履歴書に子供がいることは書くべき?ワーママ転職における履歴書の書き方

                   

ママが転職活動するとき、履歴書に「子供がいる」と書くべきか迷う方も多いでしょう。「子供の有無に関係なくスキルや経験を評価してほしい」と思う一方、「急な体調不良やお迎えに合わせた退勤に配慮してほしい」と思うこともあり、悩みは尽きません。

今回は、履歴書に「子供がいる」と書くべきか、確認していきましょう。ワーママ転職における効果的な履歴書の書き方にも触れるため、転職活動中の人はお役立てください。

履歴書に子供がいると書いても問題ない

結論からお伝えすると、履歴書に「子供がいる」と書いても問題ありません。

特に、下記のように転職先にお願いしたい項目がある人は「子供がいるから(子育て中だから)」と理由を添えて書くとスマートです。

  • 保育園のお迎えに合わせて時短勤務にしたい
  • 子供が3歳になるまでは残業を免除してほしい
  • お迎えに合わせて通勤時間を調整したく、〇〇支店への配属を希望する

時短勤務・残業免除など希望することがある場合、就労時間に制限のない人よりも書類通過率は下がってしまいがちです。しかし、複数回面接をしてからお互いのミスマッチに気づくより、早い段階で表明しておく方がお互いに前提条件をそろえることができます。

面接時間を無駄にせず、効率よく短期間で転職活動を成功させるためにも、応募時に伝えましょう。「どうしてもこの条件だけは譲れない!」というポイントがある人は、履歴書に記しておくのがおすすめです。

ワーママが履歴書に書くべき特記事項

子供がいること以外にも、ワーママが履歴書に書くべき特記事項が存在します。基本的に会社にお願いしたい項目を書くことが多いため、下記に該当するものがあればあらかじめ記載しておきましょう。

特に希望がない場合、「貴社の指定に従います」と書いておけば問題ありません。

希望する出社・退社時間および働き方

出社・退社時間や働き方に希望がある場合、書類選考時に知らせておきましょう。リモートワークやフレックスタイム制度を希望する場合も同様です。

特に「月曜日はリモートワークを希望する」「フレックスタイム制度を利用して朝は10時に出勤したい」など、曜日・時間に関する要望が既に固まっていれば、明記します。

希望する職種・配属部署・支店

希望する職種・配属部署・支店がある場合も、同様に記載します。保育園の送り迎えに影響が出るからという理由で特定の支店を希望する場合、そのまま「子供の送迎のため」と一言理由を添えましょう。

過去のスキルが活きるからという理由で職種・部署を希望する場合も、ストレートに理由を書くと分かりやすいです。

年収条件

年収の希望がある場合も、事前に提示した方がよいでしょう。「年収〇万円以上を希望します」などシンプルに記載し、その根拠は面接の場でアピールするのがおすすめです。

また、時短勤務をしたい場合は勤務時間に合わせたパターン分けが必要です。「X時間勤務の場合:〇万円以上」というように書いておけば、時短勤務時の報酬イメージがつくため採用担当者にとってもメリットがあります。

入社希望日

現職在職中の場合、入社希望日を書くのが理想です。採用担当者は「内定を出したらいつから働き始められるのか?」と懸念することが多く、あらかじめ提示された入社希望日と企業側の希望がマッチする場合、面接に呼んでもらえる確率が高まります。

現職に退職の意向を伝えておらず、明確な入社希望日を設定できない場合はその旨も伝えておきましょう。

ワーママ転職における履歴書作成時のポイント

ワーママが転職する際は、履歴書・職務経歴書などの書類でいかに好印象を与えるかが重要です。基本的なビジネスマナーをおさえながら自分のアピールもかなうポイントを、下記で確認していきましょう。

扶養家族欄に要注意

扶養家族欄は意外と間違いが多いため、注意して記載しましょう。

扶養家族は、転職をする人(自分自身)が家族の何人を扶養しているか書く欄です。基本的に扶養は世帯で最も収入の高い人に加えるため、パパよりもママの年収が高く、子供の保険証がママの会社発行のものになっていれば扶養家族に加えましょう。

反対に、子供がパパの扶養に入っている場合、扶養家族欄はゼロにします。同居家族と扶養家族の違いを明確にしておくことがポイントです。

希望ばかり羅列しすぎない

就労時間・働き方・希望する職種や配属先・年収条件など、ありとあらゆる希望を出してしまうと制約が多い印象を与えてしまいます。少し話し合ってお互いに譲歩すれば内定が得られる場合でも、あらかじめ履歴書に書いてあることは譲れない条件とみなされ、書類で落とされてしまう可能性が高くなるのです。

そのため、絶対に欠かせない条件だけをひとつかふたつ書くよう意識してみましょう。どうしても希望条件が多い場合、転職エージェントを使うなど工夫し、書類選考前にある程度の条件交渉をしていくことがおすすめです。

