ストレスで倒れたワーママが、娘の未来のため休職を経て時短転職に成功

                   

「子育てはあっという間だから今が踏ん張りどき!」と、育児と仕事の両立に我が身を奮い立たせ、日々頑張っているワーママは多いことでしょう。しかし、子供や自分が体調を崩したときは「やはりワークライフバランスを見直すべきではないか」と弱気になることはありませんか。

ここでは、時短転職をしてそんな時期を見事に乗り越え、キャリアと育児の両方を確立させたワーキングマザーの実例と成功のポイントをご紹介します。

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育休復帰後は何もかもがうまくいかない日々

Sさん(30代・子供1人)
夫(ウェブ系企業マネージャー職)、3歳になる長女の3人暮らし。 前職ではIT企業にてインサイドセールスやWebマーケティング、カスタマーサクセスなどの事業立ち上げに従事。

長女を出産後、育休1年半でカスタマーサクセスに復帰し、半年で転職。現在は事業開発や採用人事を担当。

独身時代はフルタイムで毎日遅くまで残業をしていました。興味のある仕事内容だったので、やりがいを感じながら、思う存分時間をあてて仕事をしていました。

ただ、結婚、出産と育休を経て、子供が1歳半の時に時短勤務で復帰すると状況は一変。出産前と同じ業務に復帰しましたが、時間が制限されるとこんなにもうまくいかないものかと打ちのめされました。

毎日周囲に申し訳ないと思いながら、時短勤務で退社する日々。

今振り返れば、会社に時短勤務の事例があまりなく、短時間勤務者への対応に困惑していたようで、割り振られた業務量が適切でなかったり、コミュニケーション方法が洗練されていなかったり、周囲の理解が得られにくかったり色々な要因があったのだと思います。

ただそのときは、みんな頑張っているのに私だけ早く帰って申し訳ない、というネガティブな気持ちばかりが積み重なっていました。

仕事と育児のストレスで倒れ家庭は大混乱

そんななか、娘の中耳炎が慢性化してしまい、毎週必ず発熱するようになってしまいました。夫は転職したばかりで頼ることができず、毎回私だけが仕事を休んで看病を続ける日々。

仕事も育児も思い描いていたように回らないストレスから体調を崩し、ついに職場で倒れました。

ドクターから「今の環境を変えなければ、もっとひどい症状になる可能性がある。」と診断され、いったん仕事は休職することに。

しかし育児は休むことはできません。私が倒れたことで、家庭は大混乱。悪夢のような日々でした。

家庭を大事にするため転職を決意

独身時代は、「仕事が生き甲斐」と思っていた私。でも、自分が体調を崩したことをきっかけに、本当に大切なものは何か自分自身に問いました。その上で削ぎ落せるものは削ぎ落とそう、と。

そこで、はっきりしたのが「家族が一番大切」ということ。仕事中心ではなく、家庭に重きをおいた働き方がしたいと思い、転職を決めました。育休復帰後、5ヶ月のことでした。

娘が自由にキャリアを選択できる社会を作りたい

「家族が一番大切」なのは間違いないですが、家庭に入るという選択肢は取りませんでした。

もちろん自分にとって家族は一番大切なので、家族を優先できるように時間は欲しい。でもその一方で、自分の娘の将来を想像したときに、今の私と同じ苦しみを経験させたくないと思ったんです。

娘が大人になるころには、もっと自由に仕事や育児の仕方を選択できる社会になっていほしい。その実現のために、「自分自身が仕事と家庭のバランスを保ちながら働き続けることで、社会に新しい働き方を提示しなければ」という使命感を感じていました。

時短勤務で育児に関連する仕事に転職

転職先は、プライベートでの気付きも仕事に反映できるよう、育児やファミリーに関連した業界の会社を探しました。

幸いにも、転職活動中に今の私の状況を理解してくれる会社に出会い、時短勤務の条件で転職が決定。現職は休職期間を経てそのまま退職し、翌月から新天地で勤務を開始しました。

退職後に少し休むことも考えましたが、育休の1年半でビジネス感覚が驚くほど鈍くなった経験から、ブランク期間を持つことに恐怖心がありました。そのため、退職から間髪入れずに転職先での勤務をスタートすることに。

自分の体調と子供の通院を優先し、時短勤務で時間に余裕をもった働き方から始めました。

勤務時間は短いけれど仕事は充実

今回は異業種への転職でしたが、特に不都合は感じていません。前職でも多くの職種に従事していたこともあり、その経験が現在に繋がっているように思います。

また常に新しいことに挑戦することが好きな性分ということもあり、むしろ未経験の業務に率先して手を挙げ、自分で巻き取るようにしています。

現職では、勤務時間が短いからといって上から役割を制限されるようなことはないので、自由にやりたいこと、できることをやっています。

社会に必要とされる魅力ある人になりたい

子供が生まれる前は「自分が何をしたいか」「自分がどうなりたいか」だけをシンプルに考えてきましたが、子供が生まれて一人称ではなくなりました。

「自分たち家族がどうありたいか」を優先する中で働き方を選択していくために、子供が自立するまではしばらく家庭に重きをおいたワークスタイルをしたいです。

将来娘が母になった時に、やりたい事を自由に選択できる社会であってほしい。その実現のために、仕事を通して社会への働き掛けを続けていきます。

そして、子供が自立するころには、自分自身が社会に必要とされる魅力ある人になっていたいです。

転職に成功したポイント

【Sさんの転職の希望条件】

  • 家庭の時間を確保でき、ワーママに理解のある職場環境
  • 興味の対象である「子育て」にかかわる業界
  • 前職での経験を活かし、更なるスキルアップ・アウトプットができる職種

仕事と育児のストレスで体調を崩したにもかかわらず、家庭に入るという選択肢でなく転職の道を選んだSさん。「市場は日々変化する。常にビジネス感覚を持ち続けたい」とさらなるキャリア構築をしていこうという強い意思がありました。

家庭が第一、その上でさらなるスキルアップを目指したいという強い意志で、正社員かつ家庭の時間が確保できる時短勤務での転職が実現しました。

やりたいことの本質を見つめるキャリアデザイン

Sさんは入社直後から時短勤務でスタートしたことで、業務上の支障は特にないようです。前職での多様な経験とスキルが、転職後の現場で大いに発揮できたのでしょう。

子供が幼いうちは、予期しない体調不良等のアクシデントがつきもの。しかし、その障壁を乗り越え、「娘が私と同じ立場になった時にあるべき社会の姿」を見通しながら、「今」やりたいことの本質を見つめてキャリアデザインしているSさん。

今を大切にしつつ、将来を見据えたうえで時短転職に成功した例をご紹介しました。

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