どもの遊びに付き合う余裕も生まれます。

テレワークで働ける場合、フルタイムで働いてもお迎えに間に合わないリスクを減らせます。そのため、テレワークを前提にフルタイムに切り替える人も少なくありません。テレワーク制度のある会社であれば、積極的に活用していきましょう。

家から近い支店に異動願を出す

家から近い支店に異動願を出し、通勤時間を短縮する方法です。テレワークのように通勤時間をゼロにすることが難しくとも、なるべく近距離で働くことができればお迎えに行きやすくなるでしょう。

ただし、異動願はあくまでも会社に対する「お願いごと」であり、100%希望を通してもらえるとは限りません。また、近くに支店がない場合やひとつのオフィスしかない会社では、異動することはできません。そもそも本人からの異動願を受け付けていない会社もあるため、自社の制度を確認してみましょう。

ファミサポやシッターにお迎えに行ってもらう

家族・親戚だけでなく、ファミサポやシッターに力を貸してもらうこともひとつの手段です。シッターの利用にはお金がかかりますが、人員さえ押さえられれば確実にお迎えを依頼できます。また、多くの市区町村では地域のボランティアが協力するファミサポ制度があり、シッターより安価に利用できます。

ただし、ファミサポの制度は市区町村によりかなり内容が異なるため、事前に必ずチェックしておきましょう。自宅のカギを預かってもらえずお迎え後はファミサポ会員の自宅で過ごしたり、半径何km以内のお迎えに限定するなど範囲が決められていたりすることも多いです。早めにファミサポの窓口に相談し、概要を理解しておくことが大切です。

無理なくお迎えに行ける会社に転職する

上記の対処法が全て現実的でない場合、無理なくお迎えに行ける会社に転職することをおすすめします。

残業免除を願い出ても暗に拒否されてしまったり、テレワークを使える日と使えない日が指定されていて結局お迎えに間に合わなかったりする場合も、転職を視野に入れてみるとよいでしょう。子育て中の社員向けに福利厚生を充実している会社や、最初から時短勤務を取得できる会社は意外と多いものです。近くの会社情報を調べてみることで、思った以上に条件のよい会社があることに気づけるかもしれません。

会社にも保育園にも頭を下げてどうにかお迎えに行くよりも、働きやすい環境で無理なくお迎えにいく方がストレスも軽減できます。「ママだと転職は厳しい」と選択肢を狭めず、まずは転職情報を収集してみてはいかがでしょうか。

まとめ

保育園のお迎えに間に合わない日が続くと、子どもや保育園に対する罪悪感を抱きがちになってしまいます。時間ばかりして働くことも多くなり、職場での集中力も欠けてしまうでしょう。働きやすい環境を整えることが、長く仕事を続けていくコツでもあるのです。

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