ワーママが営業職を続けるメリットは?やりがいと両立のコツをご紹介

                   
※写真はすべてイメージです

これまではハードワークにも対応できていたのに、ママになって時間の制約がある身では、どうしても今まで通りの働き方とはいかないもの。営業職として表に立ってバリバリ仕事をしてきた人のなかには、育休復帰後に思うように仕事が進まずにあせったり、悩んだりするママもいることでしょう。

一方で、営業職はコロナ禍を経てさまざまな働き方に合った選択肢が増え、ワーママの転職市場では大きなニーズがあることも事実です。

ここでは、ワーママが営業職を続けるメリット、営業を辞めたいと思う理由、育児と両立しながら営業職を続けるためのコツ、について解説します。

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ワーママが営業職で働くメリット

ワーママが営業職で働くメリットは、なんといってもキャリアアップの経験値を積みやすいことでしょう。

マミートラックになりにくい

お客様と直接やり取りが発生し、会社の顔でもある営業職。会社の売り上げにも直接的に貢献し、結果も数字で正当に評価されやすく、大変やりがいのある仕事なのは間違いありません。

そのため、責任の軽い仕事しか任されずキャリアアップに悩む「マミートラック」にはなりにくいといえるでしょう。

昇給が期待できる

売上による成果主義の色が強い営業職は、結果を出せば昇給しやすい職種です。インセンティブやボーナスで、すぐに頑張りが給与に反映される会社もあります。

やりがいやモチベーションアップにもつながりますし、ベースの給与を上げておけば、今後転職する場合にもさらなる昇給が期待できるでしょう。

外回りが気分転換になることも

子供が生まれると、ママは自分の身ひとつで自由に外出できる機会が少なくなります。営業の仕事で外出すること自体が、ちょっとした気分転換になる場合もあるでしょう。

たまにはアポイントの合間に気になっていたカフェで休憩したり、気になっていたお店でランチタイムを過ごしたりできるのは、営業職ならではかもしれません。

勤務時間を調整しやすい

オフィスを経由せず、自宅から直行直帰のスケジュールを組めることも営業のメリットです。

朝は、自宅から近いアポイントのときはいつもよりゆっくり準備することができますし、直帰の場合は早くお迎えに行ったり、スーパーで買い物したりする時間を捻出することもできます。

転職の選択肢が幅広い

外回りばかりが営業ではありません。コロナ禍における営業プロセスとして、インサイドセールス(内勤営業)を充実させる企業はどんどん増えてきています。つまり営業職でもリモートワークで働ける選択肢が生まれたのです。

また営業経験を軸にしたコミュニケーションスキルは、商材を問わず活かせるケースが多いため、さまざまな求人情報にアプローチできます。

近年では営業経験を活かして、柔軟に働ける選択肢がかなり充実したといえるでしょう。

ワーママが営業職で大変なこと

一方で、営業職として働きつづける際に大変な点はあります。以下のような内容への対策は考える必要があるでしょう。

急な休みのときに調整が大変

「何でこのタイミングで!?」というときに限って、子供は熱を出すことが多いもの。ママは急に休まなければいけないことがあり、お客様だけでなく社内の関係者を含めたスケジュール調整が必要になります。

一度や二度ならともかく、何度も続くと自分自身の精神的負担に。同僚の負担が続くと、メイン担当からサブ担当に変更となるなど、自身のポジションに影響することもあります。

急な休みだけでなく、遅い時間のアポイント対応など業務の調整が発生することを懸念して、育休明け復帰のタイミングで営業職から他の部署へと異動を打診されるケースもあります。

徹底した数値目標と成果主義

営業職の成果は数値で一目瞭然になるため、成果主義による評価の傾向が強いです。限られた時間内の効率化を追求したところで、どうしても勤務時間の長さによる成果の差が埋まらないこともあるでしょう。

そのため、数値のノルマ達成に追われ、ときにはがむしゃらにハードワークをこなす必要があるなど、勤務が安定的とは言いづらい面もあります。

営業以外のデスクワークに追われる

時短勤務のママの場合は、勤務時間中はどうしてもアポイントを優先して動くことが多くなるため、提案書作成や経費精算などのデスクワークがたまりがちになります。

事務作業のために残業する、または持ち帰り残業として自宅で対応している営業ママも少なくないようです。

営業職のワーママが辞めたいと思うのはこんなとき

子供の病気による欠勤が続いて肩身が狭い

子供の体調不良による急な休みはどうしようもないけれど、代理で顧客訪問や窓口対応をしてくれる同僚への申し訳なさで心苦しくなることがあります。

また、同僚やお客様が「子供の病気は仕方ないよ」と理解を示してくれてはいても、何度も続くと周囲の優しさに余計に申し訳なさがつのり、肩身が狭いと感じてしまうこともあるでしょう。

持ち帰り残業が続いたとき

提案書や見積書の作成や経費精算など、たまりがちな業務を自宅に持ち帰って対応することもあるでしょう。明確な数値の目標達成を求められるので、結果を出すために無理をして対応しなければいけないことも。