子供がいることをネガティブに書かない

子持ち転職はハンディだと感じやすいものの、必要以上に恐縮する必要がありません。

「大変申し訳ありませんが、子供がいるため時短を希望したい」

「子供の急な体調不良などでお休みをいただく可能性があります」

などネガティブに見えるアピールはせず、希望事項だけ簡潔に書いておきましょう。とはいえ、子供がいることを理由に時短勤務など希望を出すこと自体は問題ありません。

簡潔な自己PR以外は職務経歴書に盛り込む

履歴書には自己PR欄や自由記述欄が設けられていることが多く、簡潔にアピールしたいときに便利です。

しかし、履歴書はあくまでも学歴・職歴・保有資格など自分の基本プロフィールを記載する書類であり、自己PRの場ではないと思っていた方がよいでしょう。詳細は職務経歴書に盛り込み、実務経験・実績・スキル・知識などをアピールするのがおすすめです。

履歴書と職務経歴書の内容に齟齬がないか確認しながら、作成していきましょう。

履歴書作成に悩んだら転職エージェントの利用がおすすめ

履歴書作成に悩んだら、ワーママ特化型の転職エージェントに相談するのがおすすめです。下記では、ワーママ特化型の転職エージェントならではのメリットを解説します。

履歴書・職務経歴書を添削してくれる

転職エージェントでは、履歴書はもちろん職務経歴書・スキルシートを添削してくれます。ビジネスマナーの点で違和感がないかチェックしてもらえることはもちろん、自分の強みを最大限アピールする選考書類づくりがしたいときに便利です。

また、子育てに関連して会社に相談したいことの書き方や、退職理由の書き方、浪人・留年・中退・留学・空白期間など懸念事項の書き方などを質問することもできます。書類選考に通らないと面接へ進むことはできないため、あらかじめ万全の準備をしておきましょう。

ワーママが働きやすい求人が多い

ワーママ特化型転職エージェントには、ワーママが働きやすい求人が多数集まります。入社してすぐ時短勤務できたり、フレックスタイム制度が使えたり、柔軟な働き方ができる企業の求人もあるでしょう。

また、採用担当者もワーママから応募があることを承知して求人を出しているため、子育てに伴う相談事をしやすいことが多いです。「子育てに理解のある会社」を求めている人ほど、ワーママ特化型転職エージェントの利用がおすすめです。

希望に合う案件を優先して紹介してくれる

「17時までに退社したい」「残業の少ない企業に応募したい」など、ワーママは会社にお願いする項目が多くなりがちです。ワーママ特化型転職エージェントであれば希望に合う案件を優先して紹介してくれるため、紹介された後のミスマッチが少なめです。複数希望がある人でも、安心して利用できるでしょう。

また、採用担当者と直接交渉する必要がなく、転職活動時のストレスを軽減しやすいこともメリットです。

細かな条件について応募先企業に相談・交渉してくれる

求人要項だけ見ると条件に合わなさそうな会社であっても、転職エージェント経由で交渉できる可能性があります。「御社が求める人物像やスキルイメージにマッチする人材なので、あと30分時短勤務できないか」など、採用担当者に相談してくれることもあるでしょう。

自分ひとりで転職活動するときには応募をあきらめてしまう求人にも、チャレンジできるかもしれないのです。選択肢を広げ、妥協しない転職活動をしたいときにこそ頼もしい存在となりそうです。

ポジティブに聞こえる自己PRを一緒に考えてくれる

「子育て中である」ということをネガティブにとらえ、積極的な自己PRができないワーママは意外と多いもの。しかしワーママ特化型転職エージェントであれば、ためらいがちなワーママの心理も理解したうえで自己PRづくりをサポートしてくれます。

過去の職歴・業務内容・成果・自分が実行してきた工夫や対処はもちろん、「どんな仕事に喜びを感じるか」「やりがいを感じるのはどんなときか」など詳しくヒアリングしてくれるため、自分でも気づかなかった企業探しの軸が見えてくるかもしれません。選考通過率を上げるきっかけにもなるため、転職活動に行き詰まりそうなときこそ利用してみましょう。

現職に関する相談(引き留め対応・引継ぎ期間)の相談ができる

転職エージェントでは、企業探しや自己PRづくりだけでなく現職に関する相談も可能です。

「現職から強く引き留められていてなかなか転職活動に踏み出せない」

「引継ぎに数ヶ月かかりそうで、内定をもらってもいつ入社できるか不安」

など、気になることは何でも相談してみましょう。現職との交渉方法をアドバイスしてもらえたり、転職先に相談して入社時期を延ばしてもらえたり、さまざまな手を提案してくれます。ひとりで交渉するときより心強いことも、転職エージェント活用のメリットとなるでしょう。

まとめ

転職時の第一印象をつくるのは、履歴書・職務経歴書などの応募書類です。いかに好印象を与える履歴書をつくれるかが、転職成功のカギとなるでしょう。また、入社してすぐ時短勤務にするなど企業側にお願いしたいことがある場合、「子育て中のため」など理由を記載することも大切です。

リアルミーキャリアでは、ワーママが転職する際の履歴書づくりをサポートしています。ワーママ向けの案件も多数紹介しているため、転職活動にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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