夏休みに立ちはだかる小1の壁!学童イヤ・お弁当・宿題がワーママを悩ませる

                   
※写真はすべてイメージです

「小1の壁」のなかでもとくに高い壁のひとつが、長い長い夏休み。この夏休みに頭を悩ませるワーママはとても多いのです。

筆者は現在小学校2年生と年少の姉妹を育児中の2児のワーママです。地方都市在住、ITコンサル会社の社員として働いています。

共働き家庭にとって、初めて迎える小1の夏休みに不安はつきもの。一体小学校の夏休みは何が大変なのでしょうか。

ここでは、小学校の夏休みに立ちはだかる小1の壁の正体と対処法を筆者の体験談をまじえてご紹介します。事前の準備をしておくことで、少しでも楽に乗り切ることができますよ。

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小1の夏休みの過ごし方に困るワーママが多い

小学校の夏休みは、7月後半から8月後半までの5週間程度が一般的です。地域によっては7月半ばから8月半ばまでだったり、8月末までだったりする場合もあります。

子供にとっては嬉しい夏休みですが、共働き家庭の親は普段と変わらず仕事があるので、子供と同じように休むことはできません。夏休み期間は子供を実家にあずける家庭や、お兄ちゃんお姉ちゃんがいるので一緒に留守番させる家庭もあるようですが、小学校低学年の場合は学童に行くことが多いようです。

親も子供もようやく小学校生活に慣れてきたものの、夏休みは普段とは違う対応が必要になります。夏休みは子供の過ごし方に頭を悩ませるワーママが多い時期。一体夏休みはどようなことが大変なのでしょうか。

夏休みは学童の開く時間が遅い

夏休み期間の学童は朝から開所しています。しかし普段の登校時間と比べると学童の開所時間は遅いことが多く、親が仕事に出発する時間に影響が出ることがあります。

親の勤務先が自宅から遠い場合は、子供より先に出なければいけないこともあります。自分で鍵をかけて学童に出発できる子であればよいのですが、小1の子だとまだまだ不安があり任せきれないということもあるでしょう。

子供が学童に行くのを嫌がる

子供自身が夏休み学童に行きたがらないというのもよくあるパターン。学童に行っていない友達のように自由に遊びたい、学童ではいつも同じ人としか遊べない、学童に仲の良い友達がいない、学童で遊べる内容に限界があって飽きる、などが学童を嫌がる主な理由のようです。

また、平日は学童に行っていない子であっても、夏休み期間だけ学童に行く子もいるため、物理的に学童が混み合い自由なスペースが限られるということもあります。人数が増えると平日は自由に使えていたおもちゃなどが使えなくなり、夏休みは学童でのびのびと遊べずつまらないと感じる子もいるようです。

>>関連記事:【体験談】子供が学童を嫌がる!行きたがらない理由と対処法は?一年生二年生に多い学童拒否

毎日のお弁当作りが大変

共働き家庭にとって夏休み一番の苦労は、毎日学童に持って行くお弁当作りではないでしょうか。夏休み期間は給食がないため、学童にはお弁当を持って行くことになります。ただでさえ忙しい朝の時間にお弁当作りが加わり、夏休みの朝は戦争です。下の子の保育園の送迎もある場合は、本当にてんてこまいになります。

前日にお弁当の下ごしらえをしておく、週末に作りだめして冷凍ストックしておくなど、夏休みのお弁当で親の負担が増えることは間違いないでしょう。また夏場のお弁当は腐敗しやすいので、お弁当の中身や持ち運び方法にも気を使わなければなりません。

民間学童では、学童側でお弁当を手配してくれる場合もあるようです。公立学童でも、許可を得てママが有志で仕出しのお弁当をとっているという話も聞いたことがあります。頼れるものは頼って、上手に活用できると良いですね。

夏休みのお弁当に関する体験談

筆者の場合は、しっかり火を通した食材をしっかり冷ましてからお弁当箱に詰め、保冷剤や保冷バックで温度管理をして持たせることに気を付けています。また、毎日きちんとお弁当を作ることは大変なので、週に一度はできるだけ楽をすることを心がけました。

スープジャーにカレーを入れ別にご飯を持たせる「カレー弁当」や、スープジャーにそうめんつゆを入れ別にゆでたそうめんと野菜などを持たせる「そうめん弁当」も作っていましたが。カレー弁当やそうめん弁当は簡単に用意できるし、子供にも好評で一石二鳥でしたよ。

小1から大量にある夏休みの宿題

一学期の終業式の日、子供が持ち帰る「夏休みの宿題リスト」を見て、あまりに大量の宿題に頭が痛くなることもあるかもしれません。小1では親の手伝いが必要な宿題が多く、仕事と家事と育児に加え学童のお弁当作りもプラスされるワーママにとって、さらなる負担となるでしょう。

夏休みの宿題には、大きくわけると以下の種類があります。
・学習系(プリント、ドリルなど)
・制作系(絵画、作文、作品など)

学習系については学童に行っている時間に自力でやってもらうことができますが、制作系については小1の子が一人でするには限界があります。親の仕事が休みの日に一緒に取り組んでいけば、夏休みの最後に慌てることなく計画的に終わらせることができるでしょう。

宿題の計画や段取りも親が管理する必要があるため、夏休みの宿題に苦労する共働き家庭は後を絶ちません。パパにも協力してもらい、親子でコミュニケーションを取りながら取り組めると良いですね。

ひとりで留守番させるのはまだ早い?