持ち帰り残業は子供を寝かせた後にしか対応できないので、持ち帰り残業が続くと睡眠不足からママも体調不良になりやすく、精神的・体力的につらくなります。

精神的プレッシャー

顧客にあわせたスケジュールで働かなければならない忙しさに加え、数字のノルマに追われるのは精神的プレッシャー大きいもの。

育児と仕事の両立でこんなにハードな毎日を送っているのに、頑張っても頑張っても目標に追い付かず、常に数字のプレッシャーを感じてしまう…。

休みの日でも数字のプレッシャーを感じて落ち着かず、メンタルがつらくなることもあるかもしれません。

以前のような成果を出せないもどかしさ

出産前とは状況が違うと頭ではわかっていても、なかなか自分自身では納得できないことがあります。

時間的制約があるため、以前の自分と比べて焦る気持ちや、周囲の期待に応えられていないのではないかという不安を抱えがちに。

育児と両立しながら思うように成果を出せないもどかしさを感じるかもしれません。

ワーママが営業職で働き続けるためのコツ

育児と営業職の仕事を両立するのは簡単なことではありませんが、出産後も営業職の第一線で活躍し続けているワーママはたくさんいます。

やりがいのある営業職の仕事が好きだし、これからも多くの成果を追求していきたいというママもいることでしょう。ワーママが営業職で働き続けるためのコツをご紹介します。

社内外に早めの報連相を心掛ける

あらかじめわかっている休みの予定は、余裕を持って同僚や上司に伝えておきましょう。夜の時点で子供の体調が良くないとわかっているのであれば、「明日は休むかもしれない」と早めに伝えておくことで、その後の対応がスムーズになることがあります。

また、家族とも「子供が病気になった場合」「急に保育園からお迎えの要請があった場合」など、子供に関する緊急対応を何パターンかを相談しておくと、勤務するうえでの不安な気持ちが減るでしょう。

一日休むのは厳しいけれど半日なら調整できる、どちらかがフレックスや在宅勤務を利用するなど、ママとパパでお互いに協力して乗り切る方法を見つけてみましょう。

取引先に前もって自分の予定を伝える

営業職では、お客様から携帯に直接連絡がある方も多いでしょう。帰宅後にお客様からの連絡があった場合、子供と一緒にいると対応できないこともあります。

メールや電話の対応時間をあらかじめ伝えておくことで、「折り返しがない!」とお客様に不安を与えることもなくなるでしょう。

また、退勤後は同僚に対応を引き継いでいる場合も、緊急連絡先と緊急時の対応をお客様に共有しておくことで安心してもらえますよ。

同僚への配慮とチームワークを大事にする

時短勤務や残業なしで勤務しているワーママの場合、退勤後に急ぎの対応が発生すると同僚が対応しているケースも多いです。また、子供に関連する急な休みに助けてもらうことも多いでしょう。

ワーママの突発的な休みはどうしても仕方がない部分はありますが、フォローしてくれる同僚やチームへの感謝の気持ちを忘れず、日ごろから感謝の言葉を伝えましょう。

同僚が休暇をとったり体調不良で休んだりするときにはフォローやサポートを引き受け、お互い様の気持ちで仕事を回せると良いですね。

急な休みに対応できる体制を整えておく

どうしても休めない大事な商談がある場合は、子供の体調不良にそなえて事前にいくつかの対応を準備しておくと安心です。パパや実家に、「この日に子供が熱を出したら、お願いするかもしれない」と一言伝えておくと、相手の負担も軽くなるでしょう。

実家が遠く協力してもらうことが難しい場合は、ファミサポ、病児保育、病児シッターなどの登録と、いつまでに申し込めば間に合うかを整理しておくと、いざという時にあわてずにすみます。

働き方の要望を会社に伝えてみる

ママとなったことで、これまでと同じ働き方は難しくなるかもしれません。しかし働き方を最適化することでよりパフォーマンスを発揮できるのであれば、要望を会社に相談してみるのもひとつの手です。

たとえば、事務作業を集中してやる日なら、オフィスではなく自宅を中心としたリモートワークにできないか。家族の協力が得られる日は残業をし、そうでない日は勤務時間を短くするといったフレックス勤務にできないか、といった要望です。

もちろん会社の就業規則やさまざまな事情で難しいこともありますが、要望として伝えるのは悪いことではありません。「楽をしたいのではなく、成果を出すために柔軟な働き方をしたい」と伝えると良いでしょう。

特にコロナ禍においては、対面の営業活動からオンラインへの移行を進めている企業も増えており、より効率的な営業活動を検討する一環として働き方の柔軟性を提案することも検討してみてはいかがでしょうか。

営業職で働き続けられる会社に転職する

どうしても今の会社で働き続けることが難しいのであれば、ワーママが営業職のまま働き続けられる会社に転職するのも、ひとつの方法です。

時短勤務であってもキャリアアップが望める会社や、フレックスタイム制やリモートワークが使える会社、育児に理解があって肩身の狭い思いをしないですむ職場はコロナ禍を機に増えてきています。

また営業職といっても外回りが前提となっているものから、インサイドセールスやカスタマーサクセスなどすでに接点のあるお客さまとの対応で今までの経験を発揮できる職種まで、経験を活かしてさまざまな求人に対応できる点は大きなメリットです。

ワーママが仕事を探すときには仕事内容はもちろんのこと、会社の環境や労働条件も重要です。ワーママ専門の転職エージェントで、ママに理解のある職場を探してもらいながら効率的に転職活動を行うとよいでしょう。

>>関連記事:時短勤務で営業職に転職するコツは?時短可・正社員・ママ歓迎求人を紹介

経験を積んできたママだからこそできる営業はきっとある

急な対応や遅い時間のアポイントが難しいなど、思うように営業の仕事ができないことがあるかもしれませんが、「あなただからお願いしたい」というお客様もきっといることでしょう。

加えて、近年はつちかった営業経験をもとに柔軟な働き方ができる職種も増えています。

お客様と築いてきた関係に自信を持って、営業経験を豊富に持っている今のあなただからこそできる方法を考えてみませんか。育児と両立しながら営業職として働くあなたの姿は、きっと後に続く後輩たちの希望となることでしょう。

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