仕事・家事・育児に追われるワーママは、毎日を過ごすだけで精一杯!ときには「ワーママを辞めて楽になりたい!」と感じることもあるのではないでしょうか。
しかし、仕事を辞めて本当に後悔しないかためらうことも多いはず。
今回は、ワーママを辞めたら後悔するのか検証していきましょう。辞める前に考えたいポイントや今のストレスを解消する方法にも触れるため、キャリアとの両立に悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
もくじ
多くのワーママが「仕事を辞めたい!」と感じるときには、共通したストレスが生じていることが多いです。特に下記のようなストレスが蓄積すると、思わず辞めたいと感じることが増えるでしょう。
自分にも当てはまるポイントがあれば、要注意です。
子どもと向き合う時間が足りないと、仕事を辞めて子育てに専念した方がよいのでは?と感じやすくなります。保育園のお迎えに行ってから寝かしつけまでがノンストップで一緒に遊んであげられないときや、構ってほしそうな素振りを精一杯隠そうとしている子どもの姿を見たときは、思わず罪悪感に駆られることもあるでしょう。
パパに任せて休日出勤するときや、おじいちゃんおばあちゃんと過ごす時間の方が長くなっているときも同様です。「もっとママらしいことをしてあげたい!」と感じたときには、仕事を邪魔に感じてしまうこともありそうですね。
精一杯頑張っていても思うように成果が上がらず、上司に認めてもらえないときは気持ちが折れそうになります。頑張りに見合った人事評価がされず昇進・昇格のチャンスがないときも、同じ気持ちを抱きます。
こうした悩みは、人との比較からくることが多いでしょう。「育休から復帰したら、昔の後輩が上司になっていた」「隣の部署にいるワーママはどんどん昇格しているのに、自分だけ何年間も据え置きのまま」など、気になることがあるとさらにモチベーションが下がります。
ワーママを続ける意義を見いだせなくなったときも、辞めてしまいやすいタイミングだと把握しておきましょう。
業務内容や職場の人間関係がストレスなときも、辞めたくなってしまうものです。
例えば、繁忙期かどうか関係なく常に忙しすぎたり、明らかに自分にばかり業務が集中しているときは、行き場のないイライラが出るかもしれません。また、パワハラ・セクハラ・職場いじめ・悪口など人間関係での深刻なトラブルはもちろん、ちょっとしたミスコミュニケーションが原因のクレームが多いときも疲れます。
いざメンタルを病んでしまうと、突発的な退職をせざるを得なかったり家庭に影響が出たりすることも多いです。自分を追い込みすぎないよう、転職なども視野に入れながら早めの対策を心がけていきましょう。
多忙を極める仕事をこなし、帰宅してからも家事や育児に追われていると、どうしても疲れが蓄積しやすくなります。
寝不足で疲れが取れなかったり、寝ても寝ても回復しなかったりする場合、日中の集中力も失われてしまうでしょう。簡単なミスやトラブルが増え、「職場に迷惑をかけている」と落ち込んでしまうことも考えられます。
「ゆっくり寝る時間がほしい!」と感じたときこそ、ワーママを辞めたいと考えるのかもしれません。
ワーママは、自分ひとりの時間を確保できないことも多いです。仕事は上司や同僚に気を使い、家庭では常に子どもや家族のことを気にかけ、気持ち的にも疲れてしまうでしょう。自分の趣味やリラックスに充てる時間が少なく、ストレスを抱えることも少なくありません。
「仕事さえ辞めれば少し楽になるはず」と希望的な考え方が強まると、退職を検討しやすくなるのです。
家事や育児の負担が自分にかたよってると、同じように働いているパパとの不公平感に悩まされがちです。「なぜ私だけこんなに頑張っているの?」と感じたり、寝不足が積み重なったり、ストレスを感じることが増えるでしょう。
どうせ家事も育児も避けられないなら、少しでも負担を楽にするためにワーママを辞めたいと感じるのも自然なことです。
しかし、本当にワーママを辞めてもいいか、ワーママを辞めることが根本的な解決になるのかなど、十分シミュレーションして後悔のない選択をしていきましょう。
ワーママが仕事を辞めたくなったときでも、事前に考えておきたいポイントがあります。後悔しないためにも、突発的に辞めたくなる気持ちをグッとこらえ、本当に辞めてもいいか検討を重ねましょう。
まず、生活を支えられる十分な世帯収入があるかを計算します。金銭的に無理が生じないかシミュレーションし、家計に対する影響度合いを計ります。
また、教育費・住宅費・老後費用など今後かかってくるお金のことも考え、貯蓄プランを練ることも大切です。
パパの収入のみに頼るリスクも承知しておく必要があります。万が一パパが働けなくなったときのことや、自分で稼いでいないうしろめたさや不安なども十分加味したうえで判断することをおすすめします。
一度ワーママが仕事を辞めてしまうと、正社員として再就職するのは至難の業です。