子供が学童に行かない場合は、家で留守番をさせることも考えられるでしょう。しかし、小学生になったとはいえ、6歳や7歳の子を一日中ひとりで家に残すのは心配が多いもの。

1日3~4時間程度のパート勤務であれば、子供によっては可能かもしれません。しかしフルタイム勤務の場合はもちろん、時短勤務のママであっても通勤時間を含めると8時間以上家をあけることになります。

1人で食事をちゃんととることができるのか、災害や緊急事態のときの対応、室温調整ができずに熱中症になるのではないかなど、安全面・健康面でさまざまな心配ごとがありますよね。

筆者の場合は、子供が学童に行きたがらない日は半日留守番をさせたことがあります。私が家をあけるのが4時間程度であったこと、治安の良い地域であったこと、普段から短時間の留守番はさせていたこともあり、「自宅にいること」を条件として学童を休ませ、ママが帰宅するまでの半日を自宅で過ごさせることもありました。

夏休みの小1の壁を乗り越えた体験談

ワーママたちは、一体どのようにして夏休みを乗り越えているのでしょうか。小学校1年生の夏休みに関するワーママの体験談を紹介します。

リモートワークを活用して家で仕事

小1の1学期はなんとか学童に通っていたものの、夏休みになったら毎日学童漬けの生活にすっかり子供が飽きてしまい、学童に行きたがらなくなってしまいました。

親としても、せっかくの夏休みなのに1ヶ月間学童に行かせるだけなのは、なんだか無駄な時間に思えてしまって…。

幸いリモートワークが可能な職場だったので、できるだけリモートワークを活用し、家で子供をみながら仕事するよう調整しました。(埼玉県)

家で過ごす以外の予定をたくさん入れる

夏休みは学童だけで飽きるので、予定もりだくさんで子供に申し訳ないと思いつつも、サッカー教室の合宿、遠方の祖父母宅に子供だけ帰省、子供会のキャンプなど、家と学童以外で過ごす機会を増やしました。

本人も楽しんで参加して良い体験になったし、親もリフレッシュする時間がとれたのでありがたかったです。(神奈川県)

夫婦交代で夏休みをとって家で過ごす

民間学童に通っていたので、キャンプに行ったり博物館やキッザニアに行ったり、夏休み中は学童でいろいろなところに遊びに連れて行ってもらえたので助かりました。

それでも長い夏休みの学童は子供にとって退屈だったみたいで…。夫婦交代で夏休みを取り、なるべく学童に行かず親と過ごす時間を増やして乗り切りました。(神奈川県)

頼れる人がいない!夫婦だけで小1の夏休みを乗り切るには?

小1の壁、最大の関門である夏休みを乗り切るには、徹底した事前準備と情報収集がポイントだと思います。筆者の家は実家にあずけることや、日常的にフォローしてもらえる状況ではなかったので、夫婦で乗り切るために、一時的に必要な出費と有休は覚悟しました。

5週間ある夏休みのうち、お盆期間は夫婦ともに夏休みになるので、前後2週間ずつをどう過ごすかということに焦点をあてました。子供自身の「学童に行ってもいいけど、たまには家で過ごす時間もほしい」という希望により、月曜から金曜まで毎日学童ではなく、「水曜を家で過ごす日」と決め、以下のような方法を実践しました。

・水曜は夫婦が交代で休む、または在宅勤務とする
・夫婦がどちらも休めず在宅勤務もできない日は、半日は夫婦どちらかが家にいるよう調整し、子供は半日留守番
・お友達と一緒に泊まりのサマーキャンプへ参加し、家から離れる日も作る

水曜をはさんで2日ずつ学童に行くスケジュールは、子供としても納得できたようでした。学童に行かない日はお弁当作りの必要もなかったのも、親としては助かりました。

また、さすがに5週間ずっと会社を休むことは難しいですが、夏休み期間だけ隔週で1日休むまたは在宅勤務をすることは、職場の理解も得られやすかったです。また、普段有休を取得していないパパにとっても、休みを取る良いきっかけになったと思います。

共働きの夏休みはかわいそうなの!?

まだ小学校低学年なのに、親と離れて丸1日学童で過ごすのはかわいそうという意見もあるかもしれません。学童に行っていないお友達や親からそのようなこと言われて、気にする子供もいるようです。

そんなときは、保育園時代を思い出してみてはいかがでしょうか。幼稚園が夏休みのあいだも丸一日保育園で過ごしていましたが、かわいそうなんて言う人はいなかったし、誰も気にする人はいませんでしたよね。パパとママが働くことで家庭や子供の生活を守っているということを考えれば、夏休みの学童がかわいそうと考えることはないですよ。

夏休みの学童は学習時間が決まっていることが多く、夏休みのドリル系の宿題は学童で早々に終える子が多いようです。毎日学童に行くことで、夏休みのあいだも自然と早寝早起きの生活リズムが整います。

学童ではクラスや学年の違う友達と遊ぶこともできますし、夏休みだけのイベントを企画している学童もありますので、いつもとは違う楽しみもあるかもしれません。

小1の夏休みを乗り越えるポイントは事前準備!

初めて迎える小1の夏休みは、親にとっても子供にとっても戸惑うことが多いでしょう。お弁当作りや普段の家事などすべてを同じように頑張っていると、ママ自身が体調を壊すことにもなりかねません。

ママひとりで頑張ろうとするのではなく、パパや実家に協力してもらう、必要経費だと割り切って外部サービスを利用する、前もって会社と相談して勤務の調整をする、夏休みだけ民間学童を利用するなど、少しでも楽になる方法を検討してみてはいかがでしょうか。

もちろん想定外のことは発生するかもしれませんが、夏休みの小1の壁は決して乗り越えられないものではありませんよ。小1の夏休みを乗り越えた後には、心も体もまた一段と成長した子供の姿が見られるかもしれないですよ。

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