正社員は特に勤続年数・実務経験・キャリア・実績を重視して採用される傾向にあり、アピールできるのが昔のことばかりだと説得力が減ってしまいます。パートの再就職先しか見つからず、年齢とともにどんどんキャリアダウンしてしまう可能性もあるでしょう。
もちろん、今後ずっと専業主婦をする場合やパートだけで十分な世帯収入に届く場合は問題ありません。
しかし、万が一のリスクに備えたい・金銭的に負担のない子育てがしたい・自分自身のキャリアも諦めきれない、という場合は、安易に辞めるのは危険なのです。
ワーママが仕事を辞めても社会とのつながりがあるか、自分が置かれた環境をもう一度見渡してみましょう。意外にも、仕事を辞めたことで孤立感を覚える人は多いものです。
社会とのつながりがない・子連れで参加できるママサークルが見当たらない・専業主婦の友達が少ない、という場合は社会から取り残されたような感覚におちいるかもしれません。誰かと話せる環境がなくなるとかえってつらくなる可能性もあるため、慎重に判断したいポイントです。
ごく一部の認可外保育園を除き、基本的にワーママが仕事を辞めると同時に保育園は退園になります。保育園は就労・傷病・介護などの理由で保育に欠ける子どもの面倒を見るための福祉サービスであり、パパママどちらか一方でも仕事を辞めてしまうと利用要件を満たせず退園となってしまうのです。そのため、仕事を辞めたら幼稚園への転園が不可欠となるでしょう。
しかし、近隣の幼稚園に空きが見つからない場合、子どもの居場所がなくなる恐れがあります。慣れ親しんだ園・友達・先生と離れるリスクも考え、自分だけでなく家族のことも考えて働き方を決めていきましょう。
仕事を辞めたいと感じる根本的な原因が「働くこと」そのものにあるか、改めて考えてみましょう。業務量の多さ・人間関係の悪さなど会社が原因の場合、働くことそのものには不満を感じていないことも多いです。
転職をして理想的な働き方ができれば、むしろ働くやりがいや楽しさを実感できるかもしれません。
同様に、家事・育児の負担割合がおかしいなど家庭が原因の場合も、仕事を辞めて後悔するケースが多いです。「家族でもっと話し合えばよかった」「私だけキャリアを諦めた」などの不満が残りやすく、家庭生活にヒビが入ることもあるため注意しておきましょう。
ワーママが仕事を辞めたいと感じる原因が「働くこと」そのものではなく会社にある場合、転職するのがおすすめです。
下記では、ワーママ転職に成功したときのメリットを紹介します。近年はワーママ特化型の転職エージェントなどもあり、理想的な求人探しがしやすくなっているため諦めずにチャレンジしてみましょう。
転職する場合、ワーママにとって働きやすい環境を重視する人が多いです。時短勤務できる、フレックスタイム制度やテレワークができる、残業・休日出勤・土日祝日勤務・出張がないなど、ワーママでも無理なく働ける企業は意外とたくさんあるものです。なかには異動や転勤の可能性がない会社もあり、長く働ける環境に身を置けるでしょう。
特に、今の会社が子育てとの両立に向いていないと感じる人は、転職を視野に入れてみることが大切です。無理に働き続けてストレスを溜めるより、ストレスフリーに働ける場を優先していきましょう。
今の仕事にやりがいがない、マミートラックに突入していてなかなか評価されないなど、仕事の質に悩んでいる人にも転職がおすすめです。
自分のスキルや経験を最大限活かせる会社に転職すれば、高く評価してもらえる可能性があるでしょう。また、少し難しい仕事にチャレンジできたり裁量のある仕事を任せてもらえたり、大きなやりがいにつながります。
キャリアアップできない徒労感からワーママをあきらめそうになっている人は、よりチャレンジングな環境を求めて転職してみましょう。
転職して仕事を続けることができれば収入を確保できるため、生活レベルを下げずに済みます。未就学児のうちはあまり子育てにお金がかからなくても、今後進級・進学するにつれて習い事・部活・塾代・お小遣いなど出費が増えていくでしょう。マイホームを買って住宅ローンを組んだり、親の介護や自分たちの老後に向けた貯金をしたり、お金関連の悩みは増えていきます。
そんなときでも、夫婦共働きによるダブルインカムがあればリスクを減らせます。旅行や外食ができる余裕も生まれやすくなるため、金銭面でもワーママ転職を成功させるメリットがあると言えるでしょう。
ワーママは日々忙しく、つい退職が頭をよぎることもあるでしょう。しかし辞めてから後悔する人も多く、また正社員に戻ろうと思っても元のようなキャリアを手にできないことも多いです。
自分にとってメリット・デメリットどちらの方が多いのか、辞めることで生じるデメリットをカバーできそうか、きちんとシミュレーションしておきましょう。
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